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No.1ベストアンサー
- 回答日時:
私達が高校生から大学生の頃(昭和20年代後半)には素人がラジオを組み立てる趣味が流行しました。
「初歩のラジオ」「ラジオ技術」なんて月刊雑誌も売られていた時代、図面を見ながら部品を買いあさったものです。
勿論お小遣いの範囲内ですから当時で言えば「5球スーパー」と言うクラスが関の山。
これがいわゆる真空管式ラジオの定番でした。
※丁度NHK以外にも民間のラジオ局が続々誕生する良き時代でもありました。
「5球・・・・・」と言うのは真空管が5本(5種類)の意味です。
真空管にはST管、GT管、ミニチュア管など徐々に小型化する傾向にありました。
トランジスタやITの進歩でデジタル式のオーディオアンプが主流となった今でも一部の超マニアの間では真空管式の高級アンプが活動していると聞きます。
理由は「何と言っても柔らかい音質」なんです。
クラシックのレコード狂(失礼)には垂涎の「お宝」的存在なんだと思いますよ。
今は殆ど海外からの輸入品ですから、一度に数本をまとめて買っておくなどお金も半端じゃありません。
まあ本当の用途はラジオ受信機以外にも通信機器には全部真空管が使われていたのでした。
私の持ち合わせのお粗末な知識の一旦でした。
ついでに当時の大阪日本橋(今のでんでんタウン)なんてどの店も客で溢れかえっていました。
今はその面影すらなく、マニア向けの店も探さないと見付からないという時代になりました。
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No.5
- 回答日時:
<なぜ高い?>
「W.E」「RCA」「G.E」「レイセオン」「タングソル」「マルコ二ー」「S.T.C]「G.E.C」「シーメンス」「テレフンケン」「フィリップス」「ムラード」その他、「松下」「日立」「NEC」「東芝(現在でも放送局用一部大型送信管及び特殊用途管等は製造している)」その他 かってあらゆる種類の真空管を製造していたメーカーは15年~30年前までに製造中止しました。
よってそれらメーカー製の真空管は 愛好者がいる限り 高価にになります。
プレミアムというより、もう製造されてなくて、一本壊れれば地球から 一本減るというチョッと違うかも知れませんがレガシー価格と言いますか。
<用途>
用途は 大雑把に分けると「低周波増幅用(電話回線用、受信機用、拡声器用、電蓄用)」、「中波帯(主にラジオ放送)用」、「短波帯用」、「超短波帯(レーダー等)」になりますが、昨今のAUDIO用の頂点として君臨するのが「W.E(ウェスタン・エレクトリック)社」のWE300Bで「ATT、ベル研究所、その他」の基で映画映写機、劇場用拡声器、船舶拡声器(特に軍用艦船、客船)用等の音声及び音楽増幅器(アンプ)の終段増幅に最適となるよう開発製造された真空管(他にも多品種有り)で1960年代までは 前出の機器の「保守用」としてしか製造されていませんでした。(購入時には使用不能とのしかるべく複数の役職者のサイン又は現物のどちらかか 時により両方を求められることもあった とか)
現在では AUDIOマニア向けの2CHーHiFiメイン(パワー)アンプ用として300B、2A3、845、DA30等AUDIO用として中国製(複数社)、ヨーロッパ製、ロシア製、米国製、英国製、とそれぞれ競って製造されていて数千円~数万円まであります。
尚 「WE300B」は「W.E社」としては1988年が最後の製造年でブランド、製造設備、人員ともに売却され、1990年代以降のものは買収した会社がそのまま受け継いでWE300Bとして現在も製造販売されています。木箱に二本ペアーとして売られているのは 多分「旧W.E社」のものではないと思われます。
なんか とりとめのない長い話になりました、話のタネ位にはなりましたでしょうか。また 興味を持たれるきっかけにでもなりますでしょか。
No.4
- 回答日時:
理由の1つは、単に供給量が少ないからでしょう。
現在、真空管を生産しているのは中国、旧ソヴィエト諸国の辺りで、もちろん現役バリバリではなく保守部品、マニア向け部品としてです。もちろん、これらの中にもいわゆる「売れっ子球」があって、それらは比較的高額で取引されます。たとえば300BとかKT-88とかいう型番の球で、300Bでペア3万円程度です。
ただし、一部には「高嶺の花」というのがあって、たとえばWE (Western Electric)、GE (General Electric)、RCA、Telefunkenなどの球はプレミア付きです。単純に性能の善し悪しではなく、希少価値と祭上げ効果によるプレミアの方が大きいように思います。WE製300Bのオリジナル木箱入りだと、ペアで10万~という感じでしょう。最近復刻モデルが出たようですが、それでさえペア8万円くらいはします。
真空管の用途は、それこそ今のトランジスタと同じくらい、様々な用途に使われてたようです。本来の用途は、単純にいえば、信号の増幅です。
ラジオやオーディオアンプはもちろん、TV受像機の走査線のコントロールや、放送局の信号増幅、果てはコンピューター(膨大な熱と、それに誘われて飛び込む虫=バグが線をショートさせて壊すことから、いまでもコンピュータープログラムの問題をバグという)、ロシアでは超音速戦闘機(北海道に亡命してきて、米軍が持ち帰って解体した)にも搭載されました。
No.3
- 回答日時:
真空管は確かもう日本では作っていないと思います。
新品で売っている品はマニア向けに海外で生産されいる物を輸入している物です。
でも、今となっては手に入らない部品もあります。
単純に入手が困難もしくは生産されていないので高いのです。
真空管が当然だった昭和30年代には簡単に手に入った(当時も安くは無かった様ですが)ものですが、今となっては世界的にも生産数は少ないです。
当時簡単に手に入ったけど今では入手困難、プレミア付なんて沢山あります。
ビデオデッキなんか今では失われた技術なんて沢山ありますね。
実は半導体でも今は生産されていない商品がずいぶん多く、古い機器を修理する際にはさんざん悩むところです。プレミアは付いていませんが。
No.2
- 回答日時:
プレミア真空管の多くは、もう生産されていない製品だからでしょう。
特に、ステレオアンプ用に特性を合わせてペアで売られている真空管などは極めて入手困難で、高価なものです。真空管は品質にばらつきがあり、デジタルICのように型番だけで組み合わせることができません。いいステレオアンプを作ろうと思ったら、特性のいいペアが必要なのです。
真空管アンプ全盛時には多くの「名球」と呼ばれる真空管を各メーカーが生産していましたが、当時のウェスタンエレクトリックとかGE、RCA、テレフンケンなどの有名メーカーは早々と生産を打ち切っており、同じ型番で中国やロシアでライセンス生産が細々と続けられているものもありますが、人気は少し落ちるようです。
往時のSPやLPレコードの愛好家にとって、真空管を出力回路に使った高級アンプは理想的な再生に欠かせないものらしく、今でも真空管アンプの製品は生産されています。当時のレコーディングは真空管アンプを使っていたので、これは当然かもしれません。デバイスとして見ても、半導体とインピーダンス特性が違うなど、独特の魅力があるそうです。
困ったことに、真空管は半導体に比べて寿命が短いので、高級アンプの保守のためにも新しい真空管が必要で、入手困難に拍車を掛けているようです。
参考URL:http://www.stereosound.co.jp/tkweb/
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