
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
「ダークエネルギー」なんてもんが勝手に湧き出すと、おっしゃる通り「エネルギー保存則」と矛盾する。
で、その「エネルギー保存則」は、時間に関する並進対称性、すなわち「物理法則が時間の経過とともに変化する、ということはない」という前提からネーターの定理によって導かれる予想です。だから湧き出す「ダークエネルギー」を考えるってことは「物理法則が時間の経過とともに変化する」と認めるってことでもあります。とは言ってもナンデモアリってことではなくて、どんな変化がどの程度生じるという話なのかを検討しないといかんですね。ことに、物理学で定数とされているものの値がジワジワ変化しているんじゃないか、という仮説は様々な実験・観測でチェックされています。上限(変化はあったとしても●●以下である)を示した実験・観測の報告もあるし、変化している兆候かもしれないと解釈できる天体観測結果の報告もあるにはあります。
個人的オキニイリは「時間の経過とともに真空中の光速が変化していると仮定すると、宇宙論のイロイロな不思議が説明できちゃうかも(VSL)」という話です。ただのヨタなのか案外アタリなのかはまだ分からないですけどね。
光速変動理論というものらしいですね。
まさにこの「光速度不変の原理」に異議を唱え、「初期宇宙においては、光は今よりも速く伝わったのではないか」という「光速変動理論(Varying Speed of Light)」を提唱したのだ。本書はそんな「VSL理論」についての本なのだが、著者はこの理論について人に話すと、気まずい沈黙が流れたり、「とても馬鹿げた(Very SiLly)」の略だろうと言われることもあったそうだ。
中略
アインシュタイン博士その人も、「光速が変化する」という考えを持っていた、とのことです。
でも、素朴に考えて、もし光速変動理論が正しければ、e=mc^2のcの値が変動するのでややこしくなって、今までのcが一定であるとした数々の実験結果と合わない気がします。
https://honsuki.jp/review/13348/index.html
No.5
- 回答日時:
> 今までのcが一定であるとした数々の実験結果と合わない気が
実験はcの変化がなくなって「cが一定」になったあとでしかやってないから矛盾は出ないでしょう。cがうんと大きかった(かもしれない)時代の影響はもっぱら天体観測に現れるわけで、観測結果の奇妙キテレツさを「インフレーション」やら「ダークエネルギー」で説明するよりはずっと自然ではなかろうか、と。また、cがどうやって決まり、どう変化し、なぜ今は「cが一定」になっているかを説明するにあたっては、何らか相転移的なメカニズムを考える必要があるだろうなと思いますんで、今後に期待。
・ダークエネルギーは、エネルギー保存則を満たさない。
・そのような物理現象は、他にない。
・ダークエネルギーの発生源は不明。
でも
・ダークエネルギーが存在する
と主張するのは、矛盾はないですか?
偉い人が、そう言っている=つべこ抜かさず、兎に角、その通りなんじゃ=それが、世の中の常識じゃ、、ということでしょうか?
アインシュタイン方程式の宇宙項を、膨張宇宙論によってアインシュタイン博士は一旦取り外しました。加速膨張宇宙論によって、宇宙項(=ダークエネルギー)をまた復活させる必要があります。
アインシュタイン博士は、結局、間違いを犯したということでしょうか?
No.2
- 回答日時:
いえ。
ビッグバンによりそのまま膨張しているだけです。現在の主流の考え方ではビッグバンにより膨張しつづけて最高潮に達したら、収縮に向かうという考え方です。銀河の星々、あらゆる引力により膨張する力は徐々に弱まるはずと思われていますが、昔の想定よりその力は弱いようで、場合によっては収縮に向かわない可能性もあるそうです。
風船はあくまで例えで、ゴム皮を持った風船そのものではありません。
膨張を減衰させる力はあくまで宇宙内部の物質の引力であり、宇宙にゴム皮が存在するわけでは無いのです。
というのが私の理解です。專門の方から見て間違えていたらすません。
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そのエネルギーは,無から生まれるのでしょうか?
そうしますと、エネルギー保存則に抵触(違反)しませんか?
>なの、誰にも分からない事は常識です。
常識と仰ってられますが、「実験で完全に実証された訳ではない仮説の段階」ではないでしょうか?
宇宙論にほころびが生じて、将来、ダークエネルギーが存在しない可能性も十分にありうると思います。
https://www.nikkei-science.com/202104_023.html
>そんな事、天文を少しかじればアホでも分かります
「常識」と「仮説段階の1つの可能性であること」を理解して区別して捉える人こそ、アホではないのではないでしょうか?
ハッブルの観測による膨張宇宙論は、(慣性の法則による)惰性で膨張しているのだな、、と納得してました。(多分、アインシュタインン博士も、膨張宇宙論には納得。でも加速膨張となると話は別のはず?)
パールムッター等の発見は、赤方偏移していることが事実であり、その事実から安易に宇宙が「加速」膨張していると短絡的に考えるのはおかしいと感じています。
同時に、無から生まれるダークエネルギーも、おかしい。
>なぜ今は「cが一定」になっているかを説明するにあたっては、何らか相転移的なメカニズムを考える必要があるだろうなと思いますんで、今後に期待。
相転移が登場すると「インフレーション」が、また出てきそうな気がします。それ以外、イメージが沸かないです。
追伸
実はアインシュタインも、「光速が変動する理論」を考えたことがあるという。
とあります。でもアインシュタイン博士は、そのアイデアが間違いだと気がついた訳です。
だから(その根拠は知らないがアインシュタイン博士が言うから)「光速が変動する理論」は間違いだ!というと、偉い人が「ダークエネルギーが存在して宇宙は加速膨張する」と言っているから、(根拠は知らないが兎に角)正しいという人達と、同類になりますが、、
グルグル、ループします。笑
https://honsuki.jp/review/13348/index.html