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定常宇宙論(宇宙は無限の過去からマクロスケールではその姿が一定であるor 膨張は認めるが物質やエネルギー密度が一定である。そのため水素原子を生み出すC場を仮定する理論)とビッグバン宇宙モデルの折衷案として、宇宙は無限の過去から膨張と収縮を繰り返してきたとするサイクリック宇宙論があるようです。他にも、サイクル自体は有限回とする理論や、エキピロティック宇宙モデルなど、色々あるようですが。ここで、無限回サイクル宇宙モデルに対する、哲学的ともいえるかもしれない反対論があります。

「もし、宇宙が無限の過去から膨張収縮のサイクルを繰り返しているとすると、無限の過去から現段階の宇宙サイクルに到達するには無限の時間がかかることになるため、いつまで経っても現在に達せない。さらに、エントロピーの増大効果により、一回ごとのサイクル周期がどんどん伸びてしまうという問題も起きてくる」

この反論は、ある文献で知ったのですが、宇宙物理学において、宇宙背景放射などと並び、定常宇宙論やサイクリック宇宙論に反対する主要な根拠の一つとなっているのでしょうか?

A 回答 (1件)

定常宇宙論はご存じのように、宇宙背景放射の説明ができなかったため、いまや完全に見捨てられています。



サイクリック宇宙論はスーパーストリングス理論を宇宙にあてはめて考えたものです。C場を仮定している定常宇宙論とは全く異なるものであり、両宇宙論の折衷案でもなんでもありません。

そもそもスーパーストリングス理論すら多くの科学者が挑戦していますが、まだまだ完成するには至っていません。

ですのでサイクリック宇宙論そのものも「海のものとも山のものともわからない」状態ですよ。
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