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いま竹橋の国立美術館で、藤田嗣治展がひらかれていますが、見に行く前にひとつ知っておきたいことがあります。

日本よりもヨーロッパで評価の高い画家、と聞いているのですが、実際のところ、ヨーロッパでの認知度、評価のほどは、どれくらいのものなんでしょうか。邦人画家の中では評価されている方、ということなのか、あるいは、同時代に活躍していたピカソ、モディリアニなどと遜色ないほどの扱われ方をしているのか、といったことが知りたいです。

ご教授、よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

詳しくはないのですが、回答がまだないようなので。



ピカソはあまりにも有名で大きな存在なので、彼と比べるのは無理があります・・・・。

モディリアニよりも有名ではないと思います。
活躍していた当時はどうだったのか分かりませんが、少なくとも現代では。

外国の美術館に行っても、モジリアニはよく見かけますが、フジタを見たことはないです。
といっても私はそんなに多くの美術館に行ってるわけじゃありませんし、フランスに行ったことがないので、フジタの活躍していたフランスだとどうなのか分かりませんが。

日本の美術館でなら、ピカソと並んで掛けてあるのを見たことあります。


>邦人画家の中では評価されている

ということだと思います。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E7%94%B0% …
http://www.momat.go.jp/Honkan/Foujita/index.html

西洋人の画家の中でも「有名だけど、絵を好きな人以外にはそんなに一般には有名でない」人がたくさんいます。
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こんにちは


先日読んだ本には当時のヨーロッパ画壇で
一世を風靡したと言う風にかいてありました。
パリに留学した若い日本人たちにも便宜をはかって
たよりにされていたようです。
それに比べて日本では知名度が低く、当時の日本油絵の
流派の主流からはずれていたために帰国してもほとんど
無視状態だったとか。
肖像画もてがけて大人気だったそうです。
作品がほとんど外国人の所有なのでその所在をリストアップするのが大変なために、日本で展覧会を企画するのが困難だと書いてあったとおもいます。

藤田嗣治「異邦人」の生涯
近藤 史人 (著) 講談社
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ピカソはすべての画家の中で別格です。

フジタは日本的な洋画家として大変人気があります。 サザビーズ、クリスティーズでも取扱われる日本洋画家はフジタくらいではないでしょうか。
フジタの作品は油彩画ですが技法は日本画そのものです。 乳白色をキャンバスに地塗りして表面をサンドペーパーでつるつるにして、そのうえに面相筆で女性を描く。まさに日本画です。ヨーロッパで発達した油彩画と日本画を融合させたのがフジタだと思います。 また、その線はとても美しく繊細です。
ヨーロッパで受け入れられたのは こういった点からではないでしょうか。
また、このような才能ある画家が正当な評価を受けられなかったことは大変残念で仕方がありません。
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> 同時代に活躍していたピカソ、モディリアニなどと遜色ないほどの扱われ方をしているのか



それはもう、1968年81歳で亡くなった時は、
フランス国営放送がピカソ・モディリアニらと共に芸術の都パリを活気付けた一人が死去したことに、深い哀悼のニュースを流したと言いますから、エコール・ド・パリの巨匠として、不動の地位にあったことは間違いありません。

日本では美術界の戦犯と言うイメージが払拭できないところもありますが、ひそかに厭戦的な作品もかくし描いていたと言うような秘話もあるそうです。

個人的にはフジタのすさまじい製作意欲と生活力は正に日本のピカソ(佐伯祐三を日本のゴッホと言うならです)だと思いますね。

でも大作より、私は小品が好きです。
人に宛てたはがきや落書きのように描かれた水彩とかにもとても面白いものがあります。
猫や自画像もよく登場して絵本や漫画のような楽しさです。

素晴らしいのは、人物画のあの息を呑むような、途切れない一本の線の美しさですね。
色彩感覚は神が彼に与えた天性のものであることは言うまでもありません。
壁画やステンドグラス・彫刻は写真でさえ見ていませんが、見てみたいです。

今回はパリ時代から晩年の代表作100点と言うことですね。
日本が誇るモンパルナスのフジタを堪能してきて下さい。
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この回答へのお礼

みなさん、丁寧なご回答ありがとうございました。
藤田展、行ってきましたが、おかげさまで堪能することができました。ミュージアムで書籍もいくつか読んでみたのですが、彼は本当に、ヨーロッパで名声を確立している画家なのですね。実際見て、向こうで受け入れられた理由が少し、わかった気がしました。どの方の回答も参考になったのですが、一応ポイントを差し上げて締め切ろうと思います。お礼が遅れ勝ちになると思いますが、またよろしくお願いします。

お礼日時:2006/05/10 02:16

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