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学校の実験の授業でワインを使った蒸留の実験をしました。
その実験はヒーターでワインを温め、沸騰させてその水蒸気を3回に分けてフラスコに抽出し、味やにおいなどを観察するというものです。
本来ならば3回に分けて抽出したワインの水蒸気の液体はだんだんと味やにおいが薄くなっていくものなのですが、私たちが実験をしたところ、だんだんと味が濃くなっていってしまったのです。
原因をレポートに記入しなければならないのですが、なかなかわかりません。どうかわかる方がいらっしゃいましたら、至急ご回答していただきたいのです。
どうぞよろしく御願いします。
A 回答 (1件)
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No.1
- 回答日時:
「本来ならば」というのは、何がどう「本来」なのでしょうか。
現実にあわないことを「本来」というのはナンセンスです。だんだんと味が濃くなったということは、味の成分が次第に増えたということでしょう。したがって、この実験の考察として考えるべきことは、味の成分が何であるかということと、蒸留操作の関連です。
蒸留すれば、沸点が低いものから順番に出てきます。味の成分が、後になるほど多いということは、味の成分は水やアルコールよりも高い沸点を持つものが多いということです。その成分が何かということはわかりませんし、この実験でわかるはずもありません。
ただ、この回答を読むと質問者さんは途方にくれるでしょうから、「本来」について説明します。ここで、「本来」として想定されていることは、はじめに蒸留されて出てくるのは、沸点の低いアルコール(エタノール)を多く含む成分であり、次第にその量が減少するという考え方でしょう。すなわち、はじめのものほど「アルコールの味が濃い」ということになります。
しかし、アルコールの味というのはさほど強い味ではありませんので、ワインに含まれている他の味や匂いの成分の方が強く感じられても不思議ではありません。だとすれば、後から出てきた方が味が濃いという結果になることもあるでしょう。
蒸留の際の温度や、蒸留速度、どの辺りで留出成分を分けるかといった種々の要因が結果に影響することも考えられます。
要するに、たいした根拠のない「本来」という言葉に振り回されない方が良いでしょう。
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