No.8ベストアンサー
- 回答日時:
7です。
>家の中で線香をあげるときは、煙を逃がさない様に、
部屋を閉め切る必要などはありませんよね?
ないです、ないです(^_^)。
インドで賓客をもてなす時もそうですが、部屋を閉め切ってしまってはむせます。
普通で良いです。
煙が死者の食事となると言っても、逃がさないようにためておくというようなものではありません。
>死者への食料とは、先祖の霊と考えても良いのでしょうか?
それとも、死者そのものへの食料なのでしょうか?
通常、日本では、先祖の霊の食料となると思います。でも、もともとは別に先祖の霊と限った若ではないと思います。また、本当に香の煙を霊がムシャムシャ食べてると、そういうわけではないと思いますよ^^。普通に解釈すれば、良い香りでもてなされて、死者がその心遣いや香気に喜ぶといことでしょうか。
先ほどの本ではこうあります。
人は死ぬと、次の生に生まれ変わります。輪廻すると考えるわけですね。しかし、生まれ変わる、その前に中有(中陰)という中途半端な時間があります。日本では49日と言われてる期間です。まだ次の生命の形をとっていない状態。まぁ、幽霊みたいな状態です。でも本当は、幽霊や魂とは違うんですが、まぁ今はそれでも良いのでそんなようなものだと思ってください。とにかく、そのときの状態についての記述が掛かれているのです。このときの食料が、香の煙だということです。だからこの期間は、死者に盛んにお経を読んで上げたりして、次の生を実りの多い良い世界に導くようにしてあげるわけです。49が終わるまでに次の転生がすんでいると、本来のインド仏教は考えています。毎年、お盆に先祖が帰ってきて・・・といのは、中央アジアや中国などの習慣と日本古代の習慣が混ぜ合わさったものです。
No.9
- 回答日時:
少し訂正を入れます。
先ほどの「中有」ですが、インドの仏教すべてが唱えていたわけではなくて、中有をたてない派もあり、必ずしも仏教一般のものではありませんが、日本の仏教ではよく用いられてきた説です。
No.7
- 回答日時:
供養というのは、今では先祖供養と使われ、先祖の霊を慰めることですが、元の意味は、お坊さんに対して、花や灯明を捧げることで、これはお釈迦様の時代からあります。
お花を釈迦にささげたり、夜の説法のために灯明を捧げる習慣です。ですので供養にある花や灯明など、もとは客や尊敬する方をもてなす作法で、外道と呼ばれる宗教家が何か怪しい祈りのためにやっていたというのは、一面だけの味方です。
香についても、もとはインドの客人をもてなす作法ですが、これは主に王族や大商人の行った作法で、庶民のしたことではありません。それが仏教にも取り入れられたのです。
ですから、今、お寺で香を焚くのは、客人のもてなしから転用されて、「仏をもてなす」という意味でたかれるのが一点。
また、香の意味は死者に捧げるという意味もあります。これについては、中国で発祥したとどなたかが書いていますが、インドにもすでに同じ意味合いで書かれている本があります。倶舎論という本にそれは出てきます。
それによると、死んだ人は香の煙を食べるというのです。こういうことを言うお年寄りは今でもいますが、もとはここが根拠になっています。食べ物というのが一点。ただし、伝統仏教の正統派はあまりこういうことを言いませんから、通常は、仏をもてなし、こちらの身を清める為という説が一般的なはずです。
それからこれも既出ですが、中国でも死者儀礼がありました。こちらも香を焚きます。
http://www.herb-scents.org/kaori2.html
中国人の香についての考え方は、上記の香の十徳をご覧下さい。鬼神というのは、目に見えない霊全般、とくに死者の霊のことです。我が国には、中国を通して儀礼が入っていますので、インド以来の伝統と中国の儀礼がないまぜになっています。
というわけですので、香の意味としては、1,釈迦仏や諸仏をもてなす(仏をお迎えするという意味もあります。ここでは死者のことではありません)2,そのために身や場所を清める(昔は塗香と言って体に塗る香もあったのです。これも身を清めるため)3,死者への食料といったことが考えられます。仏教的オーソドックスは1と2になるでしょうね。3は仏教の本には出てきますが、ちょっと俗信的なものとなります。その他、世間的には、香の煙に示されて天国に帰るとかそういう話もあるようですね。
とても参考になりました、ありがとう御座います。
今まで何も考えず線香をあげていましたが、
とても深い意味があったので、興味を持ちました。
家の中で線香をあげるときは、煙を逃がさない様に、
部屋を閉め切る必要などはありませんよね?
死者への食料とは、先祖の霊と考えても良いのでしょうか?
それとも、死者そのものへの食料なのでしょうか?
No.6
- 回答日時:
2500年前の釈迦仏教には、供養自体が無かったのでそれ用の線香も花もろうそくもありませんでした。
いろんな供物を祭壇において祈る風習は、釈尊が外道と称したバラモン教にはあったようです。インドは暑い国なので匂いを消すために衣服に香をしみこませるということはあったようです。現在の仏教の先祖供養の形式は、仏教が中国に伝承された際に付け加えられた中国の先祖供養の形式(おそらく道教)なので本来の仏教の姿ではありません。だから仏教的には意味を持ってはいないということですね。残されたものの気持ちで理解すればいいだけということですね。これも面白いです。
新仏教って感じなのでしょうか? とても興味深いですね。今まで全く知らなかったのでとても感激しています。
やはり、残された家族の気持ちを清める為でもあるかもしれませんね。
No.5
- 回答日時:
死臭を消すためだったという説もあるようです。
鉦や太鼓をたたくとか灯りをともすというようなことも行われますから、感覚に訴えて普段と違う世界を呼び出そうということではないでしょうか。これも面白い説でビックリしました。
確かにインドの自体から"臭"を消す為に行うのがお香ですから、
死臭というのも納得もあります。
でも、お盆などでの線香はやはり関係なさそうですね。
ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
仏教では仏を供養するものとして花、香、歌、踊りが経典にもあげられており、仏前で線香をあげるのはインドにルーツがあります。
これらは曼荼羅にも八供養菩薩として擬人化?されています。
No.3
- 回答日時:
仏教では御仏への供養として、香りを供え、花を供え、火と供えることを勧め、このことを三種類の供養の方法、三種供養と呼んでいます。
香りは御仏やご先祖様の食事とも言われ、良い香りを供えることが大切です。
参考URL:http://www.butsudan.kogeisha.com/senko/senko01.h …
No.1
- 回答日時:
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