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潜水反射について調べたのですが、よくわかりません。教えてください。お願いします。また、一般に、呼気の場合は心拍が早くなり、吸気の場合は心拍が遅くなるということですが、なぜ呼吸で心拍数が変わるのかがわかりません。教えてください。

A 回答 (3件)

 潜水反射は寡聞にして知りませんので、脈の変化についてお答えします。




 呼吸に際する心拍の変化ですが、御理解が少し誤っています。吸気時に心拍数が上昇、呼気時に心拍数が低下するのが正常です。

 呼吸による心拍の変動を理解するためには、呼吸の理屈を理解しなければいけません。
 呼吸の際、我々は横隔膜その他の筋を収縮させることにより、胸郭を広げます。すると胸腔内の圧力が低下し、つられて肺が膨張します。だから息が吸える訳です。
 このとき、ふくらむのは肺だけではなく、胸腔内にあるもの全てが影響を受けます。今回に関して言えば、具体的には上大静脈、下大静脈です。それらの大静脈が拡張すると、全身から右心房(心臓)に戻ってくる血液の量が一過性に上昇します。
 その静脈還流量上昇により、右心房が伸展されます。右心房それ自体に、伸展刺激により脈拍数が上昇するというBainbridge反射があります。そのため、伸展刺激により心拍数が上昇します。
 機序に関わる要因は他にもありますが、これで説明することは可能と思います。
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この回答へのお礼

早い回答ありがとうございます。とてもわかりやすく、理解することができました。本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/01/30 23:27

酸素節約反射。

心臓はとまらなければ内蔵や筋肉に必要な分の酸素は供給します。
結果的に脳に回せる酸素が長持ちします(^^) 洗面器に顔つけることで確認できます。
ヨガや潜水のプロは意識的に肋骨膨らませて臓器に回る酸素節約>脳を保護=呼吸止めていられる、、です。
5分以上とめて平気なのを見ると大丈夫かと思ってしまいますが、修行の賜物です。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました。人間のからだってすごいんですね。これからもいろいろと質問すると思いますがよろしくお願いします。

お礼日時:2006/01/30 23:44

潜水反射についてはくわしくないのですが、頭部(特に顔面)に水が触れたことを認識すると、からだが水中にいる=息ができないと判断するので、なんとかして酸素の消費量を減らすために心拍数を減らし、脳や心臓などの大事な臓器を守るために血液の流れを変えることを言います。


呼気と吸気の心拍数ですが、吸気時には肺の入っている胸郭が広がります(息を吸うと胸部が膨らむことです)。空気は肺の中に入るのであって肺や心臓以外の胸郭内の隙間(胸腔といいます)の空気量は変わりません。同量の空気であれば体積が広い方が陰圧になります。液体は圧の高いところから低いところへ移動する性質があるので体の末端の静脈から心臓へ静脈血がたくさん戻ってきます(静脈還流量が増えるといいます)。心臓には多くの血液が入るほど多くの血液を出そうとするスターリングの法則があるので、静脈還流量が多ければ多いほど、たくさんの血液を拍出しようと心拍数が増えるのです。これが吸気時に心拍数が増える仕組みです。
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この回答へのお礼

顔が水に触れると、息ができないと判断するんですね。私たちのからだの反応は本当にすごいとあらためて実感しました。とてもわかりやすく回答していただいて本当に助かりました。ありがとうございました。

お礼日時:2006/01/30 23:39

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