
No.5ベストアンサー
- 回答日時:
#3です。
補足拝見しました。質問者様のいう「分かりにくい」には同意しますが、同時に「どうやってもわかりやすくはならない」ということを説明したいと思います。
理由は「文章を作った時代から時間が経つと別の問題についても解釈しなければならなくなるから」です。
まず、当たり前の話ですが、どんな文章でも法律でも「作った時に想定していなかった問題が出てくる」わけです。たとえば民法ができてから150年ぐらいたって、選択的夫婦別姓制度の問題が出てくるのは「時代によって価値観が変わる」からです。
憲法の歴史を見てみると次のような事例があります。
一つは日照権です。現行憲法には日照権なんて書いてありません。しかし憲法25条には「国民が文化的な生活を営む権利」という条文があり「日照権」が入るかどうかについて、高度成長期つまり高層マンションが増えるにしたがって争いになりました。
25条の文面は誰が見ても納得で誤解する文章は一つもないにもかかわらず「ある事象がそれに当てはまるか?否か?」については論争が起きるのです。
夫婦別姓制度も裁判所が「憲法違反状態」と判断していますよね。これも最近の話です。
また軍隊に関しては、明治憲法の「統帥権」に関して、昭和になってから軍部がこの規定を悪用し、軍部が政治を壟断したこともありました。
(総帥権干犯でググってみてください)
この統帥権も明治憲法を作った時は、維新からの親政政府では「天皇の大権」として当たり前の意味であり、憲法発布時には「内閣の輔弼のうち」だったのに、昭和の軍部はそれをわざと読み違えて悪用したわけです。
いや、昭和の軍部からすれば「悪用ではなく日本国を守るために必要な解釈変更」だったのでしょう。しかし結果は大平洋戦争での多大な犠牲の上での敗北です。
こういうように法律の文章と言うのは「書いた時代の当たり前の価値感」を反映しているのですが、時代が変わると「それが当たり前かどうか議論になる」のです。
今の日本で9条が分かりにくいのは「今の国際情勢と合わない」からです。
なので《今の国際情勢に合わせて、わかりやすく文章を変える》としても、80年後このご質問と同じように「分かりにくい」と議論になる可能性は高いわけです。
そこを踏まえれば「今わかりやすい法律文章」というのは、将来もわかりやすいかどうかに全くつながりません。
だからこそ法律家が「こういう理由でこういう法理に基づいて書かれた文章であり、その目的に合った内容かどうかを常に精査する」のです。
質問者様の言いたいことは分かりますが、しかし「憲法を含めて法律の文章を簡単に書く」というのはすごく難しい事なのです。
その上で、
>そもそもあんまり分かりにくかったら、憲法改正したくても、国民投票のやりようが無いじゃないですか?
について回答すると、
それなら9条自体を全体改正する方向で国民がひろく議論すればいいだけの話です。
>しかし9条という議論のメッカになる条文が分かりにくい、というのは、国の体制として健全と思えないですね〜
実際今の9条だって敗戦当時の日本人は戦争が本当に嫌になって「何があっても戦争だけはダメだ」という意識を共有していたので、当時の国民にとって9条はわかりやすかったし、納得していたのです。
しかし、戦後80年も経つと国際環境が変わります。敗戦当時の日本は(いや世界中が)「戦争はもうしない」と思っていたし、そのために国連という仕組みも作ったわけですが、しかし米ソ冷戦はすぐに起きたし、それすらもソ連崩壊という形で決着し25年経っています。
日本の周辺環境も、敗戦時は貧乏国だった共産党中国が大国になり、日本の独立を脅かすようになるとは80年前には誰も想定していなかったわけです。
だから今の憲法は「分かりにくい」と言うより《敗戦当時の価値感や理想である「戦争はダメ」という理念を共有しつつ、日本の存続や独立を維持するためにどのような文章がいいのか?》というテーマで考えるべきだと思います。
そのためにはもちろん法律家(特に憲法学者)の知識を国民が共有する必要がありますし、日本国民は「今と将来について責任を持つ」形で議論する必要があります。
>自衛のために強い兵器を持つ、程度のことは「分かりやすい話」だと思って、そんなのは法律の専門家じゃなくても分かる話です。
上記を踏まえると、「日本の将来に責任を持った議論」が紛糾するのは間違いないでしょう。
なぜなら「自衛のための強い兵器」という価値観も、人によっては「核兵器」だし、人によっては「核兵器は害悪」と言う人もいるからです。
じゃあ、通常兵器ならいいのか?といえば、「他国の攻撃に使わない」ようにするために、国産輸送機C-1の航続距離を1700km(兵器などを輸送する時)にしたおかげで、東日本大震災では関西や九州から東北までC-1で物資輸送をするのが困難になりました。
その結果「自衛のための兵器の航続距離は沖縄から北海道を一往復できる程度」となり、C-2は7000kmの航続距離をもつことになったわけですが、これだと大陸の主要都市を攻撃して日本に戻ることができるので、人によっては「自衛のための兵器ではない」と判断するわけです。
なので「自衛のための強い兵器を持つ」という議論すら、素人がいくら話し合っても結論が出ない分かりにくいものになりえるわけです。
日本は国民主権国家である以上、国民が憲法改正議論を大いにすべきだ、と思いますが、同時に必要な知識(歴史的背景や将来への展望)を国民が得ることも重要ですね。
No.4
- 回答日時:
石破首相の9条2項削除論がずっと分からなかったんですが、1、2項セットで一切の戦力が持てなくなっているから、よりそのことを明確にしている2項を削除した方が、堂々と自衛隊の軍事力増強がやりやすい、
という意味なんですか?
↑
まあ、結局はそういうことです。
1項では侵略戦争を放棄する。
しかし、自衛戦争までは放棄しない。
自衛戦争が認められる以上
自衛の為の戦力は必要だし
交戦権も認める必要がある。
今までは、自衛戦争すら認めないという
解釈があったけど、
この解釈は否定する。
こんな感じだと思われます。
第九条
日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、
国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、
国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
② 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、
これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。
No.3
- 回答日時:
補足拝見しました。
>しかしね〜依然として、一般国民から見たら分かりにく過ぎると思いますよ?
はい、その通りです。
>「9条ってこういう意味だよね」「そうだよ、そういう意味だよね」と分かりあえるのは、法律家か憲法学者、もしくはその周辺の人々に限られるんじゃないでしょうか?
法律文章というのは、全部そういうものです。私は法学部卒ですが、法律文書は「単に書いてあることそのままの解釈」ではなく《法律ができた課程における問題意識や言葉の定義などを踏まえて解釈すること》になっているからです。
なので素人が漠然と「違う」と言っても、なかなかその通りにはならないし、逆に9条の条文を修正したとしても20年とか30年経つと「自衛隊は〇〇って書いてあるから××できない!」とか言い出す人が現れるわけです。
>9条には「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」と書いてあるわけですよ。これを普通に読めば、自衛隊も、その中にある兵器も、一切使っちゃいけないじゃん、と思う国民はかなり多いと思いますよ?(別補足に続けます)
ええ、その通りでいいと思います。この文章だけなら自衛隊も一切使えません。
>それをせっかく2項で但し書きをして、「…以外の自衛のための戦力は持てる」という解釈もある、という了解が得られるのであれば、何も現状をいじらなくてもいいのでは、と思ったのです。
「自衛のための戦力は持てる」というのは9条2項の解釈とは全く関係ありません。
だから「2条を削除しよう」という提案がでるのです。
>「日本は侵略を目的とせず、自衛のための、文民統制の国防軍を持つ」とか例えばそういう風に。
それでも論争になります。そういうモノなんです。
理由を説明します。
日本以外の国で「国軍」を持たない国がコスタリカです。コスタリカの憲法には「軍隊を放棄する」と書いてあり「軍隊は無い」のです。ただし、交戦権や自衛権は放棄していません。
ただこの「軍隊を放棄する」という言葉にも論争があって、確かにコスタリカは国軍は持ってないのですが、かなり強力な、少なくとも隣国のニカラグア軍やパナマ軍に対応できる「国境警備隊」を持っています。
国境警備隊は国際的には「警察組織」と見做されるので、たしかに「軍隊は無い」のですが、でもニカラグアからは「軍隊並みの特別警察は軍事組織そのものだ!」と文句を言われています。
また、コスタリカを含めて沿岸警備隊の存在も厄介です。日本は海上自衛隊とは別に海上保安庁があり、アメリカも海軍とは別にコーストガード(沿岸警備隊)を持ちますし、尖閣を遊弋する海警(中国海警局)も沿岸警備隊の一つです。
で、何が問題なのかというと、ほとんどの国の沿岸警備隊は「軍隊の一部」とされている、ということです。
コスタリカも沿岸警備隊があり「軍隊じゃない。警察組織だ」としていますが、世界的に見ると「軍隊と言っていいんじゃないの?」という議論になってしまうのです。
この辺り、日本の自衛隊がどれだけ「防衛のためだけの組織で、兵器の性能も国防レベルに制限している」と言っても、周辺国はクレームしてくるのと同じなのです。
なので、質問者様のいう「日本は侵略を目的とせず、自衛のための、文民統制の国防軍を持つ」と書いても、空母を持てば疑問視されるし、高性能の潜水艦をもっても疑問視されるし、航続距離が1000kmあるようなミサイルや空中給油機を持てば「自衛といいつつ、他国を攻める準備をしている」と疑心暗鬼になる国は必ず出るのです。
従って2項の文章をどのように書いても、文句をつける連中は必ずでてくる、のです。
これらのことから「2項を削除した方がすっきりする」という意見が出てくるのは当然なのです。
9条を丸ごと書き換える、というのは「今後の日本が国軍を含めて世界とどうかかわるか?」を議論することになるので、それはそれでアリだと思いますが、ご質問の枠内で回答するなら2項を削除するとスッキリするし、「自衛権のための国家の権利としての自衛隊」は2項とは関係ないです。
No.2
- 回答日時:
#1です。
補足拝見しました。>>これを変更しようと思う日本国民はいない
>ちょっと待ってください、それはかなり疑問ですよ。
少なくとも日本人で「平和を希求しない」と言う人はいないでしょう(もちろんそれはゼロという意味ではありません)
そしてこの「平和の希求」は国連憲章にも記載された「国際社会としての総意である」という前提をふまえていただきたいです。
>9条1項は「日本国と日本国民が平和を希求する方針」という意味で
その様な説明が何度聞いてもよく分からない…いや、建前として分かるつもりですよ?でもそれって「9条はただの飾りですよ」と言ってるのとほぼ同じことですよね?
上記に書いたように、日本国憲法9条1項は国連憲章の「国際的な平和への取り組み」を踏まえた内容になっています。だから9条1項は「日本国民は国連憲章と同じ理念を共有し、国際紛争や戦争に反対し、平和を保つことに努力します」という宣言です。
なので、まったく飾りではありません。
>ていうか、1項を大事にしてこそ、自衛隊を持っていいかどうかが、曖昧になるんじゃないですか?それでも1項は頑として残した方がいい、と思いますか?
言葉のつながりがよくわかりませんが、この文章の意味するところは「1項があるなら自衛隊は無い方がいい」という意味でいいでしょうか。
それだとすると意味が違います。
まず国連憲章では各国が軍隊を持つこと自体は禁止していません。また国連自体も「国連軍」という軍隊を組織できますし、PKFという平和を維持するための軍事力投入という機能もあります。
国連は「(残念ながら)理想と違って、武力をつかわなければ平和自体は希求できない」ということは認めているのです。
>2項の解釈は2種類あって、その片方では、「1項は『国際揉め事を解決するために積極的に戦力を活用する』ための武力は行使しない、2項でそのための戦力は持たない、という意味だから、それ以外の自衛のための戦力は持てる」という解釈もあると思うんですよ
ええ、その通りです。私もその解釈に賛成しています。
しかし、日本の中には「武力そのものを禁止すべき。自衛隊という暴力装置自体を廃止すべき」という勢力もいて、これが9条問題をややこしくしています。
質問者様がおいくつなのか知りませんが、アラフィフの私が子供だった頃(冷戦時代の頃)は「自衛隊の存在を認めない」という国民認識はけっこう強かったのです。
なのでこの時代に「9条違憲裁判」が起きて、最高裁は「統治行為論から裁判で判断しない」としてきたのです。
この争いを終わらせるためには2項の削除は有効な手段です。もちろん「9条に武力の放棄と自衛権の保持を併記すべき」というような意見もあります。
ただご質問の内容からいえば「1項は国連憲章との兼ね合いで残すべきだが、2条は自衛権が曖昧になり自衛隊の存在が不安定になるので削除すべき。というのが9条2項削除論である」ということになります。
No.1
- 回答日時:
9条2項削除論は石破首相の論というより、元々安倍氏を中心とする安倍派の論でした。
で、9条に関しては1項と2項で「2重に戦力の不保持を担保している」とされていますが、実際には1項と2項では目的とする内容に差があります。
9条1項は「日本国と日本国民が平和を希求する方針」という意味で、戦争放棄・武力行使の放棄を宣言しているもので、これを変更しようと思う日本国民はいないわけです。
またこの1項の内容は国連憲章の「国際紛争解決での武力行使の禁止」を踏まえていて、1項を削除したり改変したりすることは「日本が軍国主義や覇権主義になった」と国際的な批判を呼ぶことになるわけです。
だから「日本国と国民は平和を愛し、武力紛争や戦争を望まない」という意思表示のために1項は非常に重要なのです。
しかし、2項は「そのために」という前提を置きつつ、戦力の不保持や交戦権を否定しています。
「戦力の不保持」だから《自衛隊は違憲》という主張が成り立つのはそのためです。
とはいえ、戦争は「自分達が望んでするとは限らない」わけで、これはウクライナに対するロシアの一方的な侵略行為などを見れば現実に起こりうることなわけです。
そのため日本は従来から「自分達から戦争はしないが、侵略行為を受けるなら対応する」としてきました。これは《国家の自衛権として当然のこと》です。
しかし、2項だけを読むと確かに「自衛隊ですら戦力なので不保持」とよみとれてしまい、その結果国内での論争が絶えず、結果的に自衛隊が国内外で認められないことにつながり、日本国の国防力を削いでいる原因になっています。
だから「国際平和を希求する」という1項は残したまま、2項を削除することで「国際平和のために日本国や日本国民が為せることを整理しよう」というのが9条2項削除論です。
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>これを変更しようと思う日本国民はいない
ちょっと待ってください、それはかなり疑問ですよ。
>9条1項は「日本国と日本国民が平和を希求する方針」という意味で
その様な説明が何度聞いてもよく分からない…いや、建前として分かるつもりですよ?でもそれって「9条はただの飾りですよ」と言ってるのとほぼ同じことですよね?ていうか、1項を大事にしてこそ、自衛隊を持っていいかどうかが、曖昧になるんじゃないですか?それでも1項は頑として残した方がいい、と思いますか?
2項の解釈は2種類あって、その片方では、「1項は『国際揉め事を解決するために積極的に戦力を活用する』ための武力は行使しない、2項でそのための戦力は持たない、という意味だから、それ以外の自衛のための戦力は持てる」という解釈もあると思うんですよ。それを押し通せば、現状の9条をいじらなくても、自衛隊の軍備増強はできるんじゃないでしょうか?
すみません私も焦って色々考えながら投稿してまして、投稿してる途中でようやく
>2項の削除は有効な手段です。
という理屈も分かる気がしました。
しかしね〜依然として、一般国民から見たら分かりにく過ぎると思いますよ?
「9条ってこういう意味だよね」「そうだよ、そういう意味だよね」と分かりあえるのは、法律家か憲法学者、もしくはその周辺の人々に限られるんじゃないでしょうか?
9条には「日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。」と書いてあるわけですよ。これを普通に読めば、自衛隊も、その中にある兵器も、一切使っちゃいけないじゃん、と思う国民はかなり多いと思いますよ?(別補足に続けます)
それをせっかく2項で但し書きをして、「…以外の自衛のための戦力は持てる」という解釈もある、という了解が得られるのであれば、何も現状をいじらなくてもいいのでは、と思ったのです。とにかく1項は紛らわしすぎる、というのが私の感想です。いじるならいじるで、9条を丸ごと書き換えた方がいいと思います。
「日本は侵略を目的とせず、自衛のための、文民統制の国防軍を持つ」とか例えばそういう風に。
よく意味がわからないんですが
>ええ、その通りでいいと思います。この文章だけなら自衛隊も一切使えません。
それだと、どこかの国から攻め込まれたら一切防戦することもできずに、瞬時に降伏することになりますよね?いつでも防戦できますよ!とか、何なら安保法制があるんだから、米軍をいつでも助けに行けますよ!と言いうるだけの軍備は必要で、それを担保する条文が本来必要なはずですよね?
>「自衛のための戦力は持てる」というのは9条2項の解釈とは全く関係ありません。
前のやり取りで
「1項は『国際揉め事を解決するために積極的に戦力を活用する』ための武力は行使しない、2項でそのための戦力は持たない、という意味だから、それ以外の自衛のための戦力は持てる」という解釈もあると思うんですよ。
の意見にOKをいただいたんだから、自衛のための戦力を持てるかどうかは、2項解釈に直結してるわけではないんですか?
教えていただいていることは大変ありがたいのですが、納得行きにくいことばかりです。
憲法65条とか75条とか(それが何の条文かは思い出せません)国民の興味の無さそ〜な条文なら、法学の専門家だけに分かる表現でもいいと思うんです。しかし9条という議論のメッカになる条文が分かりにくい、というのは、国の体制として健全と思えないですね〜そもそもあんまり分かりにくかったら、憲法改正したくても、国民投票のやりようが無いじゃないですか?コンセンサスの作りようが無いんだから。
それと、分かりやすい:分かりにくい、のレベル感が違うような気がしてならないんです。条文に「自衛のため」と書いてあっても、多少攻撃型兵器を保有したっていいと思いますよ?世界中、ちょっと大きな国ならどこでも「自衛権は要るだろ」とか言いながら攻撃型兵器を持ってるんだし、そんなのは「分かりにくい」話にならないと思います。
自衛のために強い兵器を持つ、程度のことは「分かりやすい話」だと思って、そんなのは法律の専門家じゃなくても分かる話です。しかし、国防を左右する、みんなが神経質になりやすい条文の全体の構造が、法律専門家じゃないと解釈できません、というのは、マトモな国の憲法の体制と思えないですよ。個人的には。
確かに「平和を追求」とか美辞麗句を並べた憲法を作っている国もあるけど、その一方で、軍のことを堂々と憲法に明記している国もいくつもありますよね?「普通の国になるべし」という世論も多いと思いますが、それはそれを指してると思いますが。