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70歳くらいの古い中古のピアノがあります。あちこち角が欠けていたり、仕上げがはげて取れてたりします。(黒のラッカーではなく、こげ茶の木目調)ちゃんと修復するとさぞ立派になると思うのですが、どのような塗装やフィラー(欠けた部分に)を使えばいいのでしょうか?

A 回答 (3件)

70歳というと戦前のものということになりますね。

かなり貴重なものかもしれません。そのころなんかピアノは極限られた人しか持つことが出来なかったはずです。

おそらく当時ならばせいぜいニスしかなかったはずです。そのニスにも成分が異なっていますから慎重に扱ってほしいです。下手に修理して楽器としての良さを失っては元も子ないです。

とにかくこのピアノの来歴をはっきりさせてほしいです。話しはそれからでもいいのではないでしょうか。

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。
ピアノの上蓋を開けると中に「WALDORF PIANO CO. NEW YORK」とあります。そして「15260」と番号があります。これが製造番号だと思います。このピアノを買った時に売主が「70年くらい前のものらしい」といってました。(この人も誰かから買ったようです。)ので、本当に70歳かどうかもわかりません。この情報でわかるでしょうか?

補足日時:2005/06/05 14:16
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仕事でアンティーク家具の修復をしていた事があります。


お客様が修復しようとして失敗した物が送られて来る事もあり...やはり、プロに任せて欲しいと言うのが正直な気持ちです(営業ではありません(笑))下手な修復は事態を悪化させる事もありますので、十分に考えてから取り掛かって下さいね。
もし、メーカーが分かればそちらに問い合わせてみては如何でしょうか?
#1さんもおっしゃる様に、希少価値の物かも知れませんし、当時使っていた塗料の資料があるかも知れません。

修復については、一応専門家ですが、実物を見ないと判断出来ない部分が多いので「自信なし」です(笑)

剥げについて....

部分的な剥げの修復は色合せも難しいのですが、艶合せがとても難しいです。
剥がれている部分が小さくても、あちこちに点在しているような時は、剥げている部分の色合わせをした後で、全体に薄くニス掛けすると上手く行きます。

着色はアルコール系の染料が、濃い色も乗せ易くお勧めです。良く革製品の染めに使われる物です。大きな手芸店などで手に入ります。
一度にベタッと塗らないで、細い筆で木目に沿って、少しずつ色を乗せて行くと良いです。

上塗りですが、ぱりぱりと剥がれているような感じなら、多分シェラックニス(セラックニス)が使われているのではないかと思います。ホームセンターだと置いていない所もありますが、塗料屋さんで手に入ります。
楽器だとオイルフィニッシュも考えられますが...この辺りは見てみないと何とも判断が難しいです。


欠けについて...

欠けた部分の大きさにもよりますが、角の部分だと普通のウッドパテでは脆いので、エポキシパテが良いと思います。塗装より薄い色の物を選びます。
固まってから、細いキリや針で木目を描くと不自然さが無くなります。
大きく欠けている場合は、木目の似た木を継ぎ足す事もあります。
仕上げは剥げと同じで、アルコール系の染料で色合わせをしてから、ニス掛けします。


もし、上記の作業が難しそうだとお思いになりましたら、アンティーク家具用のワックスをお使いになるのも良いかと思います。ペースト状で靴墨に近い感じの物で、各色あります。
小さな凹み程度であれば、何度か塗り重ねて行くうちに埋まります。
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この回答へのお礼

どうもご丁寧にありがとうございました。慎重に考えてします。

お礼日時:2005/06/05 14:37

 補修の方法については既にNo.2さんが詳しくご説明になっていらっしゃいますし、単にピアノのキズの補修という意味ではこのような方法もあろうかと思います。



 しかし、ニス塗りのピアノということですし、ニスというものは年数によって変質し独特の味と特性を持つもの、それ故、今日のニスを使って補修部分を完全に目立たなくするというのはかなり難しく、事実、たかがバイオリンのキズ程度でもまず満足出来るほどにはうまく処理することが出来ないもの。
 ですから、ましてこれほどのピアノともなると、かなり経験を積んだ専門の技術者の方でないかぎり期待するほとには上手く行かないものと思います。

 また、このピアノをアンティーク品の価値として見た場合には、失礼ながら素人の方が手を入れたものは、一見していかに上手に処理が成されていても、その部分の補修素材の違いや補修方法の違い、それによる耐久性の違いなどの理由によって、その価値は驚くほど一気に急落してしまうものです。

 由緒あるお品のようですので、No.2さんが専門家としてご提案されている通り、ここは一切ご自分での補修はお控えになり、やはり専門の技術者の手によって修復されることをお勧めします。 
 具体的な専門会社の名前は失念しましたが、ピアノを扱う楽器店やピアノ専門の運送会社などにお問合せください。
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この回答へのお礼

そうですね、どれくらい価値のある品物か分かりませんが、素人が勝手に触るのもよくないですよね。どうもありがとうございました。

お礼日時:2005/06/05 14:22

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