人生最悪の忘れ物

どなたか教えてください。私の知り合いの息子が、
500万人に1人か何かの難病で、
2年前に22歳という若さで他界しました。
その母親が今まで助けれて方との関わり、息子の病気を通じて感じた事等についての思いを本にしたいのだが、金銭的に余裕がないので、何か補助をして貰える事は出来ないか…との相談を受けました。公益ではないので、難しいかもしれませんが、何か使えるような手があれば教えて頂ければと思います。よろしくお願い致します。

A 回答 (2件)

元出版社で書籍編集をしていました。

学術研究の出版以外に補助金の給付というのは残念ながら聞いたことがありません。

おたずねの原稿は、まず自費出版というかたちではなく、出版社への「企画持ち込み」という可能性を探ってはいかがでしょうか?

これは、出版社側から見るといわゆる「持ち込み企画」と言われます。出版社がその持ち込みを引き受けるかどうかは、次のようなポイントがあります。

(1)その出版社全体の出版ラインナップ(出版・編集方針)と合致しているか?たとえば、小説などの文芸書を出している出版社に、医学書の企画を持ち込まれても無理な相談です。基本的にその出版社が得意としている分野の企画かどうかが最低条件です。

(2)原稿ができあがっているかどうかは、あまり問題になりません。テーマ(仮タイトル)、目次、大まかな内容、原稿枚数、できれば「前書き」や1章分くらいの文章があれば、引き受けられるか判断できます。逆に原稿全部送りつけられても、忙しくてとても全部読んでる余裕がありません。

(3)内容の独自性。これが一番大切なのですが、似たような本がいくつも出ているものでは、引き受けにくいです。「この本のウリは何か?」が明確であればあるほど、売れる見込み(市場性がある)と判断できます。

(4)諸条件。
原稿枚数にも適度な分量があります。100枚では本になりません。最低200枚、300枚から400枚程度が適当です。それ以上になると、コストが上がるので、内容がそれだけ見合ったものでないと出版社とはきつくなります。
印税を要求されるかどうかにもよります。「印税はいらないからとにかく本にしてくれ」というリクエストから、「印税は10%ほしい」というリクエストまでさまざまで、上記(1)から(3)の要件に照らし合わせて「ご相談」ということになります。ただ、昨今の出版界の厳しさから言って、印税は出ないことが多いのも現実です。

だいたいおおまかにいって、これらの条件をクリアして、難病を克服した手記などを出版している出版社(ジャンルとしては「人文書」「ノンフィクション」という分野になると思います)に当たってはいかがでしょうか?

まずは、「こういう企画なんだけれども、出版してもらえないか?」と書籍編集部に電話して相談すると、相手(編集者)も相談に乗ってくれると思います。

それでもダメなら自費出版となりますが、100万単位の値段がかかりますし、実際に流通に乗って、本屋に並ぶことはまずないので、最後の手段として考えた方がいいかと思います。

実際に本になるといいですね!
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この回答へのお礼

viva_chiru様明確な回答ありがとうございます。
本人にviva_chiru様から頂いた助言を早速伝えさせて頂きたいと思います。本人が多くの方に支えられた事・本人子供に対する気持ちが何か形になればと思っております。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2005/11/01 16:08

その本は、書店流通に載せたいですか?



書店流通に乗せるのではなく、自費で本を作りたい、周囲の人間に頒布したい、という事であれば、「同人誌」という手段もあります。同人誌とは現在はアニメや漫画、ゲームなどについてファンが語るものとして多く知られていますが、そもそもその端緒は文芸同人誌であります。

Wikipedia 同人誌
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%90%8C%E4%BA%BA% …
の、「同人の系統」を見ていただければ分かるとおり。

同人誌というのは現在若年層まで(それこそ中学生や高校生まで)広く(前述のコミックやゲームなどのファンによって)作られており、その印刷代金も非常に安いものとなっています。
たとえば同人印刷では老舗である

共信印刷株式会社
http://www.kyoshin.net/

などでは、B5の本を作成すると以下のような値段です。
http://www.kyoshin.net/fee/b5.html
周囲の人間に対して配るという事であれば、これでもかなり立派な本が作れると思います。
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この回答へのお礼

ex_hmmt様
今回は早々の回答ありがとうございました。
同人誌は頭の中にはなかったので、
本人母親に提案させて頂きます^^
今回はありがとうございました。

お礼日時:2005/11/01 16:48

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