No.1
- 回答日時:
私は信仰をもっているだけで学者ではありませんが・・・
三十七道品を一覧すると
お釈迦様が悟りを得られた修行の一覧表でもあると気付かされます。
これらを一々、心に止めて修行なされたのでしょうか
私はそうではなく、後代になってお釈迦様の修行の内容を分析して細かく分けたもののような感じがします。
もとをただせば
真理を求め、全ての苦しみを脱するという菩提心と
禅定による修行だと思います。
その中から自然に生じたところの、さまざまな修行の形や戒律とも思われます。
これらを学び実践の糧にすることは、大変に尊く立派なことと思われますが
実際にこの通りに修行を行う事のできる人は、あまりにも稀な人しかいないでしょう。
仏教を学ぶことにおいては、一通り心に留めておいて良いと思いますが
修行の実践面においては、戒 定 慧の三学にて整理された各宗派の教えを守り学ぶことで良いのではないでしょうか。
あまり、頭でっかち、になってしまってもいけないと思います。
学問として専門的に学ぶのであればまた別になりますが
僭越ながら、私が心に留めている「正見」について書かせていただきます・・・
諸行は無常なり
これを知らぬ人生は生滅転変の迷いの生活法なり
すべてが生滅することを心に準備して
生滅に迷わず精進すれば
寂滅を楽しむ
私など、もうこれだけでも十分な感じがしています
ただし、無常を実感できるのは、やはり五十を過ぎてからでしょうか
若いうちに学んだ言葉が、この頃は段々に重味を増してくるような感じがします。
若いうちに沢山学んでください。
期待しています。
ご回答ありがとうございます。
私は bird48さんと違ってこれといった信仰をもって居りません。
ある私の不始末から世間に多少なりともご迷惑をかけてしまったことから、反省の日々のうちに「般若心経」と出会い、それから仏陀の説法に入り込んでいます。
真理を知りたいと思うこともすでに「執着」でしょうか?
ただもう少しは多くの人の考え方にふれてみたいと思います。
ご意見、参考にさせていただきます。
ご慧意に感謝、合掌。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
仏教ではよく「三界困苦の衆生」とよく言うでしょう。
三界と言うのは「欲界、色界、無色界」のことですね。今の言葉でわかりやすく言うと、物質的な世界と霊的な世界ですね。それと霊的な世界でも神々の世界と言うのがありますね。そんな神様でさえ、仏様から見れば困苦の衆生なわけです。つまり、人間が仏になろうと思ったら、霊の世界どころか、神様の世界も超えて行かないといけないわけです。
そのための修行法が「三十七道品」ですね。だから、普通の人間に理解できるような修行法ではないわけです。それに、もうお釈迦様当時の仏教は廃れて、後世起きた仏教しか残ってないわけですから。
ただ、このような修行法なんだろうな?と推測できるだけです。
「四聖諦」にしても、この世的次元だけでなく、霊的次元でも当てはまるのか?と言うことを考えないといけません。
人間は言葉で立派なことを言えば誤魔化せますが、神々は誤魔化せません。そういう神々でさえ苦しんでいて、それを救うという修行法なわけです。それは、修行者が仏になる途中で寿命が尽き、霊的存在になってもその先に行けるように、そういう修行や教えがないといけないと思うからです。
岩波文庫の「仏教」(ベック著 渡辺照宏訳)の下巻をおすすめします。少し難しいですが、参考になるかと思います。
この「三十七道品」は、原始仏教の根本になる教えですから、説明すれば一、二冊本が書けます。
ご回答ありがとうございます。
つまり簡単に言ってしまえば「四神足・五力」に至っては神々の力をも超越する修行法ということなのでしょうか?
これはあまりにも現実的ではありませんね。
ご紹介いただきました著書について理解できるかわかりませんが拝謁してみたいと思います。
ご教示に感謝致します。合掌。
No.3
- 回答日時:
sala1さま、こんにちは。
マッガです。
僕なりに思うところを書いてみますね。
「四念住」
は、気付きの実践において進んでいく順序のようにも感じます。
身・受・心・法のうち、体の動きなどに気付くことが一番しやすいことでしょう。その気づきを修習し育成し、慣れてくると次ぎの感受についてよく観えるように…と順序良く進むように感じます。
何か参考になれば幸いです。
ご回答ありがとうございました。
「四念住」とは
自身の肉体の変化に気付く
自身の感覚に気付く
自身の心の動きに気付く
自身の周囲の現象に気付く
ということなのですね。
そして次の段階として、「四正断」でその善悪を判断すると理解して良いでしょうか?
ご慧意に感謝いたします。合掌。
No.4
- 回答日時:
少し付け加えさせていただきます。
真理を知りたいと思うこともすでに「執着」でしょうか?
についてですが
執着というより自然な知的欲求、探究心だと思います。
私も若い時には、そのような絶対なるものとか永遠なるものとかいった
ことに憧れて、仏教書を読みあさった時がありました。
また、新興宗教にも入ったこともありました。
まあ20代の頃はいつも頭の中がゴチャゴチャしていたものです。
27の時に大きな転機がおとずれて信仰に入ったわけですが
さりとて、悟ったわけでもなし、絶対の安心を得たわけでもないのです
それでも、振り返ってみると
この信仰が無かったならば、自分の人生がどうなっていたのか
少なくともゴチャゴチャよりももっとひどい、或いは最悪の結果になっていたかもしれません。
信仰の世界は自内証といって一対一の世界ですから、あまり語るべきものではなく、また語ったとしても理解されない場合が多いのです。
ですから同様の信仰をもつ人以外には話したがらない人が殆どのようです。
私など信仰を持ったというより、まったく授かったようなものです
そのいきさつは話すべくもありませんが
あまりにも偶然とは思えない事ばかりでした。
仏縁があったようにも今は思っています。
できれば信仰があったほうが良いとは思いますが
これも縁があってのことで、けっして無理をしてまでする必要はないと思います。
最後に
仏教を学んでいく段階ですが、大きく分けて三つになります。
1.理具の成仏(学科ですか) 教えを学んで心に仏をしっかりと描く
2.加持の成仏(実地ですか) 加持・禅定を修して仏の境地に至る
3.顕徳の成仏(与える立場) 仏の徳を顕して人の役に立つ、助ける
となるのですが
だいたい1.の段階のあたりで迷いに迷ってしまうことも多いような気がします、仏教の百論千論のせいです。
仏教の概論と基本的教理だけでも十分と思います。
2.の段階は大変重要で、人それぞれに合った人に師事することが必要と思われます。
私の場合は師事することと信仰を授かることが一緒でした。
仏縁があったのだと思っています。
長くなってしまいました。
良い仏縁があなたにも授かりますように、合掌。
二度に亘りお導きいただき、まことにありがとうございます。
今回仏教の教義に触れたのは、今一度これまでの自分の生活姿勢を見つめなおす事が目的でしたので、仏教の概論と基本的教理だけに留めておくことにしたいと思います。
色々と考えさせられること・思い当たる節がありましたから、何か再起のきっかけがつかめたような気もしています。
なお、まだ信仰という形ではなくフリーな範疇に自分を置いて措きたいと思います。
重ねて感謝申し上げます。合掌。
No.5
- 回答日時:
<<まだ信仰という形ではなくフリーな範疇に自分を置いて措きたいと思います。
>>仏教(大元のパーリ語の仏典)は信仰を勧めませんよ。
信仰は「決め付け」「他は間違っている」「自分勝手な尺度」を作ったりして他俳的かつこの道に反することにもなりかねませんからねw
あくまで一人一人が心の科学者となって範囲とデータを元に柔軟に見解を更新していくという「確信(サッダー)」を強めていくものです。
最後にはありのままに観たらどうだろうと、その方法を教えてくれているだけですから。科学の実験方法と注意点、得られる結果が書いてある生命・生き方に関する参考書のようなものです。
信者になるとか、信仰を持つといったいわゆる宗教的なことは必要ないと思いますよ。
納得したことから実践実験検証していけば良いのだと思います。
ではノシ
ありがとうございます。
得心致しました。
ありのままを素直に受け入れられる度量と人徳を得られる努力を日々の仕事や生活の中で精進していきます。
感謝、合掌。
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