No.3ベストアンサー
- 回答日時:
中国に住んでいました。
宗教カテゴリとしての回答はわたしにはできませんが、見た感じでいうと、思想集団化していない、いわゆる土着の(地域)の廟などにお参りしたり、旧正月にそういった場所で爆竹で祝うしきたりなどがある地域もあるので、日本のご利益詣出や季節を祝うときのような対象になる神はいると思います。ただ国土が広く同じ漢民族でも、北と南で習慣が違ったりしますし、同じ言語系で固まっているグループなどは、その村や地域だけの神もいると思われます。
また、中国の神や信仰は、概して現世利益とつながっている感じがします。
道教系でも、風水や気学などとともに発展していった部分があると思いますが、その風水・気学の現世利益の部分のみがクローズアップされ、例えば、家の扉に福の文字を張ると福がくるとか、○○をつるすといいとか、この絵は中国語の発音では運を招くという発音とそっくりなのでかざっておくとよい、など御利益の話しが前面にでてきており、あまり神々しい神がうしろにいる感じがしません。
これは儒教・道教その他の教えなどが、長い歴史の中で変化したというよりも、漢民族にとっては満州族の清朝から、戦後の文化大革命まで、市民はおちついた平和で豊かな生活からは程遠い、粛清や物資の枯渇など地獄のような時代が数百年つづきました。
その生き地獄をいきるために、人々はわずかな希望をつなぐものとして、宗教や関連学問がそのような現世利益的なものへと変化していったのかもしれません。
また文化大革命で、内外の重要な書籍や書類が焼かれてしまったことも、他国の宗教や学問と比して内容を追及する手立てがなくなり、立場を落としたと思います。
同じ道教や風水、気学でも、大陸から分離させられていた香港や台湾では、大きく禁止されることがなく学問としての追求も絶えることがなかったため、積極的にビジネスや家屋に生かすことができていきました。
人肉食は、中国全土というわけではなく、一部だとおもわれます。また、それがなぜおきたかは、あの中国の物資のなさをみると(現在でも)、それが文化としておきたというより一部の風習であり、仕方がなかった部分があるかもしれません。
朝鮮半島で犬を食べることについて、現在の韓国の若者に、それは文化か、全土的かと聞いている人が海外サイトにいましたが、言葉を濁していました。いまは一部の風習としてみるのがいいか、それはわかりません。
同様に日本のくじら食も、現在の30代後半くらいの人は給食で何度かは食べたことがあると思いますし、年に1度以上メニューにあがっていたとおもいますが、そんな頻度は現在はほとんどありえないと思います。
これも日本の文化といってしまってよいのか、あるいは過去は文化だったが、現在は一部で流通しているだけの現象であるのか。
なかなか一言でまとめるには、むずかしいものがあると思います。
ありがとうございます。
中国のイメージというと気孔ぐらいしか私にはありませんが、文化大革命の影響は計り知れないものがあったとは思います。そのことが、現世利益を求める傾向をより強めたのかもしれませんね。
横浜中華街に行きますと、三国志の英雄が奉られていたりしますね。あれは儒教なのかな?
犬食も韓国に限ったことではなく、アジアでは一般的に行われているようにも思います。人肉食に関しては食糧不足が根底にあるとは思いますが、一方で、一部のお金持ちのために食されているようなところもあるように感じました。
No.2
- 回答日時:
>なので、実際のところを私は知りたいと思うのです。
私も実際にそれらの国内で生活したこともないし、理解内容もせいぜい左右様々な書籍を自分なりに咀嚼した結果です。
毛沢東に関して言えば、文革の最中には(表面的にしろ)神格化が行われた様ですが、その後はその反動として、文革前までの功績は毛沢東に結びつけ、文革は側近の自己保身というか暴走によるモノとの公式見解を取っており、革命の指導者では有ったが、毛沢東の神格化は否定されているようです。
スターリンの場合は、時代背景(第二次大戦前~冷戦)も有るでしょうし、権力の集中(国家は共産党が独裁し、党はスターリンが独裁する)に伴い、その手段として神のように誤り無き指導者という意味での神格化とも取れる状況もあったようです。特に初期の段階では崩壊の寸前であったソビエト国家を表面的にしても近代(的工業力を持つ)国家として立直した実績は有りますが、その殆どは恐怖政治によるもので、一般市民の心情的にはどうだったのでしょう。
将軍様に関しては、情報が少なく、一方的なモノなので実態は不明ですが、戦前の日本(現人神天皇/神国日本)にもあった、草の根/幼児期からの洗脳とも言える首尾一貫した教育の極限までの徹底により、もしかしたら本当に神にも近い存在になっているのかもしれませんね。
そうでなければ、権力の世襲とかあり得ないでしょう?
>私は靖国を問題視ながらも、チベットを弾圧し続ける国家の倫理とはいかなるものなのか知りたいです。
国内問題は誰でも見えない振りをしたいモノですし、外国の気に障る問題をあげつらうのは、対国内的には求心力を保つ効果もありますし、ナショナリズムって権力者に取っては、甘い蜜のようなものだからじゃないですかね。
ありがとうございます。
北朝鮮でもそうですが、国内の状況が余りに過酷になると宗教心というか、そういうものはどうなるのかなと感じています。
チベットの問題に関しては、明らかに虐殺であり、胡錦濤はその功績のより権力を得ています。中国の教育でも、チベットを平和的に開放したと教えているようです。国内では、中国の都合の悪いことは余り国民に知らされていないのが現状だと思います。このような情報統制が宗教心、ナショナリズムにどのような影響を与えるのだろうか。
No.1
- 回答日時:
回答をするかどうか迷ったのですが、単なる冷かしでもなさそうなので。
所謂、「共産主義」と言われるモノはプロレリアート独裁(農民や労働者といった階層が国家を運営する->でも、実際問題何千万とか何億人の人間がバラバラでは国家を運営出来ない->共産主義社会が実現する間では、共産党という党にその指導を委ねましょう)というのが、建前です。
※かなり省略して書いてますので、そのつもりで
で、共産党の統一された指導を行うに際して、宗教勢力というのは、対抗勢力になりえるわけです。
特に、マルクスの頃は、封建領主や王制と宗教勢力が密接に結びついていて、権力者の支配の一手段として宗教が利用されていた面もあります。
なので、マルクス先生は宗教はアヘンの様なモノだと、仰ったのでしょう。
現在においても、例えば中国のカソリック信者がバチカンと自由に交流を図るようになれば、西側の自由主義思想が流入し、共産党支配の妨げになる可能性もあると考え、有形無形の圧力をかけているのです。
中国人ではないでの実際のところは解りませんが、外部から見る限り、宗教に関しては、日本人よりもナイーブというか、素直というかそんな感じじゃ無いですか?
だから、時には脱線するような事もありますが
国家的には宗教は抑圧されてきましたけど、心の中では皆、仏なりキリストなり、孔子なりを信心しているのでしょう。
後半の質問は、オミット
ありがとうございます。
フランス革命ですと、「最高存在の祭典」とかが行われており、一種の理神教の宗教国家の建設が企てられたふしが見受けられます。ソ連でも、スターリンやレーニンが神格化されていたり、北朝鮮では金日成、中国では毛沢東と、それぞれ崇めているように見えます。
共産主義国家では「一般意思」を体現したされる「独裁者」が神格化されている傾向があるように私は思いました。
なので、実際のところを私は知りたいと思うのです。
私は靖国を問題視ながらも、チベットを弾圧し続ける国家の倫理とはいかなるものなのか知りたいです。
http://www.tibethouse.jp/situation/index.html#02
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