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エチレンジアミン四酢酸が石鹸よシャンプーの添加剤として利用されてるのはなぜですか??

A 回答 (2件)

エチレンジアミン四酢酸、専門家の間ではEDTA、添加剤としてはエデト酸塩、金属のキレート剤として滴定(金属イオン量の測定)に使われます。


水の中のイオン、もっぱらカルシウム、は石けんの泡立ちを悪くし、また固形物質の析出を起こすため、石けんよりも金属イオンとの結合性の高いEDTAを加えます。ただし、生体にとっては大切な微量金属を奪われるので飲食するのは危険です。
安全性については:
http://www.nihs.go.jp/ICSC/icssj-c/icss0886c.html
石けんの添加物については:
http://www.live-science.com/bekkan/intro/builder …
など、多くのサイトに載っています。
<(_ _)>
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doc_sunday さんのご回答にあります通り、硬水対策です。

水中のミネラル分と界面活性剤とが反応し、石鹸カス(金属石鹸ともいいます)が生じてしまうのを防ぐためです。石鹸カスとは、洗面器や湯船の隅につく、白いポロポロしたアレです(分かります?)。

ちなみに、エデト酸塩が使われる前は、縮合リン酸塩が使われていました。リン酸が数分子縮合したピロリン酸などです。しかし、現在は縮合リン酸塩はほとんど使われていません。これには次のような歴史的経緯があります。

縮合リン酸塩は、とある植物プランクトンの栄養になる物質でした(窒素・リン酸・カリウムは肥料の三大重要成分ですね)。縮合リン酸塩が家庭で大量に消費され、下水に流され、それが下水処理場の処理能力を上回ると、縮合リン酸塩が海や湖沼などに放出されてしまいます(富栄養化という現象です)。

昔、この富栄養化現象が原因で、海や湖沼に植物プランクトンが大繁殖し、海や湖沼が赤く見える現象(赤潮といいます)が頻発するようになりました。赤潮は生態系を破壊するため、当時、環境汚染の一つとして大変問題になりました。

こうした環境汚染を防ぐため、現在はエデト酸が使われるようになりました。その当時は、リンが入っていないことをアピールするため「無リン」と書かれた商品が多かったのですが、最近は無リンが当たり前になりすぎて、そんな表記はめっきり見なくなってしまいました。
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