街中で見かけて「グッときた人」の思い出

岩波文庫の自省録を購入しました。
買ったのは良いのですがどう読んでよいのかわかりません。
目次がなく第12章まであるのですがそれぞれどんな概要なのかうまくつかめません。
実際に読まれた方どのように読みましたか?

A 回答 (2件)

私も愛読者です。



何回か通読もしましたが、最初以外は、ほとんど拾い読みです。
拾い読みには2タイプあります。一つは、気まぐれに開いたところを読むこと。もう一つは、何かの節目(知人の死など)や何かの壁(人との諍いなど)に遭ったときに読むことです。
「アウレリウスはどう言ってたんだっけ、確かこんなこと言ってたような…」という感じです。

東の病気の子ども、西の疲れた母、南の死にそうな人、北で喧嘩している人(または内なる人)^^;、に「自省録」には「こう書いてあるよ、だから、恐れるな」とか「心配するな」、「つまらないからやめろ」、「こう考えてみるのもいいぞ」などと言って聞かせるような読み方をしています。

私は哲学が大嫌い!なので、このカテでも、よくシニカルな回答をするのですが、以前は、随分いろいろ読んだものです。しかし、今でも読む気になるのは「自省録」と「老子」のみです。この二書は、もはや批判的に読む気がしない、というのが原因です。
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愛読者の一人です。



「自省録」は、しっかりした構成に添って書かれた文章ではなく、前書きにあたる初めの2章以外は書かれた時も場所もまちまちです。章ごとの概要や構成を追うことはしなくてもよいと思います。

ストア的節制の人であった皇帝の内面の境地を記した日常のメモで、今日まで千九百年もの時を越えて残されていること自体が奇跡のような書物です。

その奇跡の宝を愛でるため、不肖にも私はカバンの中に一冊、トイレに(ごめんなさい)一冊と言った具合にあちこちに置いて、それでも発作的に読みたくなったときにまた買ってしまったり、人にあげたりで今は4冊持っています。

書かれた時も場所もまちまちなので、読むのも同じように心の平穏を脅かされることの多い日常の間に間にさまざまな時と場所で読むのが良いでしょう。栞もはさまずどこからでもそのとき指が開いたところから読んでいます。
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