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平成不況の主な要因ってなんですか?

A 回答 (3件)

「平成不況の主な要因ってなんですか?」


第一の原因は、政府の金融政策の失敗によるものです。はっきりいえば、旧大蔵省と日銀の政策の失敗による不況です。
バブルといわれる好景気状態がありました、これ自体は自由経済、金融においておきるべくしておきたものです。確かに地価も想像を絶するほどあがりました。これなどは自然に沈静化するものですが、マスコミなどの攻撃もあり、大蔵省・日銀がマーケットへの資金の流入制限を行ったのです。いわば、自由経済に突如として社会主義的な統制経済を持ち込んだようなものです。大混乱になり大不況になるわけですね。その上日銀がながいあいだ公定歩合、つまり金利ですが下げなかったんですね。それで余計不況になってしまいました。人災でしたね。
政府やマスコミの社会主義的統制金融・経済政策が起こした不況です。ただ、他の回答者さんの指摘にもあるように、何とか神話、銀行はつぶれないとか土地は儲かるなどというものがなくなったことはよいことだと思いますが。
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出来合いのキーワードでいえば


・設備の過剰
・債務の過剰
・雇用の過剰
がセットになっていました。資産バブルの頃は資産は多ければ含み益も出ていたのですが、一旦資産価格が下がり始めると、資産を担保に借金をすることも出来なくなり、借金でクビがまわらなくなります。また多くの日本企業は実株主に権利や配当を渡したくないために、企業同士で「株式の持ち合い」をしてきましたが、これも株価が一旦下がり始めると、どんどん含み損が増えていきます。

また土地などの資産価格の上昇にあぐらをかいていた日本企業は本業での儲けはその資産規模に対して異常に低い生産性でした。不況になっても日本の場合は人員削減をするということが少なく、物価が下がるのに賃金も下げられずといった形で、しばらく人員の過剰も続いていました。人員削減は退職者の自然減が主な調整弁なので時間がかかったのです。

そんなこんなで、ビジネスは上手くはいかないわ、金は借りれないわ、投資家は資金を引き上げるわで硬直状態だったのが平成不況です。

戦後から平成不況までの資本効率に関しては「経営財務入門(日本経済新聞社)」が上手くまとまっています。世界的に見れば、日本企業がいかに投資家軽視の戦略をとってきているかがわかります。

今はやっとその傷が癒えたという程度で、ROEやDOE(株主資本配当率)を見ても英米から見てかなり見劣りがします。まだ投資家からのしんらいは回復できているとはいいがたい状態です。
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企業がそこそこ儲けても、


利益を内部留保と、株主への還元ばっかりに回して、
労働者に分け前をよこさない傾向が増えているため。

ひどいのになると、赤字を出して、
それを理由に従業員のボーナスは減らす一方(ゼロでないだけマシと言い張る)、
株主への配当金は大盤振る舞い、みたいな企業だってあります。

詳しくは、有名どころの労働組合のホームページあたりをご参照ください。
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