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現在はIT技術の発達において都市部でなくてもオンライン
で繋がっているのでビジネスは出来るようになっているは
ずですが、それでも東京に人口が流入し続ける理由はなぜ
でしょうか?他の三大都市部は減り続けているのに東京だ
けが増え続けている理由も合わせて疑問に思っています。
ぜひご教示いただければと思います

A 回答 (5件)

近くにある取引先と実際対面して直接話す、というのが交渉事では重要とされています。


既に大手企業が大量に存在し、なんといっても海外の企業が日本に進出する時その殆どの拠点を東京に置くのが大きいです。
ブランド物海外企業の90%は東京に支社を起きます。
特にメディア(TV、新聞、出版)等は物理的に政府が東京にあるので、取材などの関係で全て東京に本社・支社を構えるようになります。
取引先とのやり取り、情報の集積という面で東京がずば抜けてるのです。

大阪に本社を置くシャープの社長が、東京に本社がないデメリットといえば?という質問に「移動時間が多くて大変」という事でした。
仕事をする限り、やはり東京に脚を運ばなければいけないのが現実なのです。

その結果そこに企業が集るので、そこに働き口も集まり人口も増えます。
さらに重要なのは大学など人材育成の充実。
有名私立大学が大量に存在するのでそこからの新規採用を期待している企業が多いです。
関西圏にも有名大学の数が多いので、そこからの新規採用に期待をかけて大阪にとどまる大企業も結構あります。

大学に行く時に東京に出る地方出身者が物凄い多い事から、地方には東京ほど教育機関が揃ってないのです。これが非常に重要だと思います。
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この回答へのお礼

全くその通りだと思います。私も現在大学生ですが周りの人も大学は基本的には東京を中心に考えます。また就職の面接会場も大手金融などは都心で行うことが多いですし、非常に参考になりました。

お礼日時:2006/05/26 19:34

「人が多いから→企業が集まる→仕事が増える→人が集まる」基本的にはこのスパイラルです。



トータルで見ると東京に一極集中ですが、業界別に見ると違ってきます。

【集中業種-1】規制業種は東京(中央の省庁)の近くで仕事をする必要がある。
○金融業
銀行法・証券法等で規制され、ハシの上げ下げまで指導されるため、財務省や金融庁と密接な関係が必要です。
規制と話し合いの構図元で省庁と二人三脚を進めるには、経営陣が地方にいては務まりません。
大手金融機関で東京に移っていないのは日本生命と住友生命の保険会社2社だけです。
旧三和、旧住友、旧大和の大阪勢、旧東海の名古屋勢と銀行再編の過程で東京に本社を移し、拓銀は破綻。証券も古くは野村證券に始まり大手証券は全て東京に本社を移しました。
○放送/マスコミ
総務省の免許制度である放送局は東京のキー局に配信権が与えられ地方局はその配下です。大阪の放送局が細々と独立独歩を保ってますが、これは吉本興業という強力なコンテンツがあるからでしょう。
規制業種ではありませんが、新聞社も政府関係が東京にある限り、東京に集まらざるを得ません。
全国紙/準全国紙は東京(読売、産経、日経)、名古屋(中日)、大阪(朝日、毎日)とありますが、中日は東京新聞を作り、朝日は築地が実質の本社、毎日は東京日々新聞を買収し東京に重点を移しました。
○通信業
総務省の介入が頻繁です、KDDIは京セラやトヨタが大株主ですが、NTTとの対抗上、政府との関係を強めるため東京に本社を構えないと話になりません。

【集中業種-2】人が集まれば、販売機会(売上げが増える)
古くは関西系商社(伊藤忠、丸紅、住友商事、双日)が東京に移り、小売業(高島屋、そごう、イオン、ダイエー)も東京に移ってきています。
商売はやはり大きなマーケットのあるところに集中するでしょうし、ある意味当たり前。

じゃ一極集中じゃない業種は?

【世界に冠たる日本の製造業】は以外と東京集中ではなく全国に分散しています。

トヨタ(愛知)、マツダ(広島)、ダイハツ(大阪)、スズキ(静岡)の自動車勢、松下、シャープの家電勢は大阪から離れません。
他にも村田、ローム、京セラ、日本電産等の電子部品京都勢や長野から離れないエプソンと微動だにしない会社も多いです。
しかも東京一極集中どころか、地元回帰を強め、トヨタは東京から政府及びマスコミ窓口をのぞいて、まもなく東京から撤収です。
松下は東京の本社機能を縮小しショールームにしてしまいました。シャープの幕張もしかり。
【優れた製品を開発/生産し全世界に向けて販売する】こういう会社であれば東京に移る必要はありません。

一極集中は日本に限ったことではありません。お隣の韓国のソウル、イギリスのロンドンと日本以上に一極集中です。
アメリカはむしろ例外で、規制が少ないのも関係していますが、マイクロソフト、インテル、ヒューレットパッカードと西海岸の大企業は、日本のメーカと同じく【製品力】で勝負している構図は同じじゃないですか?
逆に日本のIT/ベンチャー系は【製品力よりビジネスのアイデア】で勝負。提携やM&Aを行うためには東京一極集中はやむを得ない。


長くなりましたが、まとめると
○東京へ集中するのは
国、取引先、販売先なんであれ、【人との関係】が第一の仕事。

○地方でも出来るのは
もの作りに徹し、【製品力】」が第一の仕事。

この二極分化が鮮明に進んでいます。
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IT系など情報産業は、政府の意向により


東京に集中させています。
関西では大阪府の人口は減っていますが
通勤圏内の滋賀県が日本で一番増加しています。
東京でいう…埼玉県(?)か茨城県(?)でしょうか
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単なる取引だけだったら地方でも大丈夫でしょうね。


でも、ビジネスでは人との繋がりが大切。
接待したり、政財界とのコネクションをつくったり、パーティーなどの参加、他社との業務提携の打ち合わせなどなど。
新たな商品・業務を開拓するには多くの人・企業の協力がないとできませんからね。
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この回答へのお礼

オンラインface to faceのビジネスが主流になれば話は変わってくるかもしれませんが、実際には会わなければ始まらないというのがよく分かりました。
アメリカではNYだけでなくロサンゼルスやサンフランシスコに本社を置くところもあるにもかかわらず、日本だけは東京ばかりに一極集中してしまうのは、問題があると思いました。
非常に参考になりました。

お礼日時:2006/05/26 19:37

普通に東京は仕事が多いし、便利だし、地域ブランドとして日本で一番認められているからだと思いますが。



IT技術の発達において都市部でなくてもオンラインでつながっていはしますが、現状においてウェブを介しての仕事はとても少ないのでやはり「仕事場としての東京」というのが強いと思います。
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この回答へのお礼

たしかに言われてみると素直に納得できる内容ですね
素早い解答ありがとうございます

お礼日時:2006/05/26 19:30

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