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親戚の子供が学校で絶滅危惧種についての話を聞いたらしく、「何のために絶滅危惧種を保護するの?」と聞かれました。
絶滅危惧種を保護するのは当たり前と思っていたのですが、そう言われてみると何のためだろうと思ってしまいました。
その場では「絶滅して見かけなくなったらさみしいからだよ」と適当な精神論的に答えてしまったのですが、本当の答えを知りたくなりました。
自分で色々考えて、食物連鎖に影響を与えるから?などなども思ったんですが、その特定の種がいなくなっただけでそれほどまでに食物連鎖に影響を与えるとも思えないです。
何のために保護するのでしょうか??教えてください。

A 回答 (7件)

 昔に見た動物関係の番組で、イギリスの方が、地球を一つの飛行機にたとえてお話しされていました。


 飛行機はネジが1本なくなっただけでは、まだ飛び続けている。2・3個なくなっても飛び続けている。しかし、ネジが100個・1000個…となくなったら、もう飛行機は飛び続けることが出来ない、と。
 
 地球(というか、地球で生きるもの、ですね)も同じで、1つ生き物が滅びたら、「それ」を食べるなどしていた、「それ」と拘わりのある生き物が滅び、さらにその滅びた生き物と拘わりを持っていた別の生き物が滅び…となって、やがて大変なことになる、ということですね。

 私としては、上記のこと+人間が絶滅に追いやった原因であることが多いのだから、人間が保護しなくてはならない、と考えています。
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答えは一つだけではありません。



「いなくなったら寂しい」これも理由です。
「取り返しがつかない」一度絶滅した生物は二度と復活することはありません。
「人間のため」ひょっとすると絶滅危惧種の中から難病の特効薬が発見されるかも知れません。

自分の考えとしては、
1.人間も動物である以上、自然なしでは生きられない。
2.ところが今まで多くの生物を包んできた自然が様変わりし、生き物たちが絶滅している。
3.これは、人間にとっても何か悪影響があるかも知れない。
4.絶滅危惧種を守ると言うことは、その種が存在できる自然を保つということである。
5.これはきっと人間にとっても有益なことだろう。

だから危惧種の保護というのはトキにしろコウノトリにしろ、野生復帰=自然の回復に主眼が置かれているわけです。
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>何のために保護するのでしょうか??



もう実際自然環境のバランスが
崩れてるじゃないですか?
>食物連鎖に影響を与えるとも思えないです。

思えないと思うのは短絡的ではありませんか?

実際、生活している、われわれが
絶滅危惧種を保護をするというのは、
無理がありますので、参考URLの
考えの元に生活していくとおのずと
自然保護につながると思います。

参考URL:http://eco.goo.ne.jp/business/csr/lesson/dec00.h …
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一言で言えば、「取り返しがつかないから」です。



一番わかりやすい言い方は、「種の多様性が失われる」ということでしょうか。一つの生物種が失われるということは、その生物種が進化の過程で得てきた遺伝情報が永遠に失われるということでもあります。

その昔、恐竜が絶滅したとき、生物界の片隅でひっそりと生息してきたわれわれの御先祖は生きながらえ、哺乳類として進化してゆきました。生物の多様性とは、ことほど左様に重大なものです。人間の行為により、生物種が失われるということは、人間には取り返しのつかないことであり、大変に「恐ろしい」ことなのです。
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私の仕事の一部に、そのような絶滅危惧植物の保護というのもあります。


しかし、「なぜ保護するのか」というのは実は難しい問題ですね。

教科書的に答えれば、おそらく環境省(#1のURL)のようになるのですが。
でも、この考え方だと、生態系に影響ない種、食物連鎖に関係のない種なら絶滅してもいいじゃないか、ということになってしまいます。
レッドリストに数多く記載されている例えばラン科の植物などは、まったくそのような系から外れています。無くなったところで、正直言って、何の影響ありません。逆に考えれば、そのような存在だからこそ、人間の盗掘によってあっという間に絶滅してしまうのかも知れません。

種にも寿命があります。あるいは、環境の変化(自然現象)に耐えにくい種というのもあります。数限りない種がこれまで絶滅してきました。
しかし、この100年ぐらいの絶滅のスピードは、そのような自然絶滅に比べると、はるかに激しいペースで、100年前の4万倍という説もあります。これは言うまでもなく、人間の様々な活動がもたらしたものです。

例えばトキの保護に大金を投じるより、熱帯雨林の開発を止めたり、現地の人々に食糧援助をしたほうが、保護できる種数という点では、はるかに理にかなっていますよね。

結局は、池田清彦氏のいうように、保護も人間のエゴなのかも知れません。「絶滅して見かけなくなったらさみしいからだよ」というのが、かなりのウェイトを占めることは間違いありません。

役所的に絶滅種の保護というのは、非常にわかりやすい施策です。内実の見えにくい生態系の保護や回復というより、やることは同じでも「この絶滅危惧種を救うため」と言った方が予算が取りやすいそうです。もちろん、納税者に対する説明としても同じですね。

本質は何の生態的地位のないラン科でも永続できるシステムが、健全な生物多様性であるということなんです。ですから、人間が原因で、それを損なったのであれば、それを修復する義務はあると思います。
系全体が保全の対象であって、植物園や動物園で絶滅危惧種を保護する、というのは、それを忘れないための象徴という意味ぐらいしかないのかも。

なんだか取り留めない回答で申し訳ありません。
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環境などは全部サイクルで成り立ってます。


人間が酸素吸ってゴミを吐き出すと、ゴミを植物が利用してまた酸素を作ってくれるように、全てサイクルです。
この場合植物がなくなるとサイクルが崩壊して人間は絶滅しますね。
環境・生態系の破壊は、生態系のサイクルを破壊していってるのです。
サイクルの成り立たないものは将来必ず絶滅します。
上の例だと輪が小さいのですぐ破壊しますが、現在の地球はサイクルの輪がでかく複雑になりすぎたので、ちょっとやそっとの破壊活動ではまだ実感できるレベルに至ってないだけです。

よく枯渇問題が言われる資源などの話は、サイクルができてないからです。
人間が使うだけ使うと、それらは消えて元に戻せていません。サイクルが成り立ってないのです。
だから将来必ず枯渇します。
生態系が今まで維持できたのはサイクルがしっかり成り立ってるからです。
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参考URLが一番分かりやすいかと思います。



参考URL:http://www.sizenken.biodic.go.jp/rdb/why02.html
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