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江戸時代に医者が薬研で薬をすりこぐのは薬種問屋で売ってる薬が葉っぱや根っ子のまんまだからですか?

A 回答 (2件)

基本的には煎じて飲む場合が多いですので、粉々にする必要がありました。

塗り薬でも同様ですね。こちらも粉々にして練って塗るのですから、やはり粉々にする必要がありました。

今でも同じなのですが、当時の医学(主に東洋医学)では、かなりの種類がある漢方薬を、その患者の症状にあわせて調合するのが普通でした。また、漢方の原料といっても、動植物や鉱物などいろいろあり、多種多様な薬に使う原料もあったでしょうから、塊のまま売ってもらったほうが都合がよいというのもあります。そうすれば自分で配合比率を自由に変えることができます。
もう一つ、おそらくこれが一番重要なのですが・・・料理のスパイスと漢方の原料というのは結構共通点が多いです。で、スパイスの原則として「粉のまま保存しておくとにおいなどが飛んでしまう」というのがあります。いまのカレー粉なんかはあまり飛ばないのですが、まともなスパイスだと、粉にして持つのはせいぜい3ヶ月が限界とのことです。それ以上は香りが飛んで、スパイスとして使えなくなります(インドなどでは毎日そのつど使う分だけつぶして粉にしているとか)。
そして、薬の効能とかも結構香りなどの中に入っているので(つまり揮発性)、そのため粉の状態で保存しておくのはまずい、というのがあったのかと思います。
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この回答へのお礼

なるほどなるほど、薬種問屋で気利かせて粉にしてたのでは効能が飛んで墓穴を堀る野暮になっちゃうのですね。納得!。明解ありがとうございます。

お礼日時:2006/01/20 18:39

当時の薬は煎薬として使用する事が多く、薬効成分を抽出しやすいように細かく粉砕する必要がありました。



また薬は漢方薬は動植物由来のものでしたから薬研で細かくする必要があったのです。
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この回答へのお礼

どうもありがとうございます。

お礼日時:2006/01/20 18:35

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