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 やはり、一時大戦における敗戦の劣等感と多額の賠償金の支払いによる経済状況の悪化が強硬な姿勢のナチスを後押しすることになり、結果として大量虐殺を肯定する国家心理が生まれたと思うんですが、やはりそうなんでしょうか?。
 歴史のカテゴリー外の質問を続けますが、やはり人間は不幸に陥ったら報復精神が生まれ、それが無差別的になるものでしょうか?。
 近年多発する無差別な殺人事件もその心理からでしょうか?。

A 回答 (5件)

社会心理学の分野でミルグラム効果という現象が解明されているのですが、


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4% …
簡単に説明すると、本来はナチスの残虐性をナチスの独自性でもって説明しようと意図していたはずが、実験の結果では平凡な一般市民であっても、権威ある者からの命令に接すると、常識的な判断を放棄してその命令に服従してしまうという結果になりました。

つまりネジが一本飛んでる人が一人いるだけで状況次第では簡単に虐殺が起きてしまうということ。他の方も指摘されているように、特殊な環境下でないと起きないと言うものでもありません。

無差別殺人は集団力学や歴史学で語る範疇のものでもなく、もっと個々の内面に関わるものですから、テーマとしては全く関連しないかと思います。
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補足です。



>本題ですが、毛沢東は賛否あるものの建国の父として今でも崇拝されて
>いるのは事実ですよね。ナチスよりも凄惨な事を犯しておいてもこの扱い
>とは善人が報われないのが納得できます。

この理由は、現在の中国政府が毛沢東の後継者であるため、部分的に批判はできても、完全否定できなかったこと(建国の父を否定することは、自らの政権の正当性が保てなくなる)があります。

一方、戦後のドイツ政府は、ナチス・ドイツを否定する立場から出発したため、ナチスとヒトラーの悪行を遠慮なく糾弾できました。
(戦争前と戦争中の国家的問題をすべてナチスのせいにできたので、ある意味日本より戦後処理は楽だったかもしれません。それが本当によいことかどうかは、微妙ですが)
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政権の求心力を高めるため、ナショナリズムと自民族優越主義を鼓舞するため特定の民族を排撃するのは、ナチスに限らず世界のあちこちにあります。

近年でも旧ユーゴスラビアなどで行われていました。

ナチスの場合を取り上げれば、彼らを政権の座に押し上げたのは好転しない経済情勢と、ユダヤ人というわかりやすい敵を作り上げたことでしょう。
しかし、経済情勢の悪化とユダヤ人迫害を生み出したユダヤ人蔑視主義は、直接の因果関係はありません。
ヨーロッパにおけるユダヤ人蔑視の感情は、二千年近い歴史からくるものであり、たかだか数年の経済情勢の悪化と関係はありません。

私の考えを述べると、
 >不幸に陥ったら報復精神が生まれ
るのではなく、不幸に陥ったら、賢くない人間はわかりやすい敵を求めるという方が、あっていると思います。

(例1)
 ・経済が苦しいのは、小泉改革のせいだ!
  →明らかに間違い。最近、経済指標が好転しているのは、小泉政権下における不良債権処理が進んだからです。

(例2)
 ・経済格差が進んだのは、小泉改革のせいだ!
  →これも微妙な間違い。経済格差が進んでいるのは事実だが、これは高年齢者の増加が主な要因であることが、その後の分析から明らかになってきている。

冷静に分析すると、上記の例は正しいとは言えないのですが、どちらの意見もそれなりに説得力を感じますよね。これは、無意識のうちに敵を求めるという心理と、合致するからではないでしょうか。


日本やアメリカでは、政権を攻撃することでわかりやすい敵を作って、国民が鬱憤を晴らす構図ができているようですが、ヒトラーはその攻撃の矛先をユダヤ人に向けることで、大衆の指示を集めることに成功しました。

この手法は今でも有効で、中国や韓国では政治に対する不満を日本に差し向けることで、政権の求心力を高めるという手法を現在進行形で用いています。
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不幸による報復ではありません。

もっと不幸な国民や民族は大勢いますが、関係ない人を虐殺する行動に出るのはほんの一部です。

民族にもよります。
ドイツ人は騎馬民族系のアーリア人を祖先としています。
北方系の騎馬民族が神経質で闘争的、殺戮大好きなタイプです。
北欧のバイキングや、世界最大の帝国を誇ったモンゴル人なども同じですね。

闘争的な野蛮な回路がオンになると、そうしてしまうのです。
例えば、山の中で飛行機が墜落し、食べるものがなくて人肉を食べた事件がありました。
最初はおそるおそる食べたようですが、二回目からは、どこの場所が美味しいとか、美味しい調理法を試すという行動に出たようです。
ドイツ人も最初はおそるおそるだったと思いますが、次第にエスカレートしたのでしょう。

日本への空襲を指揮した連中もそうです。単に爆弾を落とすだけでなく、より多くの非戦闘員を殺すために熱や空気の性質を分析し、関東大空襲や原爆投下を行っています。
関東大空襲では焼夷弾による熱が竜巻を起こし、大量の人を蒸し焼きにしましたし、広島では先に一度上空を通り過ぎることで、空襲警報を解除させ、防空壕から出たところに原子爆弾を投下しています。

日本も騎馬民族の血が多く入っています。

自分のストレスを自分で解消できず、自分を被害者だと思いこみ、他人を傷つけることで、それを解消しようという意識でしょう。
血液型はBかAです。
南方系のO型はメンタルは安定していますので、そうした事件はあまりおこしませんね。

日本のストレスの原因は、過密居住でしょう。

野生の動物でも、過密に飼育すると、集団自殺したり、殺し合ったりしますから。
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 こういうことを書くと「お前はネオナチか?」とか「虐殺肯定論者なのか?」という非難が寄せられそうですが、そこは無視して、歴史家としての意見を書きます。



 「虐殺は全て許されざる悪である」と定義すると、ナチスドイツなど、かわいいものです。
 古くはローマのカエサルから始まって、最近ではスターリンや毛沢東などがやってきた「気に食わないから大規模な皆殺し」というような類のもののほうが、よほど残虐です。(カエサルの場合は「仕事だから」という理由でしょうが。)

 むしろ、「2000年以上にもわたって世界の歴史を混乱に陥れてきた、執念深くて優越感の塊のようなユダヤ人」(あくまで特定的な歴史観での主観的表現で、ユダヤ人を差別する意図はありません)というものを「粛清」しようとしたということは、「人道主義」からは論外の行為ですが、歴史的観点から考えると「虐殺にしては割と考えてやっているほうなのではないか?」とも解釈できます。

 現に、ナチスは、「ゲルマン人優越主義」を唱えていながら、「トルコ人や黒人までも虐殺した」ということは、まずありません。(スターリンと違って)
 対象にしたのはあくまでもユダヤ人だけです。

 「ユダヤ人という外敵を作ることで、国家の結束を固めた」という意図も強いでしょうが、それ以外の評価もできる複雑な問題です。

 したがって、質問者さんのご説は、少し的外れになると思います。

 理不尽な状況に押し込まれると、くすぶっていた不満が大爆発を起こすということなら、ナチスが非常に良い例です。
 第一次大戦の処理において戦勝国がドイツへ対して行ったことは、極めてひどいことでしたから。

 ですが・・・、
 近年多発する無差別殺人は、犯罪心理学の問題であり、「快楽殺人犯」という特殊要素が絡んできますので、ナチスとは全く無関係だと思います。

 「逆境にあってこそ、君子であることを忘れない」というのは、孔子の教えです。
 人間にはそのような善の心も大きいと自分は信じています。


 それ以前に「自分はこう思うのだけど、やはりそうですよね?」という「ご自分の主張を行いたいだけのご質問」とも受け取られかねないご質問ですので、そのへんは良くお考えになった方が良いと存じます。
 生意気な意見ですいませんでしたが、正直な意見です。
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この回答へのお礼

すいません。
確かに、自分の発想を肯定して欲しい人集めな質問だったように思います。図星です。
しかし、異論があるならば、その根拠も冷静に考察しようとも思っていたのも事実ですが、あまりにも確信に近い解釈が自分の中で固まっていたので、自然と質問の形式がそうなってしまいました。
本題ですが、毛沢東は賛否あるものの建国の父として今でも崇拝されているのは事実ですよね。ナチスよりも凄惨な事を犯しておいてもこの扱いとは善人が報われないのが納得できます。
そうなると孔子のような気高い思想は自分には無いし、納得も残念ながらできませんね・・・

お礼日時:2006/06/01 06:25

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