No.4
- 回答日時:
○例えば、室生犀星の有名な詩に有名な次のフレーズがあります
×例えば、室生犀星の有名な詩「小景異情(その二)」に有名な次のフレーズがあります
うっかり詩の題名を忘れて失礼な引用になってしまいました。詩集『叙情小曲集』に掲載されている「小景異情(その二)」です。
また有名なものだからと省きましたが、やはりきちんと出典を書きますと「月は東に日は西に」は与謝蕪村の句『菜の花や月は東に日は西に』の中のフレーズです。
最近は漫画の題名になっているとかで、そちらの方が有名ですが。
※室生犀星はまだ没後50年経っていないので、詩の全文は掲載できません。
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
No2です。
>切れ字ですね?
そうですね。
ところで、一つの俳句に使われる表現技法は一つだ、と思い込んではいませんか?いえいえそんなことはないんですよ。全く技巧的な表現がみられないものもあれば、たくさんの技巧が使われているものもあります。
事実、この有名な句は、人によってはテクニック遊びだと批判する人もいるくらい(そんな人は極々少数で、実際には水原秋櫻子の代表作とされていますが)技巧的なんですよ。
この俳句は、目を閉じても、情景をまざまざと美しい色で思い浮かべることができますよね?それは何が根拠かな?
また、表現技法だけでなく大意にもかかわるのですが、次の部分をどう訳しましたか?「群青世界とどろけり」
群青が世界に とどろいたことだよ
群青世界が とどろいたことだよ
どうとるかで使われている表現技法も変わってきます。と言うよりも、使われている表現技法のうけとり方で、意味が変わってくるというか……。
この句は研究家が多いので大筋でこう考える……というものがあるようですが、俳人に表現の自由がある以上、読み手にも自由に読み取り想像する自由があります。あからさまな間違いでなければ、色々発想していいんですよ。自分なりに考えてみてくださいね。
※例えば、室生犀星の有名な詩に有名な次のフレーズがあります
「ふるさとは遠きにありて思うもの」
この故郷について、室生犀星の研究家で実際に親交があった学者先生が、『都会で、幼少の頃に良い思い出のなかった作者が、その心境を詠んだ(現実には故郷に戻っていない)』と解釈したために、長くそのように思われていたのです。
ところが最近では「よしやうらぶれて異土の乞食になるとても帰るところにあるまじや」を踏まえて、
『実際に故郷に帰ってきてみれば、厄介者扱いされて辛いことばかりだ、こんなことなら都会で故郷の事を懐かしんで悲しんでいた方がどんなによかったか…』と訳すことが主流になっています。
つまり、偉い学者が言うことがいつも正しいとは限らないのです。あなたなりの解釈をしてみましょう。
ところで、豆知識ですが、この句の季語はどうとらえましたか?
実は、この句が発表された当時、この句で季語とされているものは、季語の扱いをされていませんでした。
だって年がら年中そこに存在するものでしょう?
夏の季語として周知されるようになったのは、この句が発表され絶賛されたからだと言われています。そうでなければ、この句は「季なし」のルール破りと思われていたかもしれません。
自由律俳句で有名な山頭火なら俳句の季語なしは当然でしょうが、水原秋櫻子はそうじゃないですからね。
No.2
- 回答日時:
俳句に良く用いられる表現技法について簡単にまとめてみました。
お尋ねの句に使われている表現技法は、ここでは書きません。できれば自分で考えてみてくれると嬉しいです。
【切れ字】
かな けり ぞ や らん ぬ 等
これらを使うと俳句の流れがプッと途切れます。意味的にもそこで文が終わる形になりますから、最後に使えば感動の余韻をのばしたり句の調子が調います。
また、作者が感動し強調したい部分に、この「切れ字」を使うことで、そこにより注目を集めることができます。また句の途中で使うと倒置法のように使えます。
【字余り】【字足らず】
俳句は、五・七・五の音数で出来ています。
日本人は古くからこの五音や七音に親しんでいますから、耳が自然にこの調子を好みます。だから、逆に音数が多かったり少なかったりすると、不自然に聞こえます。
音楽でいう不協和音です。耳障りでは有りますが、だからこそ、ふっとそれを使われるとその言葉に注目が集まり、作者の感動の強調が伝わります。
【歴史的仮名遣い】
「ゐる→いる」「てふ→ちょう」など
平安時代頃の日本で使われていた仮名遣いを使うことで、古式ゆかしい歴史を感じさせる表現になります。
【体言止め】
普通、名詞(体言)には助詞や助動詞がつきます。それがないとやはり、そこでプッと切れた感じがして、感動が強調されます。
【倒置法】
主語と述語の関係や、修飾語と修飾される語との関係をひっくりかえして注目させ感動をうみだす方法。
「すがしといねつ たるみたれども(清々しいと思って見眠りましたよ、ちょっとたるんでいたけれども)」
【対句】
対(つい)になる言葉で表現すること。「月は東に日は西に」などは有名ですね。
【色彩表現】
俳句は文字ですが、いろいろな色彩表現を用いることで、よりそのものが瞼に浮かんでくるように表現したり、色の組み合わせやコントラストを楽しみます。
【比喩】
みたて、ともいいますが、作者が何か感じたものを別のものに喩えることで、感動を普遍化したり表現を膨らませたりします。
「……ごとし」「……ような」などを使う場合は、すぐに比喩だと分かるので「直喩(明喩)」。使わないものを「隠喩(暗喩)」と言います。
【擬人法】
人ではないものを人のように例える方法。
【擬音語】
物音を文字で表現すること。
【擬声語】(擬音語に入れてしまうこともある)
動物の鳴き声などを文字で表現すること。
【擬態語】
物事の状態や様子を、あたかも音のように表現すること。
ざっと思い出せたのはこれぐらいです。他にもまだまだあるとは思いますが。
これらを考えると、おのずと、何の表現が使われているか分かりますよね?
そしてそのような表現を使われている所は、作者の感動がつまった所と考えていいのです。
詳しくは、国語の参考書とか便覧などを参考にしてください。
No.1
- 回答日時:
やりましたやりました
同じの
ちなみに水原秋桜子です「原」です
表現技法?
1、比喩
2、体言止め
3、倒置法なんかじゃないの?
1の比喩はわかるよね
隠喩とか直喩とかも知っとくといい
2の体言止め、わかるようにいえば名詞止め
例としてあげれば
柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺
の法隆寺
3の倒置法
これもわかってないと
例としてあげれば
行くよ!○○に!(俳句じゃないけど)
こんな感じが表現技法
まあ中三になってわかってないとまずいぞ
以上
偉そうな中三のボーカルでした
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