プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

 どのカテゴリで質問するか迷ったのですが。
 トリイ・ヘイデン「霧の中の子」早川書房を読んでいまして、p208に、受け持った4歳の子のIQについて、
「IQ130で、”正常な優秀さ”の上限に近い数値」
という記述がありました。IQの値によって、そのような分類があるとは知らなかったのですが、
・「正常な優秀さ」とは何か。
・その上限とはいくつか。
・その上限を超えたら、どんなカテゴリに入るのか。「正常な優秀さ」を超えたら、異常ってことになるのでしょうか?
・IQ140は、そのような分類で言えばどんなカテゴリに入るのか。
・他に値によってどんなカテゴリがあるのか、カテゴリの上限・下限の値
 などについて知りたく思っています。IQ関連のHPを検索しても、検索方法が悪いのか、よくわかりませんでした。お詳しい方の教えを請いたいと思います。もしくは、参考になるURLなどありましたら教えていただければ幸いです。

A 回答 (3件)

直接の回答ではないのですが。

。。

IQが10違うと会話が成立しないそうです。
自分の教える大学の生徒を調べると、ほとんど同じような数値になったとか。
10以上違う生徒が集まった集団では、講義にならないのでしょうね。



IQテストは差異を問う問題・理論・図形などあらゆる判断力を問う問題だったと思います。
従って一つや二つの能力だけ飛びぬけていては高い数値は出なかったと思います。

それらの総合能力が高い人が、IQが高いといわれるのだと思います。


IQ検査は人間の感じる印象から独立した計測法だったと思います。

同筆者の『シーラという子』を読みましたが、彼女は計測不可能なほどの天才でしたが、環境の悪さから凶暴化して、並外れたその知能からどうすれば人が苦しむかを知っており実行していました。
トリイはシーラがその能力を使い、社会の成功者になるよう強く望みましたが、トリイの願望はシーラにとって興味の無いものでした。

トリイにしてみれば、天才は社会の成功者になるべきだという価値観があり、シーラに押し付けてしまったんですね。
それでシーラはトリイを拒絶してしまったんですが、今もって、トリイはシーラにとって救世主だと思い込んでいるみたいです。
シーラが普通の生活を送っていることは我慢ならないことなのでしょう。


人間は知能だけではなくいろんな複合体でできていると思います。


読んだ本で『共感する女脳、システム化する男脳』という本の巻末にテストがついていました。

1、目から心的状況を読み取る」テスト
2、共感指数(EQ)
3、システム化指数(SQ)
4、自閉症スペクトラム指数(AQ)

点数によって女性・男性の平均値であるか、平均の枠を超えているかがわかります。

(1)の数値が足り無すぎると、他人の心がわかりません。
ある人は奥さんと離婚されて愕然としたそうです。
奥さんが毎日旦那さんと心の触れ合いを感じれず、家庭内で孤独に陥り耐え切れず離婚を申し出たそうです。
本人にとって寝耳に水で、話しかけていたし喧嘩もしたことが無いのに何故?でした。
後で医者が彼を測定したところ、この男は人の表情が読み取れないことがわかりました。
悲しみの顔写真を見せても「うーーーん 笑っているかな」と答えていました。

(2)の共感指数が高いと、他人の態度に共感して慰めたり支援したりする動力が人より高くなりますが、これが高すぎるとまた問題。

(3)これは理論的な思考だと思います。
例えば一人の国民の命と国全体の将来を天秤にかけられたとき、国全体の将来を考え一人の命を捨てるという判断ができるのがシステム脳が高い人だと思います。

(4)はシステム脳のもっとも顕著なもので、この数値が異常に高いと、人間の心という部分が理論で排除されてしまうようなものだと思います。

で、(4)ですが、まだその分野の基準は確立していないようですが、研究者に多いのではないかといわれています。
(4)は知能の低さが伴っておらず、中にはとても高い人もいるそうです。
しかしほとんどの仕事は人間関係が必要で、それが苦手なAQ値が高い人は社会不適合になってしまいやすい。
ところが研究という分野においては、人間関係があまり重視されないので、その分野ではのびのび能力を発揮できるので、社会不適合にはならなかったのかもしれません。
これでいくと正常な優秀さになると思います。


しかしこの印象は相対的なもので、社会に貢献している=優秀という定義の枠の中。


テレビでIQテストが行われていましたが、それを見ていて、IQが高い人が必ずしも社会の支配者の位置についているわけではないと思えました。
140くらいの数値のところには大工さんもいれば看護士さんも食い込んでいました。
IQは知能測定ですが、大工さんも看護士さんも肉体労働。
彼らに昔から自分は優秀だと思うかと聞いたところ「普通だった。特にできがいいわけではなかった」という答えが返ってきてました。


あるIQの本を読むと天才について書かれていました。
天才の研究した人が、その人たちがその後どういう人生を歩んだか追跡して本にしていました。
ある少女の親は子どもが天才であると小さい頃わかり、逆に普通に育てようと、何の特別な教育もほどこさなかったそうです。
学校は公立で、娘がせっせと書き取りの宿題をしていて、理由を聞くと「1つも間違っていなかったから、全部の単語を10回書いてくるように先生に言われた」とのこと。
母親は学校に怒鳴り込んでいったそうです。 笑
その後も親は子どもに飛び級させなかったので、授業は退屈で、成績はちょっといい程度で、逆に音楽の分野に興味を持って盛んにそれをやり出したそうです。
天才は何も記憶力や判断力だけが優秀なわけではなく、天才の人の多くが芸術の分野でも驚異的な能力を発揮するそうです。
従ってかなりいい腕前になったそうですが、やがて興味は別に移ってしまったそうです。
何年も後に彼女がどうなっているか調べたところ、普通の奥さんになっていたそうです。

他の天才たちも追跡調査したところ、ほとんど普通人の生活をしていたそうです。
驚くべき結果。
天才ゆえに普通の道を選んだのかもしれません。
幸福とは普通の暮らしのことであって、名誉だとか肩書きとか権力とか財産だとかとは違うものなのかも。
それに早いうちから気づいた場合、普通の暮らしを選択し、気づかなければ競争の渦に巻き込まれて擦り切れていくのかも。


神戸連続児童殺傷事件の男はもしかしたらAQ値が異常に高い天才なのかもしれません。
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この回答へのお礼

 シーラに関しては違う印象を持っていますが、それは本筋から外れるので置いておいておきまして。
 天才であることと普通(これも定義が難しいですが)であることは、特に矛盾することではないと考えています。「どうなりたいか」「どういう状態なら幸福か」というのは頭のよしあしで決まるものではないですし、人それぞれの性格によって幸せの形があるでしょうから。
「共感する女脳、システム化する男脳」という本があるのですね。面白そうなので探してみます。
 ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/31 09:31

初めまして。


どのような目的でIQのことを調べていらっしゃるのか分かりませんが、ひとつ私の経験を述べさせていただいても宜しいでしょうか。
私の母の弟で医師をしている者がおります。この人は幼稚園時代、担任教諭に
「この子は一を聞いて十を知るどころではなく百も二百も知っているのではないか」
と言わせたものです。果たして、長じて大学を選択するとき担任に
「どうだ、東大にするか?それとも近場ということで京大にしておくか?好きなとこを選べ」
と、言わしめました。結局
「電車で通えるとこ!」
という祖父の一言で大阪大学医学部に進学しましたが。しかも受験の当日、腹膜炎で入院中の病院から出かけたというオマケつきで・・・。確かIQ140どころではなかったような・・・200近いとか?
この人に言わせると
「分からないからと人に聞いて一度で理解できないやつはダメ、そもそも人に聞いて済まそうとすること自体ダメ」
なんだそうです。シュ~~~ン-_-;;

私の母も学校時分に受けたIQ検査で非常に高い数値を出したと言っていましたが実際、頭の回転が速く利発で芸術的センスも豊かな人でした。しかし性格的には娘の私から見ても偏りが大きく見られる部分もありまして生前「脳波に異常があるらしい」とは聞いていたのですが後年分かったところでは、やはり脳の一部に器質的異常があったそうです。

さて私自身なんですが親に聞いた話では幼稚園時代、叔父とは正反対で、実施されたIQ検査では実に両親を落胆させる結果だったそうです。ハッキリ言って「殆んどパ○」と言いたくなるような・・・とこだったらしい^^;;
それがあって、中学時代に実施されたIQ検査のあと母は「パ○は○ーなりに進学先の段取りをしておかないと・・・」と担任に頼み込んで検査結果を聞き出したんです。すると・・・なんと、ほぼIQ140ラインに達していたらしいんです。
その場で茫然自失した母は帰宅した頃には躁状態でした・・・^^;;
しかし。去年でしたかテレビで「テスト・ザ・ネイション」というのをやっていまして私も試してみたのですが結果は120台に激下がっておりショックを受けました。これには長年の病気や生活の苦労などが大きく影響しているに違いないと自分で自分を励ましたりもしましたが・・・もっとショックなことに先頃、入社試験で「適性検査」と称してIQ検査様のものを受けたのですが・・・多分ボロボロです。これにも言い訳をさせてもらいますと。
私は文系・記憶ものには強いほうなのですが記憶ものに関しては病後、著しく低下した自覚があります。
それと視力の低下も大きな影響を及ぼしていることを実感します。

昔、書店で立ち読みしたもので書名等は憶えていないのですが知能検査に関する本をチラッと読んだことがあります。そのなかに
「IQの数値というものは家庭環境や、そのときの本人のコンディション等に、たいへん左右されるものである」
というような件(くだり)があったことを印象的に記憶しております。これは当時の自分にも実感できることであったからだと思います。
また別の本で読んだのですが
IQ140ラインまでは「秀才」レベル、それ以上になると「天才」レベル
というふうに書いてありました。

私の義理(腹違い)の兄ですが知能指数そのものは平均以下だったらしいのですが国立大を卒業し、いまや立派に?中学の社会科教師です。兄よりもIQ指数が、はるかに上回っていたはずの私は一部の科目を除いて劣等生でした。しかし、その一部に関しては全く勉強しなくとも満点を取ることが可能なのでした。それで、ますます勉強しない、という悪循環ですね。その点、兄は母が、お尻を叩きまくったお陰もあるでしょうが必死に勉強してました。こうなると「努力も才能のうち」という言葉が実感されてきます。

ANo.1様の御回答によれば知能検査の種類もいろいろ基準もマチマチ、そのうえ環境やコンディションにも大きく左右されるとなると正直「IQって何だ?」という気持ちにもなります。
結局、一番下と一番上が同じ割合の少なさで分布していて平均値の人が(アタリマエですけど)大多数を占めている、このことだけは変わらないわけですね。
先天的障害を持つ人の数も一定の割合をキープしているそうですね。「天の計らい」というやつなのでしょうか。

国語が優秀でも算数が、まるでダメとか音楽の才能以外は全部ダメとか体育しかできないとか・・・。
いずれにせよ正常であれ異常であれ優秀さを活かせないのは、もったいないことですね。また優秀であることが幸せに繋がるわけでもなさそうです。
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この回答へのお礼

体験談をありがとうございました。秀才とか天才といった分け方をしている本もあるんですね。
正常と異常については、no.1さんのおっしゃるとおりだと思います。いろいろ読んで思ったのは、IQが高いというのは、パラメータのひとつにすぎないということです。たとえるなら、背が高いのはバスケに有利かもしれませんが、技術とかセンスとか体力戦術その他によって、選手としての能力は変わりますし、背が高いからバスケをやるとも限らない、というような。有利な点を生かせればいいかもしれませんが、本人がそれをやりたがるかどうかは別ですし。「幸せ」とはベクトルの違う話なのでしょうね。ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/31 09:11

最初の御質問ですが「正常な優秀さ」の定義を決めるのは難しいです。

何を持って正常、異常とするかを決めるのが難しいからです。ただ心理学の世界では統計的に見て有意に少ない場合は「異常」(必ずしもネガティブな意味合いではない)とすることが多いです。
 知能検査ではIQ100が平均値とされていて70から130の間に約95%の人が収まるようになっています。130を超えると確かに上位5%に入るります。心理学では統計的に見て上位、下位5%の事象、現象、人間等々は「統計的に見て優位に珍しい」とされるので「上限に近い~」というのは上位5%にぎりぎり触れるという意味合いで使われているのでしょう。
 次に、カテゴリー分けですが知能検査の種類によってその基準はまちまちでカテゴリー分類しない知能検査も多いです。その四歳の子が受けた知能検査の名前が分かればはっきりするのですが、ご質問の文面からは残念ながらわかりません。(おそらくはWPPSI?か何かでしょう。)仮にウェクスラー式だとすると(WPPSIもそのひとつです。3~7歳向け)


非常に優れている 130以上 2.2%
優れている 120~129 6.7%
平均の上 110~119 16.1%
平均 90~109  50%
平均の下 80~89 16.1%
境界線 70~79 6.7%
知的障害 69以下 2.2%  (%は比率です。)

のような感じになります。140は確かに統計的に見ればきわめて少ないといえるので、その意味では「異常」といえるかもしれませんが、病的であるとか、社会生活に支障をきたしているかなどは分かりません。先ほども書きましたが異常、正常の区別は難しいです。例えば、「白い」ウサギは「黒っぽい」ねずみの突然変異種であるらしいです。遺伝子異常で体の色素が抜けて真っ白になっている個体を「アルビノ」といいます。そう考えるとウサギはアルビノという「異常」な種と考えることも出来ます。でも普通の人は、白いウサギを異常とは見ませんよね。 世間一般的には異常はネガティブなニュアンスで使われることが多いですが科学の世界では必ずしもネガティブな意味合いではなく、単に統計的に見て珍しいものを「異常」とすることが多いのです。
 ところで、個人的な経験では小さい子供に知能検査を行ってずば抜けて高い数値が出ることはたまにあるように思います。この年代の人間だと発達の個人差が大きいからです。四歳時にIQ130だからといって大人になっても130をキープできるかは分かりません。二十歳過ぎたらただの人。になっていることはごく普通にあります。ちなみにある五歳のこどもがIQ200をたたき出した場合、そのこどもは10歳児並の知能を持っていることになりますが、実際には10歳児の方が様々な面で優れているのが普通です。
 IQ関連でサイト検索するよりは「知能検査」で調べた方がヒットしやすいかもしれませんね。
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この回答へのお礼

なるほど、統計上の分類なんですね。成長に伴って変化するということもよくわかりました。知能検査の名前は、本がちょっと今手元にないので、書かれていたかどうかわかりませんが、場所はアメリカで、その子は母親にしか話をしないというので、心理的な問題ではないかと病院に連れて来られた子供で、発声しなくていい方式でやったと書かれていました。
 知能検査で検索して、いくつか見てみました。とても読みきれないですが、もう少し見てみます。詳しいご回答ありがとうございました。

お礼日時:2005/05/28 23:50

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