No.2ベストアンサー
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理由は幾つかあります。
まず第一は、安全性の問題。
有機実験では有機溶媒、或いは反応させる試薬そのものが引火性・可燃性を持つものが多いので、それを使う場合は裸火は厳禁です。
次に、温度管理の問題。
無機実験などで、比較的熱に強いものが溶けた水溶液から水を飛ばすのであれば、より高温になる直火の方が有利です。
一方、有機実験では温度によって、目的とは別の反応が起きたりするものも多い為、過熱の際に温度調節が必要な場合があります。
(もちろん、無機実験でも温度調節が必要な場合もあります)
水浴・湯浴(ウォーターバス)では最大でも水の沸点の100℃までしか上がらないので、それ以下の温度での加熱が必要な場合に適しています。
ちなみに、これより高温にする場合は、シリコンオイルなどを使った油浴(オイルバス)や、砂を使った砂浴(サンドバス)などが使われます。(引火性のものの場合、熱源には当然火は使えないので、電熱線を使用します)
このような理由から、有機実験では他の実験に比べて、火を使ったものは少なくなります。
(但し、これも皆無ではありません)
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