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タイトルの通りなので、これ以上詳細に書くのは難しいのですが
心理学とは犯罪者などの心理を暴くことではない!
という説明を書いている方もいますし、○○の心理を教えてくださいというのは心理学ではないと回答される方がいらっしゃいます。
テレビで心理学の面から犯罪者の心理を~ と言ってる教授方は、うまく言い回しているだけで心理学ではないのでしょうか?
犯罪者の心理を説明するのに心理学は適当でないなら、ただの想像でしかないように思います。
それとも今までの統計から、このような心理であろうと喋っているのでしょうか?

A 回答 (6件)

どもども.


とても興味深い質問ですね.自分なりに回答を考えてみました.
ちなみに大学で実験系の心理学を学んでいたものです.

>テレビで心理学の面から犯罪者の心理を~ と言ってる教授方は、うまく言い回しているだけで心理学ではないのでしょうか?
#4の方の回答にもありますが,彼らの多くが心理学者ではなかったりするので何とも言えません.「うまく言い回しているだけで」というのももしかしたら何か精神医学的なベースがあるのかもしれませんが私には判断できません.

そもそも「心とはなんぞや」という問題は未だ解けていないのです.そして「心は本当にあるのか」という問題も,驚かれるかもしれませんが,答えの出ていない問題なのです.

大雑把に分けて「心理学」には二つの立場があるなぁと最近思っています.それは「心は存在する」という前提のもとで話を進める立場と,そもそもの心の存在を探っている立場です.前者は世間一般の「心理学」に対するイメージのような気がします.あくまで「気がする」程度です.私は後者の立場なので「○○の心理を…」とか言われると「そもそも心理って何よ?」と思うのです.

心を自明のものと考える立場の人にとっては,その働きを説明することに違和感を感じないのかもしれませんが,心の存在から疑う立場にとっては大変気持ちの悪いものなのです.

社会の要請は心を自明のものとして扱って,その「心理」を説明してほしい,ということは理解してますし,その必要性もわかっています.しかし心の存在がわかっていないのに,そういう説明はどうなのかなと思う訳です.

なので
>心理学とは犯罪者などの心理を暴くことではない!
>○○の心理を教えてくださいというのは心理学ではないと回答される方がいらっしゃいます。

という回答をされる方がいるのは当然ですし,そのことに反対される方がいるのもわかります.「無意識が…」とか「深層心理では…」という言葉を使ってその状態を説明をすることはある程度可能だとは思ってますが,いくら考えたところでそれらは「説明概念」であって「じゃあ無意識って,深層心理って何よ?」ってことが問題になると思います.

心という目に見えないものを,目に見えないまま自明のものとして扱い説明を行うと,目に見えないからこそ自然科学的手法で目に見える形にして扱おうとする立場では「心理学」ではないとなるし,そうなると前者からは「科学的に扱わなくともよい」という意見がでる.「心理学」という学問の定義自体を根本から見直さないといけないのかもしれません.
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この回答へのお礼

私は心は存在すると思ってる立場です。
だから○○の心理という話が出るんですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/01 10:38

はじめまして、社会心理学専攻の大学院生です。



仰せのとおり、基礎系の心理学(者or生)にとって、○○さんの心理を知ることと、心理学の研究成果自体は、無関係と考える人が多いと思います。

端的申し上げますと、心理学とは、脳のソフトウエア(=心)を研究していると言ってよい、と思います。もちろん、この場合、ハードウエアは、脳です。
PCが、ハードウエアとソフトウエアの両方が備わって動作するのと、同じことです。

よって、一般的に、○○さんが、どう思ったか?という問題設定は、心理学にはありえません。「ある特定の条件(=刺激)を与えたとき、一般的に、心が、どのように反応するか」という「心のクセの法則」が心理学の興味の対象です。

そんな訳で、「心のクセ自体」が問題なので、心理学は、人のココロだけが研究対象ではありません。
ラット、ハト、ジュウシマツなど動物のココロも、十分、実験対象なのです。
また、京都大霊長類研究所のチンパンジーのアイちゃんに言葉を教えた松沢さんも、生物学ではなく、心理学の出身なのですよ。

ただし、ややこしい事に、「○○さんが思ったこと」は、「心理学の研究成果から考えると、××という現象に相当するかも」とは、言える事です。
この場合、正しく言えば、「○○さんが思ったことは、人間の心のクセから考えると、そう考える自体に不思議はない」ということです。

テレビでは、軽薄な説明が多いです。怪しい心理テスト、訳の分らないカウンセラーも、世の中にあふれています。細木○子も、ひょっとしたら、自称、心理学者かもしれません。

よって、人の心が分るといって憚らない人は、怪しいと思って間違いないと思います。
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この回答へのお礼

もの凄くややこしい学問ですね~
でも何となく分かったような分からないような感じですけど、○○さんの心理~というのが当てはまらないというのは理解できました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/01 10:36

「テレビで喋っている犯罪者の心理の話は、心理学ではない」という言葉には


二重の意味があります。

「心理学ではない」の第一の意味は
テレビで犯罪心理の専門家と称してコメントを垂れている人物の大半が
心理学者ではなく精神医学者であるということです。

テレビでよく目にする名前を思いつくままに挙げますと,
福島章,小田晋,影山任佐,作田明,高橋紳吾,町沢静夫,野田正彰,香山リカ,和田秀樹,森武夫・・・
このうち家庭裁判所調査官出身の森武夫氏以外はみな精神科医です。
中には心理学科出身で医学に転じた人や
大学の心理学科で教鞭を取ってきた人もいますが,
彼らの拠って立つ学問基盤はあくまでも精神医学であって,
心理学に関する見識はこのカテゴリに回答を寄せておられる非専門家の方々とさほど変わりません。

そんなわけで真っ当な心理学徒にしてみれば,
彼らの垂れ流す言説が心理学という学問の成果であると誤解されることは許し難いという思いがあるわけで,
当たらないプロファイリングや常識の域を出ないコメントは
「犯罪精神医学」なり「司法精神医学」なりの看板の下でやっていただきたいということです。

「心理学ではない」の第二の意味はより重要な論点なのですが,
今夜はちょっと余裕がないので週末にでもまた改めて書かせてください。
勝手を言って申し訳ありません。
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この回答へのお礼

肩書きで心理学○○と書いていても精神科医という事でしょうか。
名前をあげていただいておりますが、誰が私の見た方か分からないのが残念です。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/01 10:34

心が関連すれば心理学、人の考えを推測するのが即ち心理学、


「心理学」とつけばみな心理学、という勘違いを助長される事を嫌っての
「心理学とは~~ではない!」という発言ではないでしょうか。

「○○の心理を教えて」というのは心理学の応用、末節であったり、
内容によって社会学、文化人類学、その他の範疇であったりします。

「心理学ではない」
「心理学とは」

と検索してみると色々みつかるようですよ。
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この回答へのお礼

早速色々と調べてみました。
言い切るのも私としては構わないのですが、あなたバカじゃないの?的な言い切り方をしている方を数名見かけたので、このような質問をしてみました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/01 10:33


専門家ではないので自信を持って言うわけではありませんが、心理学というのは基本的に、人間の心理という「形を持たないもの」の解明を図ろうとする学問であろうと思います。

いかにも難しそうですが、ある面では非常に簡単に解明できることもあると思います。
同じ人間ですから、当たり前と言えば当たり前なのです。
他人から誉められた時の心理。
他人から馬鹿にされた時の心理。
身内が亡くなった時に落ち着いた色調の質素な花を貰った時の心理。
身内が亡くなった時に鮮やかな色の花を貰った時の心理。
やりたい事に、自分の力で取り組んでいる時の心理。
やりたくない事を、嫌々やらされている時の心理。
例えばこれらは、その人の立場になって考えることのできる人であれば、誰でも想像はつくことでしょう。


恐らく専門家の方々は様々なデータや色々な機器を使用して、科学的な解明を目指されているのだと思いますが、それにはやはり限界というものがあるはずです。
確かに、心理は脳波に現われるのでコンピュータ画面で見ることもできるでしょう。
ですから、「どういう場合にこのような反応が現われるのか」という解明はできるかもしれません。
しかし、「なぜ、そういう場合にそのような反応が現われるのか」ということまではわからないのではないでしょうか。
外部のある刺激によって脳内のAという場所からBという神経伝達物質が発射され、それによってCという物質が血液中に生成され、結果としてDという心理感情を人は持つようになる。
といったようなことが解明された(あるいはすでに解明されている)としても、それはA→B→C→Dというメカニズムが明らかになったにすぎないだろうと思うということです。
また、データの蓄積による解析を目指したとしても、社会心理などは一世代違えば相当違ってくるように思われるので、データだけに重点を置きすぎるのは「誤っていないという過ち」を犯す危険性すらあるような気がします。

科学的根拠やデータを軽んじるものではありませんが、あくま判断の一助として考えるべきだと思う所以です。
心理学は、他者の気持ちを理解しようとする姿勢こそが最も必要とされる学問ではないでしょうか。
「病は見えるが人は見えない」と、巷間よく言われているお医者さんが実際多いようです。
医学は病気を治すものであって人を治すものではない、と勘違いしているお医者さんが多いということでもあるでしょう。
病気を治せば人も治るのだから素人は黙っていろ、という声も聞こえてきそうですが、それがまさしく勘違いたる証拠だとも思うわけです。

上の例で言えば、A→B→C→Dというメカニズムは解明されても、A・B・C・Dそれぞれがなぜそのように作用するのか、ということはわからないのではないかということです。
A・B・C・Dはそれぞれ、あたかも自ら意志を持っているかのように作用するのではないかと想像できます。
それが言いすぎだとしても、(人間には解明できない)何らかの摂理に基づいて作用しているはずでしょう。

つまり『メカニズムの解明は本質の解明ではない』ということです。
心理学という学問は(心理学に限りませんが)、人間心理の本質に近づくためのひとつのアプローチの方法にすぎないのであって、その多大な貢献は認めますが決して全てを解決できるものではない、という謙虚な認識が必要ではないでしょうか。
最も重要なのは、他者を自己に置き換えてその心情を【理解しようとする想像力】であると私は思います。


ですから、私の場合はこのカテにおいて回答することも本質的には「想像」が大半を占めます。
専門家の方(あるいは心理学に詳しい方)で、「不完全なデータを元に回答できない」と考える方もおられるようですが、実に勿体無い話ではないかと感じています。
そもそも、詳細なデータがあって個人的に面談したとしても「完璧な回答」などは存在しないのではないでしょうか。
フィードバックしながら、実験を繰返すが如くやり直すことは可能かもしれませんが、それによってどのような影響が出てくるのかも不明なように思います。
「想像」でいいのではないでしょうか。
少なくとも私のような素人よりは手持ちの見識も高いはずですし、ぜひその想像を開陳していただきたいと考えます。

それによって質問者の方にバイアスがかかるということを心配される場合もあるようですが、それは逆差別と言えるでしょう。
取捨選択能力を過小評価しすぎだということです。
仮にそのようなことがあったとして、それはこのような掲示板における属性とも言えるものであって、交通事故があるから車を運転しない方が良い、という理屈を聞くような気がします。


フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、
【科学的経験主義の立場から観察・実験によって探求を推し進めようとする実験心理学、精神分析から発展した臨床心理学、心を脳という情報処理装置と解釈する認知心理学、人文科学・哲学からアプローチする人間性心理学などの学派がある。】
そうです。
「心理学はあくまで科学としての性格をもつ学問として発展していかねばならない。」
というのがこの項目担当者の持論のようですが、その彼(彼女?)ですら、心理学の一部に科学の定義を満たさないものが含まれているとしながらも、「このような誤解は心理学に対する社会の要請の現われであるとして、無視すべきでないという意見もある。 」という見解も公平に取り上げている。

人間の心理ほど難解なものはないわけで、心理学というのは多角的にアプローチしていくしか、その本領を発揮できないように思います。
私としては先にも述べたように、「科学」のみによって人の心を捉えようとする姿勢こそが、才能ある専門家達の「大いなる誤解」であると追記したいところであります。
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この回答へのお礼

詳しい解説で分かりやすいです。
科学のみとして考えなければ、十分当てはまるという解釈で大丈夫そうですよね。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/02/01 10:31

心理学にもいろいろあります。


臨床心理と社会心理では全然違います。
犯罪者の心理は犯罪心理学で研究されます。
刑務所にも専門家がいます。
大学の教授にも刑務所で研修した先生もいましたよ。
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この回答へのお礼

犯罪心理学は聞いたことがありますけど、結局心理学の一部ということでいいのでしょうか?
ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/30 15:32

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