
高齢者福祉に興味があり、福祉を勉強している者ですが、レクリエーションの目的は何なのでしょうか?
ただ単に楽しむためなのですかね?
また、レク=みんなで歌を歌う、ゲームをするという考えが多いと思いますが、みんながみんな歌が歌いたいわけでもないですよね。もっと個別に対応しなければならないと思うのですが(人が足りない現状もあると思いますが)、そういった対応をしている施設はありますか?
質問ばかりですみませんがお願いします。
※本来ならば、レクリエーションではなく、アクティビティーという言葉を使いたかったのですが、まぎらわしくなってしまうため、レクリエーションという言葉を使いました。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
はじめまして。
一口にレクリエーションといっても、対象によって目的や定義があまりにも色々ありすぎるので、それらのことは各種文献を参考にしていただくとして、実例を書きたいと思います。
(いうまでもないですが、レクは楽しむものだけではなく、「心身の残存機能の維持・向上」「気分転換」「昼夜逆転防止」等々、色々な目的があります)
・某小規模痴呆専門ディケア施設の場合
利用者さまは、他の団体施設では適応できなかった方ばかりが集まっている施設でした。(質問者さんが想像されているような「皆で歌やゲームを歌う」ということが出来ないだけではなく、その集団と一緒に過ごすことも出来ない、というレベルを想像して下さい)。
ここでのレクは、非常に個別性があるというか、大げさに言えば1人1人に対して違ったことをしているといっても、過言ではありませんでした。
1対1で散歩に行くときもあれば、希望者まとめてドライブ外出をしたりとか、園芸栽培とか、工芸とか、あるいはお話好きの方でしたら、ずーっと会話していたりとか・・・。挙げればきりがないですが、一つの空間の中で、数箇所の人の塊があって、各々レクをしています。
この施設では、利用者さまを複数で入浴させることはなく、かならず個別に入浴していました。
よって、(食事、食後を除いては)お風呂場がフルで稼動していまして、その日の利用者さまのスケジュールやご家族様の希望を考慮しながら、お風呂への誘導をしていました。
レクは好きだけどお風呂は嫌いという人もいるので、その方のレクの区切れがいいように調整して、お風呂にお誘いしたり・・・。
個別性という意味では大変優れた関わりだと思うのですが、対象を深く理解できる職員が多数必要だということで、現実的には厳しい面も・・・。
この業界は、労苦の割に給料が低く、能力がある人ほど、他の大規模施設に転職したがる傾向もあり、難しい面があります。早朝7時台に出勤し、お昼休みが取れない日も多く、帰宅は早くて19時退出、事実上月に3日しか休暇が取れなくて、一ヶ月の合計額面給料が、管理者扱いの大卒・有資格者でも14万円、ボーナスなし、通勤手当なし、自前の車を送迎に提供することもある(ガソリン代出ない)・・・となると、例えば一家を支えるような立場の人にとって、厳しい職場ではないでしょうか。そんな上司が「辞める」と相談したとき、「辞めないで」とは、云えませんでした。
・高齢者集団の施設にて
こちらも、勤務経験があります。個別性という意味では、上記施設よりは劣る面はあるかもしれません。
しかし、人数が多くなるということは、それだけ刺激も多くなりますし、集団で物事を行うのが好きなタイプの方には、むしろこちらの方が喜ばれる利用者さまもいます。「この年になって、同世代のお友達が減ってきたけど、ここにくれば、いろんな方と知り合える」という反応を示す方も、いらっしゃいます。
規模が大きい分、小規模施設には出来ないこと・・・例えば、レクであれば「施設全体でお祭りを開催」「団体で旅行する」なんていう所もあります。
利用者さまによっては、うまく「小規模」と「大規模」の施設を両方使うことによって、違う楽しみを得る方もいらっしゃいます。
大変ご丁寧な回答をして頂きましてありがとうございます。
小規模、大規模それぞれの実例を紹介して頂き、勉強になりました。特に小規模痴呆専門ディケア施設での対応は感心してしまいます。一人一人の利用者の主体性を尊重し、個別に対応しているのですね。私はまだそうような施設に出会ったことがないので、明日にでもその施設に見学に行きたい気分です(笑)
しかし、小規模、大規模にもそれぞれメリット、デメリットがあるのですね。その方により合った施設を、ということですかね。そこまで理解して施設を選ぶ方がどれだけいらっしゃるのか気になりますが。。。本来ならば大規模施設の中で個別に対応していくことが望ましいのだと思いますけれど、なかなか難しいことですよね。
確かに福祉職は労働に見合った給料をもらうことは難しいですよね。今後の福祉ニーズの拡大を考えると、何か対策をとらなければならない問題の一つだと思います。
そうですね、職員の専門性も強く求められますよね。また、福祉の分野は生活に密着しているので、専門性に欠けるというか専門的に見られづらいですね。ヘルパーの資格は誰でも取得できますし、誰でも出来るのでは?と考えられがちなように思います。しかし、今後、職員の質の向上は当たり前に求められてくると思います。援助するということはその方の生活、人生、さらには命にまで関わるということだと思います。ですから、やはり、職員の専門性は当たり前に要求されるものではないかと個人的には考えています。(もちろん職員だけではなく、ボランティア等にも必要なことだと思いますが)私は現在、大学に通っているのですが、ある先生は「福祉の専門的な考えが分かっていない人は福祉の世界から消えてほしい」というようなことをよく学生に言いますが、それほどシビアな世界なのだと感じます。
すみません、話がそれてしまいましたね。たくさんご意見を頂いたのでついつい書いてしまいました(乱文になってしまいすみません)
No.5
- 回答日時:
>レクリエーションが生きがいにも繋がるというのは、どのようなお考えからですか?
生きがいとは『それに身を入れ、熱中でき、そしてそうであることにによって「自分の人生に生きる価値や意味を実感できる」という意味があると私は思います。
これを通していうならば、日々施設内では時間や行動など決められています。決められた事をただ毎日淡々と過ごしていく中で、楽しみはあるのでしょうか??熱中して出来ることがあるのでしょうか??
利用者にとって、レクリエーションは一つの楽しみであると思います。。また、施設など日常生活においてベット上で過ごされていたり、ボーっとしてたりすることは、認知症を進行させる恐れもあります。
日常生活において、利用者の方がレクリエーションんを楽しみにしていられる方がたくさんいます。レクリエーションが無い日は、待ち遠しい方もいますし、
レクリエーション当日、待ち遠しすぎて早く来こられる方もみえます。
それは、レクリエーションを日常生活において楽しみとなっており、それを行うことで充実感や嬉しさを感じると考えます。
私たちも、カラオケなど熱中している時って凄い楽しかったりしませんか??また、もっともっとうまくなりたいって思うこともありませんか??
利用者の方も、同じようにレクリエーションを楽しみにしておりそして、自分の趣味にあった事に熱中したいって思う事は不思議ではありません。
カラオケクラブにおいても、施設の夏祭りなどにて発表してもらうので、それに向けて歌ったりして練習を行っています。
カラオケクラブにおいて、皆でただ歌を分かち合うというのではありません。歌を通じて、利用者に話しかけると当時の昔話などを教えてくれる方も居ます。
レクリエーションを楽しみ、熱中し、様々な気持ちで望み、日々楽しむ。レクリエーションを通じて、何か物事に熱中することを利用者の方に見つけてもらい、またそれによって、ベット上にいる時間を少なくすることが出来る。また、心理的にも楽しいと思えることがあれば、日々の生活も楽しくなってくると感じます。
レクリエーションは、生活においても影響を及ぼしまたそれが、利用者のいきがいづくりに繋がるのではないでしょうか??
変な文章で(*_ _)人ゴメンナサイ!!
二度もお答えして頂きありがとうございます。ここの所バタバタしていてお礼が遅くなってしまいました。すみません。
【レクリエーションは、生活においても影響を及ぼしまたそれが、利用者のいきがいづくりに繋がるのではないでしょうか??】
そうですね。ある先生がレクリエーションとは「リ・クリエイト(再構築)」することであり、生活全体をもう一度つくることだとおっしゃっていました。それは、余暇生活に限らず、社会生活、基礎生活にも当てはまるものでなければならないとも言っていました。私もレクリエーションはレクの時間に限定されるものではなく、生活にも影響するものだと思います。
【生きがいとは『それに身を入れ、熱中でき、そしてそうであることにによって「自分の人生に生きる価値や意味を実感できる」という意味があると私は思います。】
なるほど☆勉強になります。私はまだ、生きがいの意味が自分の言葉で説明できないので。。。ただ、生きがいとは、社会や人と人との関係の中から生まれるものかもしれないと考えています。だからレクをただ単に楽しむことは生きがいに繋がるのかなと少し疑問に思っていました。でも、生きがいの定義は人それぞれですから、利用者の方が「これが私の生きがいだ」と感じれば他人がどう言おうとそれはその方の生きがいになるのかもしれないですね。
本当にありがとうございました。大変勉強になりました。kanami00o0o0さんのご意見を参考に、また色々と考えてみたいと思います☆
No.4
- 回答日時:
こんにちは、私も福祉系短大で勉強している者です。
先日、「レクリエーション活動援助法」の授業で「福祉現場における、レクリエーション支援の意義」と言う題名でレポートを書けと言う課題がありその下書きをワープロで書いていたので失礼ですが、そのままコピーさせて頂きます(レポート内容そのままなので参考にならないかも知れませんが…)。
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まだ私はホームヘルパーの資格を取るのに施設での実習を数回経験しただけなので福祉現場でのレクリエーションの必要性がどの位必要であるかは、まだ良く実感していません。
ただ、1つ印象に残っているのは福祉施設でレクリエーションに参加している入居者さんの笑顔が普段と違う事です。
みんなで何か1つ同じ事をして行くと言う事の大切さ、同じ喜び楽しさを全ての人で共有すると言う点から自分も一緒に楽しまなければ、レクリエーションの意味がないと思い始めています。
そしてそれをもっと理解しようと現在レクリエーションインストラクターの講習に参加しています。
人間の生活様式を3つに分けてみると基礎生活、社会生活、余暇生活に分けられます。
基礎生活にはケアワーカ、医師、看護師、社会生活にはソーシャルワーカ、とそれぞれ担当がありますが、余暇生活には該当する職種がありません。
そこをうまく埋めるのがレクリエーション支援だと思います。
レクリエーションは単に対象者のADLの向上を支援する物だと言われる方もいらっしゃいます、確かに身体を動かすことによりADLの向上もありますが、ただそれだけじゃ無いと私は思います。
特に施設に入居されている高齢者の方たちはいつも「何かをしてもらっている」と言う事を負い目に感じてらっしゃる方もいます。
そこで高齢者や障害者の方にも施設内での色々な企画に参加してもらうことで、「役立った」と実感してもらい、地域の人々にも企画に参加してもらう事により地域とのつながりをつくりこれが社会参加への機会にもなって行くのではないでしょうか。
例えば日常のちょっとした楽しみの活動(折り紙や貼り絵等なんでも)が、レクリエーションとして支援され、施設内での折り紙教室・貼り絵教室に発展されるとそれがただ自分自身の楽しみの活動と言うものでは無く社会に活かされていると言う実感を持つ様になりそれがQOLの向上、生活の中での「はり」と「生きがい」として生まれて来るのではないでしょうか?
私はそこが福祉レクリエーションの使命だと考えています。
アドバイスありがとうございます。ここの所バタバタしていてお礼が遅くなってしまいました。すみません。
【日常のちょっとした楽しみの活動(折り紙や貼り絵等なんでも)が、レクリエーションとして支援され、施設内での折り紙教室・貼り絵教室に発展されるとそれがただ自分自身の楽しみの活動と言うものでは無く社会に活かされていると言う実感を持つ様になりそれがQOLの向上、生活の中での「はり」と「生きがい」として生まれて来るのではないでしょうか?】
私も同感です。何らかの活動が社会と繋がりを持つことによって、ただ楽しいと感じたりするだけではなく、生きがいに成り得ると思います。もし発表する機会があれば、それに向けて活動にも力が入りますし、その発表で得た周りの評価がさらに向上心を持たせることもあると思います。そう考えると、生きがいや生活のハリは社会や人と人との関係性の中から生じるものなのかもしれないですね。
ただ、個人的にはそのような活動は少ないように感じてしまいます。pohooさんも述べていますが、人の生活様式は、基礎生活、社会生活、余暇生活に分けられます。社会生活と余暇生活は基礎生活をベースに成り立っていますから、基礎生活がしっかりしていないと社会生活も余暇生活も成り立たないことが多いですよね。ですから基礎生活を確保することが第一で、社会生活や余暇生活の援助まで手が回らないのかもしれないですね。
まだ私自身の考えもしっかりまとまっていないので、この辺で失礼します(^^;)これから勉強して考えていきたいと思います。貴重なご意見ありがとうございました。色々と考えることが出来ました☆
No.3
- 回答日時:
レクリエーションは、ただ単に遊ぶだけではなく、心理的、身体的にも作用すると思いますし、また生きがい作りにもなります( ´ー`)ノ
利用者の健康づくり・生きがいづくりをお手伝いしたり、障害者も健常者も共に楽しむ事により~心のバリアを無くせるのではないでしょうか??
また、レクリエーションを行う事で体力低下を防いだり筋力維持も出来るかと考えられます。
個別的に働きかけるレクリエーションも必要かと思います。
歌に関しては、確かに歌いたくないって思う方は居るかと思います。しかし、皆で歌を歌うと言うことだけが、レクリエーションではないと思います。とある施設におけるカラオケクラブでは、利用者の世代の演歌をかけて、一人の方が歌いそれを聞いたりしています。歌うだけではなく、その場に居ることも大切だと私は感じます。無理矢理はもちろんダメですけどw
自分の懐かしい歌を聞くと、ついつい手拍子をしたり笑顔になったりと変化も見えてくるので観察やコミュニケーションは大切だと思います。
個別へ対応するレクリエーションとしては、1:1で働きかけるのならば、担当職員が利用者の趣味にあわせたものを行うのもよいのではないでしょうか??
レクリエーションを通して、高齢者への働きかけはたくさんあることを知ってもらえたら嬉しいです☆
回答していただきありがとうございます。
また質問してしまって申し訳ないのですが、レクリエーションが生きがいにも繋がるというのは、どのようなお考えからですか?
レクリエーションと生きがいの繋がりについて少し興味があるので。。。(といってもここ何日かで興味を持ったのですが><)
私個人の考えとしてはレクリエーションは必ずしも生きがいに結びつかないのでは?と考えています。レクリエーションというかアクティビティーがですが。(レクリエーションは生きがいに結びつくと思いますので)
【歌に関しては、確かに歌いたくないって思う方は居るかと思います。しかし、皆で歌を歌うと言うことだけが、レクリエーションではないと思います。とある施設におけるカラオケクラブでは、利用者の世代の演歌をかけて、一人の方が歌いそれを聞いたりしています。歌うだけではなく、その場に居ることも大切だと私は感じます。無理矢理はもちろんダメですけど】
そうですね。私も同感です。しかし、皆で歌を歌うことがいいこと、というような考えがまだ強いような気がします。また、どこまで参加を促していいのかということも難しいなと感じています。私は現在週に一度デイサービスにボランティアに行っているのですが、レクリエーションに参加したがらない方もいらっしゃいます。「もしよろしかったら○○さんも参加してみて下さい」などと声をかけるのですが返事が返ってきません。(職員の方が話し掛けても何も返ってこないようです)本当は参加したいのか、本当に参加したくないのかを本来ならば見分けられなければならないのですが。。うーん、難しいですね。
少し話はそれましたが、貴重なご意見ありがとうございました☆
No.1
- 回答日時:
おはようございます。
福祉に関してまったくの素人の高校生ですが、よろしいでしょうか?
私の意見は、みんなで一つのことを楽しめて、ボケも防止できる。
のでは?
歌いたい、遊びたいという事ではなく、みんなで一つの事に対して楽しむことに意味があるんじゃないかなぁって自分は思います。
素人が口を挟んですいませんでした。
回答ありがとうございます。
いえ、たくさんの方のご意見を聞きたいのですごく有難いです。みんなでひとつの事を楽しむ、ですか。なるほど☆
そうですね、もし入所されている方はそこがひとつの社会になるわけですからそのようにレクを通して協力し合ったりすることは大切なことかもしれないですね。参考にしたいと思います。ありがとうございました!
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