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工事などで攪乱された土地には、一斉に帰化植物たちが繁茂していますが、その行く末はどうなるのでしょうか?
勿論、帰化植物の種類にもよると思います。
例えば、アメリカセンダングサなどは、或る時期になりますと、ススキにとって代わられるようですし、セイタカアワダチソウにしても、入り込んだばかりの時期には、自分の体から毒素を出して、周りの植物の繁茂を拒絶すると聞きますが、やはり最終的にはススキにとって変わるという話を聞いたことがあります。
質問は、上段二行です。
宜しくお願いします。

A 回答 (3件)

湖に放たれた「ブラックバス」の場合を例に考えてみましょう。


食欲旺盛、凶暴、圧倒的な繁殖力、既存の魚類が絶滅に瀕しています。
では、既存の魚類が絶滅した後にどうなるか、資源を食い尽くした後の人類がどうなるのかと同じくらいに難しい問いですね。
繁殖調整に入ると思います。自らが生き長らえるために、恒常的な栄養素で繁殖可能な数量に調整されるでしょう。
また、その場の環境に適した体質に変化(これを進化というのかな)するでしょう。
しかし、ブラックバスがどうなってゆくかよりも、生態系を破壊された湖と絶滅した既存の魚類の存在のほうが重要だと思います。

生態系に影響が顕著に出る動物の例ですので、そのまま植物に当てはまるわけではありませんが、速度の違いこそあれ、生態系に与える影響は看過できません。
この点からお答えすると、帰化植物の生命力が勝れば既存種の植物がかなりの数、絶滅するかもしれないし、
亜種が多く誕生し、生態系に狂いを生じるかもしれません。
済みません、植物学的にはトンチンカンな回答になってしまって。
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この回答へのお礼

「繁殖調整」という言葉が、何か面白そうな言葉ですね。
と、言いましょうか、私の求めている答え、という気がします。
例えば、ネズミなどの集団入水、これもいわゆる個体調整、つまり、繁殖調整などと推論されています。
チシマザサの一斉枯死=寿命。
こんな見解もあるのかもしれません。
勿論、セイタカアワダチソウが、一斉枯死をするなどという事は聞いたことが有りません。
でも、何らかなの調整が行われるのかもしれませんね。
樹木のように、花をつけない、とか、結実しないとか。

とにかく、お答えをいただいた皆さんと、心ゆくまで、こういったお話でもしてみたいですね(^^)
お答えを頂きました皆さん、大変、お勉強させていただきまして、有難うございました。
また、いろいろと教えてください。
また、質問いたします。

お礼日時:2001/11/14 16:30

セイタカアワダチソウは一時のような勢いが無くなったのではないでしょうか。


彼らが日本に上陸して約100年がたち回りの日本古来の植物と妥協して生きる術を覚えたのか、日本から戦後のような荒地、放棄地が減ったのか・・セイタカアワダチソウの故郷北米南部には日本の葛が異常に繁茂して自生の潅木を死滅させているそうです。

帰化種がどのよう運命をたどるのか、専門分野の話になり手に負えませんが、繁殖に適した土壌と気候条件に恵まれて繁茂しているので、このどちらかの条件が変われば自然に減っていくと思われます。セイタカアワダチソウの競走相手は同じような環境を好むススキやアシのようですが、日光の奪い合いでススキやアシが有利なので先住者のいる地域には侵入できないようです。

植物界には多数の帰化植物がありますが、セイタカアワダチソウのように背が高く黄色い花をたくさんつけるのは目立ちすぎて敵視され嫌われます。雑草は目立たずひっそりと暮らしていけばやがて本当に「帰化」が認められるのですが・・いったん帰化が認められると人間世界とちがい日本古来種と同じ扱いを受けるのはサボテンやキュウリ、甘藷、西洋タンポポなど多くの例があります。セイタカアワダチソウは100年たっても外人扱いで同情します。

参考URL:http://www.city.ichikawa.chiba.jp/shisetsu/haku/ …
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この回答へのお礼

早速の回答、感謝いたします。
同じ帰化植物でも、マルチンさんが言われる様に、日本に馴染んでいるものと、いつまでたっても嫌われているものが有りますね。
クローバーなどは、結構好かれて?いるようです。

お礼日時:2001/11/14 16:11

帰化植物が日本国内でどのくらい記録されたのかをみてみると、1868年以前は20種類、1910年に45種類、1918年に72種類、


1931年に133種類、1950年に約300種類、1956年に390種類、1977年に716種類、1992年に1127種類と発表されているそうです。

私の子供のころの記憶では一番有名なのが「ヒメジォン」で、高さは小学校時代はススキの次に高いような気がしたものです。
あと「雀の鉄砲」も帰化植物と聞いて驚きましたが、驚くという事は早くから入り込み、日本に馴染んでいたためとも云えるでしょう。

戦後の有名人は「セイタカアワダチソウ」...これは花粉公害から嫌われてますから日本に同化するには間がありそうです。

イネと一緒に渡来したグループに「カナムグラ、イヌタデ、スベリヒユ、カヤツリグサ、エノコログサ」などがあり、その他
中国系由の渡来グループには「スイバ、ハコベ、ナズナ」などがあり、中にはヨーロッパから来たものもあると聞いています。

今目立っている帰化植物も、余程の気候の変化などない限り、居心地が良くて蔓延ったわけで、長い年月が経てばそのうち
どれが帰化植物かもわからなく同化されて行くような気がします。
問題は植物は動物よりも静かなので生態系に及ぼす影響もどのような害が出るのか予測できない点、将来の不安があるでしょう。


*不安といえば、アライグマ、ワニがメ、ピラニアなど最近のペットの問題の方が大問題になる可能性を秘めていると思います。
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この回答へのお礼

プレスリーさん、有難うございました。
スイバ、やハコベなども帰化植物であったとは知りませんでした。
七草であることから、てっきり、日本古来のものかと思っておりましたが、帰化植物だったんですね。

お礼日時:2001/11/14 16:18

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