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病院で勤めている看護師です。最近患者様に対する接遇が当病院でもクローズアップされており、病棟スタッフへの敬語について勉強会をしてくれといわれて困ってます。敬語には尊敬語、謙譲語、丁寧語、美化後があるというのがわかりましたが、そのうちの尊敬語、謙譲語、丁寧語の使い方が、もしくはどのような相手に使用すればよいかわかりません。それぞれの意味は教科書にのっている範囲でわかりますが、みなそれぞれ相手に対して敬う事ですよね。特に丁寧語と謙譲語の使い方の区別が良く分かりません。それぞれをわかりやすくスタッフに納得いく説明するにはどう説明すればよいでしょうか?

A 回答 (7件)

> みなそれぞれ相手に対して敬う事ですよね。

特に丁寧語と謙譲語の使い方の区別が良く分かりません。

丁寧語は、相手や自分に関係ないことにも使います。
例えば、「はい、お水ですよ」は、「はい、水だよ」を丁寧に言っています。“お”や“です”は立派な丁寧語であり、敬語です。

以下は回答というよりアドバイスです。

敬語は、人を敬うための言葉ですが、日本語の敬語の特徴として、「敬うこと=距離を置くこと」と言い換えられる点があります。なれなれしくしないで、適正な距離を取っていることを表すわけです。

医療の現場で問題になっていることは、特に高齢者に対して親身になって(=親しそうに/より近付いて)接することが、ときに行き過ぎて、ただのタメ口になってしまっているような場合ではないでしょうか。

例えばですが、「お婆ちゃん、この薬、ちゃんと飲んでね」は、親しみから出たものでしょうが、もう距離がなくなってしまっています。しかし、ここで敬語を使うからといって、「田中様、このお薬はお飲み忘れのないようにお気を付けくださいませ」は、手が届かないくらい遠くから話されているようで、異様です。

丁寧語で、普通の会話(妙になれなれしくない自然な会話)ができることで十分なような気がします。「田中さん、このお薬は忘れないで飲んでくださいね」と言われて苦情がくることはありませんよね。

そもそも医療や介護では、相手の意思を伺ったりすることよりも、指導したり、相手に何かしてもらうことが多いもので、言い換えれば使役や命令です。これらは、そもそも敬意の対象には使いづらいものです。患者さんの手を取って話す言葉なのですから、そこに尊敬語や謙譲語を使わなければと思うと、無理が出て変な言葉遣いになるのではないでしょうか。

子供に使うようなタメ口ではなく、「です」「ます」を使った普通の丁寧語は、十分に敬語です。一患者として感想を言わせてもらえるなら、適正な距離感を保って身近に話してくれる医療スタッフが一番安心できます。

うまく表現できているか自信がありませんが、「どこ痛いのかな~?」ではなく、「痛みのあるところをお教え願えますか?」でもなく、普通に「痛むところはどこですか?」と言えるのが、関係(距離感)をよく理解した、洗練された敬語の使い方だと思います。
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この回答へのお礼

医療現場としての敬語の視点あらためて考えさせられます。大変ためになりました。ありがとうございます。

お礼日時:2005/07/07 10:56

丁寧語は相手を持ち上げるという意図は弱いです。


言葉のとおり丁寧な言葉遣いをする。

謙譲語は自分のほうが下に位置していることを
意識して話す言葉です。

つまり、相手との立場関係をみたときに
自分のほうが明らかに下の場合、もしくはよくわからない場合に謙譲語を用いる。
相手とほぼ同じ立場、もしくは上の立場の場合であり、公式の場等の丁寧な言葉で話す必要がある場合に丁寧語を用いる。

このようなことを意識して使い分ければ問題ないと思います。
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この回答へのお礼

本当に良く分かりました。謙譲語・丁寧語質問されたら、少し自身もって答えられそうです。ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/06 22:04

御質問の点についてはすでに回答が寄せられていますので,


少し違った角度から意見を述べさせてください。

医療機関における接遇,とくに敬語の使用については
できるなら外部の接遇専門家を招いて助言・指導を仰いだほうが良いと思います。
というのは,医療機関においては特有の事情から
企業社会の常識とは異なる敬語使用がまかりとおっているからです。

たとえば
待っている顧客に対してA専務がまもなく来ることを社員が伝える場合,
「専務はまもなくまいります」あるいは「Aはまもなくまいります」というように
役職名または呼び捨てで呼んで謙譲語を用いるのがビジネスマンの常識かと思います。
専務は上司であっても身内ですから,外部の人に対して低く扱うわけです。

ところが
待っている患者に対してB医師が来ることを看護師が伝える場合,
「B先生はまもなくいらっしゃいます」と
尊敬語を用いることが普通に行なわれています。

これに違和感を感じない人もいるでしょうが,
一方で患者至上主義を掲げて「患者様」と呼んでいることを考えると
やはり整合性に欠けると言わざるを得ません。
旧態依然たる医師-看護師-患者関係の表れと受け留める向きもあることでしょう。
「患者様」という呼称が好評とは言えないのも
そのような不整合を患者側が敏感に感じ取っているからではないでしょうか。

(看護師にとって医師は「上司」ではなく「職種の異なる専門職」」であり,
大学医局から派遣されている「外部の人」と見なされていることもありますから,
尊敬語の使用にも一定の合理的根拠はあると思いますが。)

先の例の場合,
「B医師はまもなくまいります」というのが妥当な表現と考えます。
ただ,このような言い換えには心理的な抵抗がつきまといますし,
妥当性を判断するうえで内部の人間には自覚しにくい盲点もあると思われますので,
外部の接遇専門家の助言と指導を仰ぐことをお勧めするしだいです。
「敬語感覚」が身についておらず,
教科書で学ばなければならないような人が多いならなおさらです。
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この回答へのお礼

そうですね。医療現場のおかしなところを指摘されドキリとしました。病院という現場は上下関係におかしなところがあります。そういったところをもっと考えていかねばならないですね。大変参考になりました。

お礼日時:2005/07/06 22:01

丁寧語は先ほどの回答にもあるとおり、慇懃無礼にならないよう、自分が主語のときも、相手が主語の時も、文末以外に使うと良いと思います。


例えば
今日は食欲がないと伺っておりますが、一口でもお召し上がりいただけませんか?
では過剰なので、
今日は食欲がないと聞いていますが、一口でも食べていただけませんか?
とするほうが、好ましいと思います。

また、同僚や部下と会話する時に丁寧語を使うようにすればいいのではないでしょうか?
※同僚や部下に尊敬語や謙譲語を使うとおかしいので。
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この回答へのお礼

丁寧語・謙譲語を誰にどのように使うかを理解できずにいましたが、これでわかりました。ありがとうございました。

お礼日時:2005/07/06 22:08

実例を提示するのが一番だと思います。


例えば、
言う→尊敬:おっしゃる 謙譲:申し上げる 丁寧:言います
聞く→尊敬:聞かれる 謙譲:うかがう 丁寧:聞きます
見る→尊敬:ご覧になる 謙譲:拝見する 丁寧:見ます
行く→尊敬:いらっしゃる 謙譲:うかがう 丁寧:行きます
食べる→尊敬:召し上がる 謙譲:いただく 丁寧:食べます
尊敬語は相手が主語の時に、謙譲語は自分が主語のときに用いると思っていただけると、わかりやすいかもしれません。
ただし、尊敬語・丁寧語を多用すると、慇懃無礼に聞こえてしまいますので、文章の最後に尊敬語や謙譲語、他は丁寧語を使うと良いと思います。

間違っても、「食事のほう、お下げしてよろしかったでしょうか?」などの言い方はしないように。

↓こんな本も参考になると思います。

参考URL:http://www.bunka.go.jp/1kokugo/main.asp{0fl=show&id=1000013144&clc=1000000073&cmc=1000001687&cli=1000001689&cmi=10000017

この回答への補足

丁寧語も自分が主語ですよね?それでは謙譲語と丁寧語は使い方・意味はどう違うんでしょうか?そんな質問がスタッフから出た場合どう説明したらよいでしょうか?

補足日時:2005/07/06 11:25
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NO.1の方に補足しますと


”尊敬語”は相手を持ち上げて使う
”謙譲語”は相手を持ち上げるために、自分を下げる
という使い方をします

この回答への補足

分かりやすい回答ありがとうございます。ちなみに丁寧語は言葉の体裁を整えるとのことですが、この丁寧語も相手を持ち上げる敬語の一つですよね?謙譲語も丁寧語も自分が主語で相手を持ち上げる敬語に違いがないと思うんですが、どうちがうのでしょうか?ここがひっかります。すいません意味の分からない質問をして・・・。

補足日時:2005/07/06 11:15
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尊敬語は相手のこと、動作について述べるとき。


謙譲語は自分のこと、動作についてのべるとき。
丁寧語は言葉の体裁を整えているだけ。

という認識です。
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