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突然ですみませんが、3年位前、僕の知り合いの大人の人が言っていた事をここに書きます。
「発展は幸せと欲望の為にある。
 人の手による発展とは
 少なからずの欲望を生み出し、
 多からずの幸せも生み出す。
 少なからずの欲望のない者が発展とは成し得ず、
 多からずの幸せのない者も発展とは成し得ない。
 幸せとは愛か力か、欲望とは愛か力か。
 それは人の永遠の謎である。」
(対句みたいな感じで言っていたので、見やすいようにまとめました。)
どうして「幸せ」が「多からず」で、「欲望」が「少なからず」なのかと僕が聞くと、その人は「それが人間だから」と言っていました。その意味が何となく分かったんですが、「欲望がなぜ愛なのか」等、できれば色んな意見を聞いてみたいので、どういう風に思われたかを教えてもらえませんか。

A 回答 (7件)

知人のひとが言いたかったのは回りくどい言い方なので伝わりにくかったんだとおもいます。



普通名詞的な人類共通の普遍的な「幸せ」というのがあってこれは、「世界平和」・「科学・医療技術の発展」・「自然環境をもっと大事にしよう」とかがんばりましょうね!とかの全体の幸福のことだと思います。

普通名詞的な公的な全体の「幸せ」・「欲望」と
固有名詞的な限定された個人の「幸せ」・「欲望」を
分けて表現したかったんじゃないでしょうか。
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知り合いの方の意見は、私には難しくって、ちょっと判りませんが「欲望」と「幸福」について述べてみたいと想います。




「幸福」とは、安定している状態・安らいでいる状態です。

で、普通の人々は、外に向かってあれこれを求め、いろんなものを手に入れて、安心しよう、安定しようと奮闘努力するんです。学歴、出世、金、異性、マイホーム、マイカー、肩書き、趣味、商品・・・こういう自分以外の何かによって安定を図り、幸福になろうとするんです。

でも、こうやって外に求め続ければ「欲望」という心の筋力がUPしてしまうんです。

たとえば、右腕ばかりを筋トレしていれば、右腕はマッチョになります。
が、全く使われなかった左腕は衰弱していきます。
「使うものは賦活して、使われないものは衰弱する」んです。

「欲望」という心の筋肉も使えば使うほど太くなっていきますので、求めることが止まらなくなってしまうんです。
本来ならば、心を安定に導くための「欲望」だったハズが、いつの間にか心を不安定にさせる要因になってしまうんです。
目的と手段が入れ替わってしまうんです。



つまり「欲望」では「幸福」は得られないんです。
(強すぎる欲望では・・と言ったほうが正解ですが)

「幸福」とは、むしろ逆で「足るを知る智慧」によって獲得できるんです。
(小欲知足です)


だって、自分以外の何かってとても儚いものなんです。
先日のスマトラ沖地震では地球の形さえ変わってしまいましたよね。
この世にあるものは、自分自身をも含めて、常に移ろっている無常の存在ですから、永遠不滅のものなんてないんです。
ですから、足るを知る智慧で、暴走しがちな「欲望」を制御してこそ、心の安定が獲得できるんです。

「これくらいで充分だ・・」と足るを知る理性こそが、本物の安定した状態なんです。


で、もっと言いますと、心を安定に導く要素こそが「愛」なんです。
間違っても、人を不安定な状態に落としめいれるものは「愛」ではないんです。

ですから「(強すぎる)欲望」は必ずしも「愛」ではないと想います。
むしろ暴走しがちな「欲望」にブレーキをかける智慧(理性)こそが「愛」だと想います。
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存在理由という言葉があります。

この言葉は不思議な言葉です。存在する根拠が知られているという意味と、何か他のものの存在を支えているという二つの全く違う意味が含まれています。しかももっと不思議な事に存在理由があると存在できなくなってしまうということです。欲望にしても幸せにしても発展の為にあるとすれば、実在するのは発展だけで欲望も幸せも消えてしまいます。発展だって欲望や幸せのためにあるのだったらやはり消えてしまいます。
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ある女性がいました。


女性はいい家柄で何不自由なく育てられました。しかしすべて親が決めていたので、何かしらの窮屈を感じていたようです。
外に出たい。親の言うことはもう聞きたくない。自分のしたいことをしたい。
そんな時夢を生きる、知識以外は何もとりえのない学者に出会いました。夢を追いかけている男を見て、女性は何か心惹かれるものを感じたようです。
そして二人は家を飛び出し、結婚にいたりました。男は受けると思ってもいなかった愛を受けて幸せに暮らしたそうです。
もちろんフィクションですが。それはともかく。
このとき、「夢を追うことによりつながった愛」とは「親の支配から逃れたい」という「支配に対する嫌悪」が押し出したものとして出現しています。つまり他者への愛というのは欲=この場合に限るなら自己愛から出現しています。欲望が愛につながるとは、このケースで考えるなら、
欲望をかなえる(自分の自由を得る)ための手段(男に愛をささげる、女性の方ごめん、例なので)
という意味連関によって説明がつけられます。
欲望が愛になる例を挙げてみました。
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この回答へのお礼

#4さんが仰られている「愛」は、所謂「恋愛」なのではないでしょうか。ここで彼が言いたかった「愛」とは、多分「博愛」のことだと思います。ご回答有難うございました。

お礼日時:2006/01/21 21:47

貴方が望む回答と反れるかもしれませんが、、僕が40年の人生の末に出した【人】に対する答えがあります。



性善説と性悪説という言葉と大まかな意味は、ご存知ですよね?「人は生まれながらにして善か悪か」という議論です。

僕が出した答えは、【人の本質は欲である】です。
この【欲】が良くも悪くも今の人間社会を作りげたのだと思います。
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この回答へのお礼

♯3さんの仰る「欲」は、♯1さんとも♯2さんとも意味が違うみたいです。僕は、下でも申しました様に、「欲は頭から求める幸せ」だと思います。♯3さんは、「欲は心からも頭からも求める幸せ」だと仰られているように思いました。確かに、「幸せを欲す」とも言いますよね。幸せも、愛も、結局は「欲している」ことに変わりはない、だから「欲望」と言える。なんだか、「欲望」の一般的な概念とはまた別な考え方みたいですね。ご回答有難うございました。

お礼日時:2006/01/02 21:17

・悲しい事に【欲】が、人間社会を発展させます。

戦争が、その例でしょう。【欲望】無しでは発展できない、発展の必要性が生じないのだと思います。

・そして【欲】=戦争の為に開発された技術が、その後の民間の生活を豊かに・便利にしていると思います。

・【幸せ】とは、個人により解釈が異なります。【力=財力、権力】を得る事が幸せであったり。【心情=人の心】が幸せであったりします。
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
あなたの仰る通り、その人その人で解釈の仕方が異なります。そもそも「発展」とは何なのか、♯1さんと♯2さんとでは多少異なるみたいですね。その上で、「幸せ」とは何なのか、僕は心が「幸せだ」と感じたものだと思っています。「欲望」とは何なのか、僕は「頭が求める幸せ」なのだと思います。一見すると「力」であるように見えても、その本質は「楽をしたい」という心があります。頭がそれを期待します。♯2さんは、全体的に一般論を仰られているようですね。♯2さんのご意見も参考にさせて頂きます。有難うございました。

お礼日時:2006/01/02 20:38

典型的な観念的な俗論にすぎません。

発展とは、現状に安住する傾向とその殻を破ろうとする傾向との対立において後者が支配的な新たな秩序は形成することです。こういう対立を突き動かしているのが欲望と言いたいのだと思いますが、それは、間違いです。私見ですが、より高度な適応、より安定的な存在様式を目指すという物質の本質が発展の原動力と思います。現在の欲望に振り回される姿というのは、決して、高度な生活様式でも安定的なものではないと思います。むしろ、非常に危うい過渡的な姿ではないでしょうか?

この回答への補足

下の文章の末尾がなんだか変になってますが、載せた後に気がついたんで、気に障りましたらお許しください。

補足日時:2006/01/02 20:41
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この回答へのお礼

ご回答有難うございます。
>こういう対立を突き動かしているのが欲望と言いたいのだと思いますが
僕もそう思います。
>より高度な適応、より安定的な存在様式を目指すという物質の本質が発展の原動力と思います。
全くもって、その通りです。ですが、その人が言いたかったのは、「安定的な姿を求めるのは、物質も人間も同じで、それに理由付けするのは無意味なこと、けれどもその「結果」を求める「過程」において、またその「結果」がもたらすものについて、それを考えることができ、それに期待することができるのは人間だけで、でもその「結果」故に失うものを見越せないのも人間だ」ということが言いたかったのではないでしょうか。僕は、何となくですがそう感じました。ですが、自分とは別な観点から意見を下さったので、勿論参考にさせて頂きます。有難うございました。

お礼日時:2006/01/02 20:21

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