プロが教えるわが家の防犯対策術!

教科書か何かで読んだような気がするのですが、題名がわかりません。もう一度読みたいので探しています。

主人公は12歳ぐらいの少年。
少年の父親は昔亡くなり、母親と二人暮し。
最近母親にボーイフレンドA氏ができた。感じの良い紳士で、少年にも優しい。
ある日少年は祖母(母の母)の所へ行き、悩みを打ち明ける。
「おばあさん、お母さんはきっとA氏と再婚するでしょう。
 もうA氏と僕は、『僕、君』と呼び合っているし。
 でも僕は、本当はお母さんだけを愛している。
 できればお母さんとだけ暮らしたいんだ」
すると祖母は、娘(少年の母)から自分当ての手紙を少年に見せる。
手紙にはこうある。
『お母さん、Aさんは良い人で、
 私も再婚するならこの人以外に考えられません。
 しかし私は本当は、我が子だけを愛しているのです。
 このまま二人だけで暮らして行けたら良いけど、
 息子はAさんになついています。あの子には父親が必要です。
 私は息子のためにも、Aさんと再婚しようと思います』
手紙を読んだ少年は母親と自分が相手を思うあまりお互いに本心を明かせなかった事を知って動揺し、泣く。
そんな少年を祖母はこう諭した。
「お前がもし、今から家へ飛んで帰り、全てを打ち明ければ
 お前とお母さんは抱き合って泣いて、一件落着するだろう。
 しかしそれは今だけの事だ。いずれお母さんは年をとり、お前は大人になる。
 お前は結婚するだろうが、お母さんと若い嫁は同じ家には合わないよ。
 私は良く知っている。一度は嫁として、一度は母として。
 お前が結婚し家を出たら、年老いたお母さんはその時一人になってしまうんだよ。」
少年は涙を拭き、祖母に宣言する。
「解った、おばあさん、僕はお母さんに何も言わない!」
「偉い。お前は今日、大人になった。」と祖母は少年を誉める。

こんなお話です。どなたかお分かりでしょうか・・・。

A 回答 (1件)

手元に本がないので、不確かな記憶ですいませんが、


ケストナーの「エミールと3人のふたご」
だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
「本当に教科書で読んだのか?」など他の記憶も不確かになりかけていたので回答があればラッキー、と思っていましたが
予想外に早い回答を頂けて嬉しいです。ありがとうございました!!

お礼日時:2005/07/04 21:49

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