A 回答 (5件)
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No.5
- 回答日時:
バブル経済はどこでも起こっています。
昔、オランダでチューリップのバブルがありました。チューリップにみんなが価値あるものとして購入しました。しかし、熱が冷めると値段はがた減り。流行や思い込みが集団で起こるときバブルになります。
商品の価格は、需要と供給で決まるように見えますが、実はその商品を作るのにどのくらい労働を費やしたかで決まっていきます。労働価値説。
空気は大切だがタダ。労働を必要としないから。土地の価格は、そこで商売をして利益を得るための資本としてみなされ、その当時の商売の利益率で決まっていきます。
このように物には、いつも適正価格を出すことができます。
この、適正価格で取引されなかったり、商品を買っても有効に利用しなかった場合(貯めこみ)、バブルが生じます。
現実は、バブルとバブルの崩壊を繰り返し、適正価格などまったく守られていません。人間にとって本当に必要なものはほとんど無いのです。多くのものは流行商品であり、人間の思い込み(大切、好き、必要)の商品です。
No.4
- 回答日時:
バブルとは単純に言って、ペーパーマネーが期待で実体以上に膨らんでる事を指します。
(ペーパーマネーとは株や土地等の、財務諸表上の評価額の事。理論上、現金と同じ価値であるが現実ではない為にこう表現する。)この場合、期待には必ず「根拠」(ハイテク等)があって、根拠と実体(どちらもハイテク)はかなり像が重なっている為に見分けるのが困難です。
80年代後半におきたバブルの起こった理由として考えられるのは一言で言えば「土地」です。そして、これに拍車をかけたのが「株」と「外貨(ドル)」です。
昭和30年以来続いた右肩上がりの土地神話がもっとも大きな元凶になります。
この期間に資産を築く王道は、「インフレで慢性的に目減りする現金」を借りて「利息以上の速度で確実に値上がりする土地」を買う事でした。
土地の実体とは「その場所で何らかの商売をして生み出す利益」がベースなのですが、値上がり期待ができる以上使う事ではなく一種の投資対象という考え方が出来ます。
最初のうちは、この事に気づく人間が余り多くなかったのですが、西武やダイエーに代表されるような成功者が出てくる辺りになるとだんだん気づいて始める人も増えてきました。すると、土地は有限なので需給があっという間に引き締まって「実体」以上に値上がりしました。
これが、「土地バブル」あり80年代バブルの土台になります。
さて、これに拍車をかけた「株」ですが、株は基本的に企業の業績が反映された物です。しかし、この業績が「土地の含み益」を織り込んだものになっていきました。すると、本業で儲からず、決算上で損しても(土地の含み益はこの頃の決算には表面化しない。)所有していた工場等の土地評価額を考えると儲かっている事になります。
この頃、将来の土地の値上がりを織り込んだ「Qレシオ」という株価指標を使って株価を判断したりしました。すると、チョット前のハイテク銘柄に見られるような超高PERが普通になります。
この「土地バブル」「株バブル」に拍車をかけたのが「ドル」です。
日本の成長は車等の輸出に依存した物でした。最大のお客さんはアメリカです。
アメリカは借金してまで買い物をしてくれましたが、払うお金は自分達で印刷したドルなので帳尻が合わなくなってくると大量にドルを発行しました。
トヨタは車を売るとドルで支払われましたが、これを銀行で円に換金しなくてはなりません。すると、日銀にドルが溜まります。この溜まったドルを「外貨準備高」と言ってこれと同額の日本円を発行する事が出来ます。
そして、手持ちのドルを遊ばせてはもったいないので米債を買います。
別の見方をすれば、日銀は溜まったドルで国債を買って利息を受け取り、そのドルを買うときは自分たちの発行した円です。余りに儲かるので、世界一の「外貨準備高」を築いてしまいましたが、その分円を発行するので増えすぎてしまいました。回り回ってアメリカの無計画なドル増発が日本にやってきたのです。これが、慢性的なインフレの正体です。
ココで大量に余った円が株や土地等の投資先を見つけて大量になだれ込みました。それは需給バランスを失って高騰する事を意味します。
結局の所、バブルは経済成長がほんの少しコントロールを失うと起こるし実体とも連動している為に、単純に見抜くことが出来ません。下手にバブルを抑えようとする事は、経済を殺す事にもなるからです。それは、バブルが弾けたるきっかけになった日本政府の対応からも明らかだと思います。
この前提を頭に入れて下に推奨されている「犯意なき過ち」や現在のアメリカのハイテクバブルについてかかれている日経の記事等を読むと、とても興味深いのではないでしょうか?
No.3
- 回答日時:
グラフは日銀かどこかののHPで日経平均かTOPIXを手に入れてエクセルでグラフを描いてみるとその異常さがわかります。
株価低迷の現在までデータを含めて描いてみるといっそう良くわかります。
No.2
- 回答日時:
バブルというのはその名の通り、実体のないものという意味です。
つまり、株式投資で言えば、ある企業の業績がそれほど良いわけでもないのに、周りの良さそうな情報(それが正しいかどうかは別として)を鵜呑みにして投資することによって株価が実態を大きく上回ることです。
そのような状態が連鎖的に生じることをバブルといいます。
それでは、実態を正確に反映していない株価がどんどん上昇していくからといってその株式に投資することは合理的なのでしょうか?
その答えは人それぞれでしょうが、株価が上昇しているならばそれに便乗して買うというのはある意味で合理的でしょう。
ただし、この場合の合理性とは一般的に経済学でいう合理性ではなく、買わなきゃ損だという意味で合理的なのです。
No.1
- 回答日時:
最近出版された本で「犯意なき過ち 検証バブル」(日本経済新聞社)という本があります。
日経新聞の連載をまとめたものです。参考になるのではないかと思います。
参考URL:http://www.nikkei.co.jp/pub/
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