
No.14ベストアンサー
- 回答日時:
#9です。
お礼ありがとうございます。>そうなんですけど、いっぱい妃がいても偏るじゃないですか。そんなの名君たるもののふるまいではないのでは?
近代以前のお話ですよね。#9にも説明しましたがこの時代は現代とは価値観が根本的に違います。
この時代「妃をいっぱい抱えられる」こと時代が名君の条件だったのです。ほかにも男性なら腕のいい職人や芸術家を招き、食事を与え作品を作るための時間や場所、材料費などを出すのが名君(よい領主)の条件でした。
「女性は子供を産む道具」この言い方をすると現代では批判されますが、当時はこれが普通の価値感だったし、同時に「男性は兵士で俺を守るか、モノを作って社会に還元する」もので、どちらも「君主または領主はそれをサポートする」のが仕事でした。
そして、#9に書いたように君主・領主は「自分の息子がいることが、自分の領地の人たちの幸せにつながる」ので、当然「妃をたくさん抱えることで、息子が生まれて成人することにつながる」わけです。
ちなみに、徳川8代将軍吉宗は財政改革で大奥の女性達をだいぶ解雇しましたが、その時に「器量のよい女性・または芸事が上手な女性から解雇しろ」と言ったそうです。
なぜなら《器量よし、芸良しなら、嫁の貰い手もすぐにつくし、商売で食っていける》からで、器量がよくない(つまり行き場のない)女性達を保護することを優先したわけです。
それでも日本は女性にも財産権や相続権があったので、それなりに暮らしを立てることができましたが、欧米をはじめ大陸のほとんどの国では《女性に財産権や相続権を与えない》ものだったので「妃を召し抱えること」自体が君主のやるべきことです。
「愛があるかどうか」は重要ではないし、当時は日本に限らず、有力家系同士の政略結婚や人質としての結婚がほとんどなので偏るとかあまり気にしていませんし、それは君主の器量・度量とは関係なかったです。
No.12
- 回答日時:
産ませよう、というのもありますが
産みたいてのも、あるのです。
嫡子を産めば、その女性の権力が
大きくなるからです。
女性のバックにいる勢力の力も
大きくなります。
だから、皆競って大奥に入りたがるし
入れば、産もうとする。
本人にその気が無くても、周りが
やいのかいの、と圧力をかける。
上に立つものとして、自身の好みなどは自身で
統制して、均等になるよう配慮するのが名君ではないですか?
↑
8代将軍吉宗は、行政改革として
大奥を縮小整理しましたね。
No.9
- 回答日時:
近代以前、ということで回答します。
最大限の理由は「どうやって自分達の財産を守り、生活を成り立たせ、子供を育てるのか」という所に直結しています。なので「非人間的」ということにはまったくなりません。
そのためには「男は武装し、女は子供を産む」ということをしなければならなかったのが近代以前で、当然ですが「男の子が生まれないと武装して自分達の財産や生活を維持することはできない」わけです。
なので「男の子を産む」というのは非常に重要なことであったし、女性も「男の子を産む」からこそ安定した生活を手に入れることができたのです。女性自身の生活の安定のために「子供を産む」のですから、非人間的ではありません。
そして近代以前の子供の死亡率を見てみると
・生まれる前の流産・死産が10%程度
・生後1年以内に15%死亡
・生後1歳~5歳までにさらに10%死亡
で妊娠からみれば5歳までの3割以上死にます。
さらに15歳成人になれるのが半分ぐらいということですから5歳~15歳までの死亡率も15%ぐらいあったわけです。
そしてもう一つ見逃せないのが、妊婦と出産後の死亡が20%程度、であったと言われていることです。
これを組み合わせると江戸時代でも一人の女性の平均出産率は5~7人程度と言われていますが、個人を見ると、初産か一人も産まずに死んでしまう女性が20%程度いたわけで、出産は都度20%の死亡率ですから、5人産むと計算上は全員死んでしまいます。
つまり「そもそも子供を何人も産んで生き残れる女性の数はかなり少なかった」のです。(妊娠中に死亡する場合があることを忘れないでください)
そして、その子供も成人するのは生まれた子供の半分程度、そのうち男子は半分ですから、一人の女性が4人産んでも男児は2人、うち15歳まで生き残るのは1人、もちろん20歳ぐらいまでに死ぬ確率も結構高いです。
となると、どうしても男子は3人から4人欲しいです。ということは4人産んでくれる母親は最低4人必要という計算になります。その4人のうち、1名か2名は3人産むか産まない程度妊娠中または産後に死亡するので、一人の男性の跡継ぎを確保しようとすれば最低6人の女性に子供を産んでもらわないといけない、ということになります。
これは計算上ですから、運よく正室が数名男子ばかり産んで、全員成人になれば側室は不要になります。
逆に正室が子供を産めない、または人質同然の政略結婚で子供を産まない、なら側室は6人以上必要になります。
跡継ぎの男の子が居なければ、その家は相続して継続できなくなります。領主の家柄だと、その家が保証している家来たちの田畑や財産も保証できなくなります。
近代以前は「男の子が生まれないと、みんな生活に困る」ものだったのです。
No.7
- 回答日時:
正妻や高位の妃は、有力者の娘を貰って政治を安定させることが君主の役割。
有力者の娘の出産は、その後の政治情勢に絡むので、どの有力者の娘である妻に子を産ませるかは慎重に配慮する必要があるケースが多かった。例えば、幕府の将軍たちは、朝廷との結びつきを重視して天皇や摂関家から皇后を迎えることも多かったが、その場合は、皇后が子を産んでその子が次期将軍になってしまうと、朝廷の力が強まりかねないので、基本的には皇后とはSEXしない将軍も多かった。
高位者の多妻は、自分が多妻にしたくて多妻にしている訳じゃない。しかも皇子の誕生は、その後の政治情勢に大きく絡んでくるとなれば、誰に産ませるかは大いに慎重にならざるを得ない。
均等に配慮するなんてそんな甘い世界ではないのですよ。
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