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非ステロイド系鎮痛消炎剤は、頓服で長期服用するのと一度に規定量以上を飲んでしまうのはどちらが胃に負担をかけてしまうのでしょう?
お薬に詳しい方、宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

 natukitanさん こんばんは



 ボルタレンの場合、通常は1日3~4錠までを三等分して服用または頓服として2錠までの服用が使用量です。

 過剰量に飲んだ場合ですが、通常1回1錠毎食後として服用する所のボルタレンを倍量の2錠一回に飲んだとしても、数回だったら頓服としての服用と変わりませんから胃腸の負担は変わりません。それを3倍4倍~10倍という極端な過剰量を服用してしまった場合、胃腸の負担は増えてきます。

 頓服についてですが、本来頓服とは一時的な痛み誤魔化しという事で長期に服用することは無いですよね。もし長期に頓服しなければならに場合は、例えば朝夕食後とかの1日の服用回数を少なくしての連続投与と言う形を取りますから、基本的に長期の頓服と言う考え方が存在しません。従って長期に頓服した時と言う考えではなくて長期に服用した(食後に)と言う事しかお話できません。

 それでは長期に服用した場合と過剰量服用した場合ですが、どちらも程度問題で比べ難いです。ただし過剰量の量が多ければ多いほど長期服用より胃腸の負担は多いと思います。しかし、ボルタレンの場合は胃腸の負担以外に過剰量服用による血圧低下や上昇・腎不全等が知られていますから、幾等痛みが強いからと言って過剰に服用するのは避けて下さい。 
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 原則として、この場合、一度に規定量以上を飲むほうが胃に負担がかかることになります。

 非ステロイド系鎮痛消炎剤は、蓄積性の毒性がありませんので、奏功している時間内での量依存的作用・副作用のみが問題となります。服用後有効血中濃度は数時間ないし1日です。
 
 投与量が同じでも、9錠を一日で飲むのと3日で飲むのは副作用の出方(の可能性)に3倍分の違いが出ます。また、鎮痛効果のほうは飽和してしまえばそれ以上強くなりません。
 
 高用量ではその間、胃や腎臓の血流量の低下の可能際があります(薬剤のcox-2選択性の低い場合です:ほとんどのお薬はそれが低いです)。胃の血流量の低下は粘液の産生を弱め、胃炎や潰瘍発生の原因になります。胃酸分泌を促進するような食事(焼肉など)を多量に摂取したあと高用量の非ステロイド系鎮痛消炎剤を内服するのはきわめて胃に悪いことになります(胃食道逆流のあるかたは食道にも悪いです:強い胸焼け)。胃が酸にまけるのには半日かかりませんから、頓服の利いている時間内でも、過剰摂取なら、強い胃炎等を惹起すること十分があります。二日酔いで頭がいたいなどのときには要注意ですね。

 一方低い用量ではの長期服用も、副作用については量依存的に同じ問題がありますが、普通は生体の調整の範囲内で処理され、問題となることは少ないです。ただ、このような薬剤は個人の感受性差が大きく、長期服用のリスクは個人リスクX期間となりますのできちんとしたモニターが必要です。
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