人生最悪の忘れ物

ぼくは、MDよりもなんとなくカセットが好きです。
そんでカセットデッキを購入することにした。ですが、
2ヘッド、3ヘッドのどちらを買おうか今迷っています。
あと、ノイズリダクションの種類などもどれがついている
デッキにしようかまよっています。
予算は3,4万円(3割引を想定してです。)程度です。
2ヘッドと3ヘッドのことが一番気になるので、違いや性質など詳しいことを教えてください。

A 回答 (5件)

◆Naka◆


私もカセットデッキは大好きですよ。過去カセットデッキだけで15台ぐらい買い替えてきてますから。 (^^;)
3ヘッドと2ヘッドの違いは、「録音/再生ヘッド」が「録音」と「再生」に分割されているか否か、ということですよね。(残りの1つは消去ヘッド)
分割されている、と言っても、ほとんどの機種ではコンビネーションヘッドになっていて、その中央で分割されています。

3ヘッドのメリットの第一は、「モニターできること」です。
録音ヘッドが先に来ていますから、録音したばかりの音をそのすぐ後に来る再生ヘッドが拾って聞かせてくれるわけです。
これによって、SOURCE(録音ヘッドに送られる音)とTAPE(録音された音)の違いを聞き分けることができますから、「原音に忠実なチューニング」ができるわけです。もちろん、個々のテープの特性に合わせたバイアスとレベルのチューニングができるマシンに限られますが。
第二のメリットは、音質がいいことです。
簡単に言いますと、録音・再生のヘッドを別々にすることによって回路はむしろ単純化されますから、よけいな干渉ノイズ等の影響を受けにくくなる、というわけです。
また、完全独立(ディスクリートと言います)ヘッドでしたら、そういう意味では、さらに高音質を望めることになりますね。

さて、デメリットもないとは言えません。
大きなデメリットは、「ヘッドが帯磁しやすい」ということでしょう。
録再ヘッドの場合は、録音時と再生時で逆方向の電流が流れますので、相殺されて帯磁しにくいのですが、3ヘッドはそれぞれ一方向の流れになりますから、すぐに帯磁し高域録再能力が落ちてきます。
使用頻度にもよりますが、1ヶ月に1回以上は消磁(ディマグネタイズ)してやった方がよろしいでしょう。
また、メカニズム的にコストがかかるため、本体価格が高くなりがちなのもデメリットの一つですね。

ノイズリダクションは「ドルビーS」を選択されるのが無難かつ最善だと思います。
と言いますのも、ノイズリダクションは再生時にも同種のものをかけてやらなければ、その真価を発揮しないので、他の家やクルマで聴いたりするシチュエーションを考えると、汎用性の高いものが一番だからです。
その意味で「S」に対応していれば、「C」も「B」もついていますので、互換性に関して困ることはまずないでしょう。
また、自宅でしか聴かないテープには「S」をかけてやると、高域が20dbほど改善されますので、「シャーッ」というヒスノイズの影響をほとんど受けずに音楽を楽しむことができます。(「C」とは、かなりの差があります)

とりあえず、こんなところですが…
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この回答へのお礼

やっぱノイズリダクションは使わない方がいいんですね。
自分もノイズリダクションはあんまり好きじゃないんですけど、その仕組みがよくわからなかったので質問したのです。あと、ヘッドの消磁は月に1回はやらなきゃだめなんですか。消磁するカセットテープ持ってないんです。カセットデッキ買うときにいっしょにかっちゃおうかなー?ところで今でもその消磁するカセット売ってますかね?よろしければ消磁のことも回答してもらえませんでしょうか。

お礼日時:2000/12/21 19:33

一応ご指名がNakaさんなのでご回答待っておりました。

(笑)

カセット型の消磁器はお手軽簡単で今でも大型量販店などでも店頭で容易に入手できるのがメリットですが、録再ヘッドしか消磁出来ないというデメリットもあります。
SONYから今でもオープンリール用の大き目のペン方のが出ているはずなので、その方が他の金属部分とか色々な消磁が出来て良いです。但し、物理的にヘッドに届かないデッキもあるので、その場合はカセットテープ型で諦めるしかないのですが……

あと、Nakaさんが“高音が落ちてきてから消磁すれば良い”と書いていますが、それじゃ手後れです。帯磁した再生ヘッドで再生すると高音からどんどん消えていきます。だって、帯磁したヘッドというのは“消音ヘッド”と同じですからね。(昔の、今でもかな?安物のビジネス用録音機の消音ヘッドはただの磁石です)

清掃用のアルコールですが、通常イソプロピルアルコール(2-プロパノール)を使います。機械清掃用のがオーディオ用品売り場にも売ってますが、これは薬局でも買えます。
ヘッドだけならエタノールでも良いのですが、キャプスタンローラーはすぐ近くにピンチローラーがあるのでゴムが痛みます。本来そっちは界面活性剤で掃除をするんですけどね。
カセット型の掃除道具がありますが、あれは侮ってはいけません、特にピンチローラーのほうの清掃に威力を発揮します。主にフェルトのような清掃パッドの物と綿棒がはめ込んであるタイプがありますが、綿棒を流用できるので後者の方が良いです。

デジタルノイズリダクションについて。
私は使った事が無いのですが、ようはDSPでノイズ取るって事ですよね?
もし本当に欲しければそれこそ外部にDSP付ければ良いんじゃないですか?
もちろん実際に試聴しないと分りませんが、試聴してみてなんか腑に落ちないようでしたらどうせ後からどうにでもなるのですからすっぱり切り捨てた方が良いでしょう。
そもそも私には大いなる疑問があるのですが、カセットテープに録音する音源って何ですか?大抵CDじゃないですか?音源がCDで、カセットテープにダビング、再生する時にデジタルノイズリダクション。なんかおかしいと思いません?
CDをCカセにダビングするのはカーオーディオで聞くとか色々事情があるでしょうから良いのですが(元記事でもMDと比較してますからポータブルオーディオですよね?)、自宅でゆったり鑑賞するなら、音源がCDであるならば、“Cカセのほうが音が良いわきゃない”ですよね?そういった観点からもデジタルノイズリダクションっておかしくないですか?

ちなみに、私の場合の音源は自分でアナログ録音したもの、もしくはDATの48kで取ってきた物を鑑賞用に扱い易いようにダビングした物です。
CDはCDのまま聞いています、歩きながら聞いたりしないから……。
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この回答へのお礼

消磁は高音が落ちてきてからやるものだと思っていたのですが、高音が落ちてくる前にやらなきゃだめなんですね。
あと、最後らへんにあるカセットテープの音源のことなんですが、自分もmarimo_cxさんと同じようCDはCDで聞きます。カセットテープは主にエアチェックのときに使うんですよ。いろいろなことを教えて下さってどうもありがとうございます。

お礼日時:2000/12/27 10:29

◆Naka◆


再登場です。
marimo_cxさん、勉強になりました。 m(_ _)m

「お礼」を読ませていただきました。
そうですね~。できればノイズリダクションは使わないに越したことはないですね。
ただし、MOL(またはSOL)の限界までレコーディングレベルを上げられるように、試行錯誤してください。
一般にはハイポジション(TYPE IIの酸化クロムテープですね)が、ヒスノイズのレベルが低いですが、メタル(TYPE IV)の方が高域のレベルが稼げるので、ロックなどのソースにはオススメです。

さて消磁についてですが、最近は消磁器(ヘッドディマグネタイザー)自体を見なくなってきていますね。私はクワガタのような形をした消磁器を使っていますが、カセット型のものでもそれなりに効果はあるようです。
カセット型のものでしたら、ちょっと大きめのオーディオ店に行けばまだまだ売っていると思いますよ。
下(↓)は一例です。
http://www.asahi-net.or.jp/~LP1S-SWD/hanbai/radi …

ただ、これも使用頻度によりけりで、実際に高域が落ちてきたな、と感じたときにやればいい、という意見もあります。
それよりもクリーニングは、週1回ぐらいはやりたいですね。
無水アルコールでヘッドのギャップと垂直に、しっかり拭いてください。
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この回答へのお礼

消磁器はカセットのじゃなくて、Nakaさんが使っているようなクワガタのようなものを購入することに決定しましたどうもありがとうございます。

お礼日時:2000/12/27 10:32

3ヘッドに関しては、前の回答の通りだと思います。


ノイズリダクションに関して、ドルビー以外にも、
パイオニアのデジタルノイズリダクションがあります。
テープからの音をデジタル化してノイズを取り除き、
アナログ化して再生します。かなり効果がありまして、
ノイズはほとんど感じません。
録音に関してもドルビーなどと違い、特殊な録音は必要ありません。
パイオニアしか出していないので、選択肢が狭まりますが
一度聞いて見るのもいいと思います。

この回答への補足

そのデジタルノイズリダクションは知っていたのですが、音質が劣化しないか心配です。音質は劣化しないでしょうか。

補足日時:2000/12/21 19:33
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この回答へのお礼

ほかのホームページで見たのですが、音質はデジタルっぽくなるらしいですね。音質はMDを追い越したそうです。どうもありがとうございます。

お礼日時:2000/12/27 10:34

3HEDのメリットで抜けている部分があるので補足します。



磁気ヘッドとはそもそも記録ヘッドと再生ヘッドのヘッドギャップの最適値は異なります。
それぞれの最適値を比べると、録音ヘッドの最適ギャップは再生ヘッドよりも広い必要があります。
録音・再生兼用ヘッドの場合、二つのことを1つのヘッドでやらなければならないので両方の間を取らざるを得ないため、結局は録音に対しても再生に対しても中途半端な設計になってしまうのです。
ということは、当然録音ヘッドと再生ヘッドを別々に構成していればそれぞれに最適化しているので最良の性能を得られます。

# 余談ですが、ハードディスクのヘッドも昔は記録再生を同じヘッドでやっていたのですが、記録と再生をばらした事によって(もちろんその他の要素もありますが)飛躍的に記憶容量が増えました。

あと、ノイズリダクションの話題が出てきたのでついでです。
そもそもノイズリダクションの使用自体は賛否両論です。(ちなみに私はアンチノイズリダクション派です)
アンチの人の大勢は「余計な回路を通すことによって音を汚したくない」ということのようですが、私はそもそも互換性が悪化することが嫌なので使いません。
互換性というのは、ドルビー・Cで録音したのに再生側にはBしかないということではなく、テープ速度の速度偏差による非互換が深刻だからです。
ドルビーB・Cは1%以内、Sだと0.5%以内となっていますが、現実的な所でもその数値は厳しい上に、自分で感じる聴感上の許容範囲はいいとこ0.3%です。
許容範囲を超えてしまった時のひずみたるや悲惨な物があります。
また、ヒスノイズ程度のことなど細心の注意を払って録音したテープなら全然気になりません。(それこそMP3などの不可逆圧縮で言う所のマスキング効果で逃げられます。)
そもそも、ひずみの無いヒスノイズの聞こえるテープとぐしゃぐしゃにひずんだノイズの無いテープ、考えるまでもなくひずみの無い物を選びます。

ついでなので書いておくと、ドルビーCは「息継ぎ」といわれる現象があります。
常に大音量か常に小さい音量なら気になりませんが、大きくなったり小さくなったりを激しく繰り返す場合には使い物になりません。
といった所で、ノイズリダクション(特にドルビーB・C・S)は扱い難いのであまり使わない方が良い、よって搭載の有無は気にしなくていいというのが私の持論です。
あえて言うなら、Sが搭載されていれば使わないとしても誤差の許容値がCまでしかついていないデッキの半分までしか許されていないのでそれによって基本性能を推し量ることは可能ですけれど。


ところでところでなのですが、カセットデッキのヘッドは消耗品なのは想像に難くないのですが、車のタイヤのように少しあたりが出た時が最高の性能が出るように設計してあります。
ここで考え方なのですが、ほとんど使っていない、あたりが出るか出る前くらいの中古デッキを捜してみるというのはどうでしょう?
ある程度エージングは出来ていてあたりが出るまですぐだし、使われていた物だから既に初期故障の時期は過ぎている、しかも中古なので安い。
そんな感じの物を捜してみるのも一つの手ではないかと思います。
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この回答へのお礼

カセットデッキはタイヤのように少しあたりがでたら最高の性能を発揮できるように設計されているんですか。初めて知りました。これでどのカセットデッキを買うかがだいたい決まりました。どうもありがとうございます。

お礼日時:2000/12/21 19:43

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