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現在、北朝鮮は核保有国として再度六カ国協議に臨む態度を表明していますが、これまでの六カ国協議の性格、つまり北朝鮮の核放棄の見返りに他の五カ国が経済・エネルギー支援を与えるということから、核保有国として今後六カ国協議に臨む北朝鮮の対応は、六カ国協議の場において朝鮮半島非核化を目指す、つまり韓国及び駐韓米軍の戦略的核兵器の能力を削ぐものに変質してきていると思います。
そこで、このように朝鮮半島の非核化、すなわち軍縮・軍備管理問題をも含もうとしている六カ国協議の中で、日本が果たすべき役割、及び守るべき日本の国益というのは具体的には何だと思いますか?
私は外交についての知識がなく、まったくの初心者ですのでさっぱりわかりません。
ぜひご意見をお聞かせ願えないでしょうか?

A 回答 (4件)

北朝鮮の意図が「核保有国として今後六カ国協議の目的を在韓米軍の戦略的核兵器の能力を削ぐものに変質してきている」と言うご自分の判断がどうして出てきたのかをまず理論的に論述することが必要です。

(在韓米軍が戦略的核兵器をもっているということも証拠立てる必要があります。)

北朝鮮が核兵器をもっているとすれば、それに対して我が国は自衛のためにどうすべきか、対抗手段として核兵器開以外にあるのかないのか。またそれは米国の支持を得られるであろうか。ロシアはともかくとして中国は果たして黙視するであろうか。

北朝鮮の核兵器開発が朝鮮半島の非核化を目指すものに変質してきているという論点の立証がまず先決ですね。それができればおのずと我が国が六カ国協議の場で主張すべき点というのが見えてくる筈です。見えてこないとしたら、立論の根拠が薄弱ということになり、考えを振り出しに戻さねばなりません。

いずれにしても、あなたの質問で論述の半ばは完成したようなものです。頑張って下さい。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
自分の考えや判断がとても不安だったのですが、少し励まされました。
まだまだ色々と調べることなどもあると思うのですが頑張ります。
コメントありがとうございました。

お礼日時:2005/06/19 20:45

 テロやテロ国家とは交渉しないというのがアメリカ政府の立場であり、今までもイラン・イラク・リビアとも交渉は行っていません。

11年前の朝鮮半島危機の時、北朝鮮に1度騙され、メンツを潰されていることを考慮すれば、アメリカが核放棄の見返りに経済支援をすることは絶対に無いとみていいと思います。(これは会談は行っても取引はしないということです)
 日本は、拉致問題も解決されていない状態で、経済支援をすることは世論が許さないし、核開発資金と成り得る支援を北朝鮮にすることはアメリカ政府も許さないと思います。 
 では日米以外の3カ国ということになりますが、中露にはこれ以上の経済支援をするだけの余力はありません。支援できる能力があり、するだろうと思われるのは、残る1カ国韓国だけでしょう。
 だいたいアメリカは、6カ国協議を本気で成功させたいとは思っていませんよ。アメリカが考えているのは、議長国の中国が『6カ国協議はもうムダだ』とサジを投げることです。そうすれば、ブッシュ政権としては、『アメリカは最後まで話し合い(6カ国協議)を呼びかけたのにダメでした。アメリカの努力は皆さん(中露韓)もお分かりですね。もう制裁・攻撃しかないでしょう』ともっていくことです。これによって制裁・攻撃に反対の3カ国を『話し合いは失敗した』という証人にすることができ、国連による制裁・攻撃へとスムーズに移行できます。ここにアメリカの『真意』があるとみるべきでしょう。

 実は、世界終末時計(核の時計)というものがあります。アメリカの科学雑誌『原子力科学者会報』が毎号の表紙で発表するもので、核戦争が起こる危険度を『残り何分』という表記で示しているものです。
 世界終末時計になぞらえるのであれば、、アメリカによる『北朝鮮攻撃の時計』は現在『ゼロ』で止まっているといえます。すなわち、いつ攻撃が始まってもおかしくない状態にあるのです。
 現在の北朝鮮と似た状況は、11年前(1994年5月)にもありました。これに対してアメリカは寧辺の核施設空爆を計画し、在韓大使館員の本国送還準備を行うなど、『空爆前夜』の状況まで発展しました。
 この時は、韓国の金泳三大統領がクリントン米大統領に『北朝鮮への攻撃は、北朝鮮の報復攻撃によって韓国にも多大な損害が出るから中止してほしい』と泣きついたため保留され、同年6月カーター米元大統領が訪朝、金日成主席と会談するなどして事態の打開を図り、最終的には攻撃は回避されました。
 では、94年半島危機の時、『北朝鮮攻撃の時計』は何秒前だったかというと、現在よりも危険度の低い『10秒前』くらいだったといえます。
 現在韓国では、米朝戦争が真剣に考えられていて、北朝鮮との軍事境界線からわずか70kmしか離れていないソウルの政財界の要人は真面目に『ソウルをちょっと離れようとか、もしくはアメリカに帰化できる方法を考えています。』5月の世論調査では、アメリカが無断で北を爆撃した場合、北朝鮮と一緒にアメリカと戦うべきとする人が47%でアメリカと一緒に北と戦うべきとする30数%を大きく引き離しました。
 それから、米韓の間には朝鮮半島有事に備える米韓共同軍事作戦計画『5029』があったのですが、なんとノ政権は
『北の緊急事態』を『非戦時状態』と主張、この場合の米軍による作戦統制に異議を唱え始めたのです。また今年1月、韓国国家安全保障会議は、国防部に『5029』の作戦中断だけでなく事実上の破棄を目指す方針を指示し、これで現在、有事における米韓両軍の共同軍事行動はとれなくなっているのです。
 こんな重大な時期に駐韓アメリカ大使のポストは二ヶ月も不在のままで、これは、ブッシュ政権の韓国不信を表わしています。

 ちょっと長くなりましたが、6カ国協議以前に戦争の危機が迫っているということを書かせて頂きました。
 北朝鮮の狙いは『核カード』を振りかざして米朝2国間交渉に持ち込み、アメリカの譲歩を引き出すことにあります。その策略は、11年前は成功しました。しかし、ブッシュ政権に『核開発をしたければどうぞご自由に。ただしその場合、アメリカは確実に先制攻撃しますよ』と対応されたことで、北朝鮮のブラッフは完全に効力を失いました。現在のアメリカには『カーター』はいないのです。(今回もカーターがしゃしゃり出て来たら、ブッシュはその申し出を冷たく『ノー・サンキュー』とあしらうでしょう)。
 そして北朝鮮の最大の『誤算』は、日本が、『核保有宣言』に対して、冷静な対応をとったことです。日本が『北朝鮮が核を持っては困るから、とりあえず北朝鮮の言い分を聞いてほしい』ととアメリカに泣きつき、先制攻撃を思い留まらせるというシナリオが金正日の頭にはあったはずです。94年の半島危機の際には、韓国がアメリカに泣きつき空爆を思い留まらせたわけですが、当時の韓国と同じ役割を日本に期待したのです。
 ところが、日本の反応はむしろ『核実験・核保有すれば間違いなく経済制裁』という方向になりつつあります。その意味では言時点での日本政府の対応は評価していいでしょう。
 おそらく、アメリカにブラッフが効かないことを痛感した北朝鮮は、今後、必死になって日本に核とミサイルの脅しをかけてくるでしょうが、この交渉に日本は絶対に乗ってはいけません。
 北朝鮮は、『経済制裁は宣戦布告とみなす』と言い続けてきました。もっとも、このブラッフはクリントンには通じましたが、ブッシュ、チェイニー、ラムズフェルド、ライスには通じません。繰り返しますが、事態はアメリカによるサージカル・ストライク(寧辺などの核関連施設を標的としたピンポイント爆撃)がいつ起こるかの段階にきているのです。少なくとも日米は、この事実を冷静に受け止めた上で、北朝鮮の恫喝に対しては断固たる制裁で立ち向かうべきです。(上述のアメリカの韓国に対する不信感から、今回韓国の泣きをブッシュは受け付けないでしょう)
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これは、あなたに与えられた課題ですから、他人から答えを引き出す事は、さけてください。



6カ国協議においての、解説は、チョット調べるだけで、沢山出てくるはずです。

それらの情報を、自分でまとめ、自分で考える事が、今回あなたに与えられた課題です。

正しい答えを提示することよりも、考える過程が大切です。
他人の考えを、丸写しにすると、チョット突っ込まれるだけで、全く分からなくなってしまいます。
ご自分で考えた事で、分からない事が突っ込まれても、何を調べたらよいか、すぐに分かります。

いろいろネットなどで検索し、調べてみてください。
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この回答へのお礼

下の方のお礼にも書いたとおりです。
わざわざ書き込みいただいてありがとうございます。
お手を煩わせてしまいまして申し訳ございません。

お礼日時:2005/06/19 20:06

 他の方の貴重なご意見がくるとは思いますが、あなたがこの問題について論述をせねばならない状況にあるということ=それを自分で考えてみろ、ということだと思います。



 初心者だからと言って、情報収集をすっとばして他者の意見を聞くのは、まずいですよ。プロパガンダやデマに簡単にだまされる元です。大学か何かでの課題だとは思いますが、そこで如何に頭を働かせ、情報を効率よく収集するスキルを身につけるか、だと思います。意見なんて二の次です。

 以上、答えではありませんでした。失礼しました。
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この回答へのお礼

自身の考えもあるのですが、自信がなかったもので、つい他の方の意見も聞いてみようと思い質問してしまいました。
こちらこそご指摘頂いてお手を煩わせまして申し訳ございません。
意見して頂きありがとうございました。

お礼日時:2005/06/19 20:05

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