A 回答 (5件)
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No.5
- 回答日時:
珍しいことかと言われれば珍しいと思います。
自信の源泉となるようなものは,通常,他者による承認という契機を含んでいます。
自己評価だけで支えられた,いわゆる根拠のない自信というものは
他者からの承認に左右されないぶんだけ強固であるかもしれませんが,
同時に現実から遊離した病的なものにならざるを得ないでしょう。
知識が自信の源泉となるためには
知識の豊富さ,正確さそれ自体が価値あるものとして
他者によって承認されなければなりません。
しかしながら,クイズ王選手権に出るとか,
趣味を同じくする者同士の集まりで蘊蓄を垂れるとかいった以外に
社会生活の中で知識量それ自体が評価される機会は案外少ないのではないでしょうか。
たとえば
医師や弁護士のような専門職に就くには相当量の知識の蓄積が求められますが,
知識量だけで商売ができるわけではありません。
病気を治してナンボ,裁判に勝ってナンボなわけです。
評論家もまた広くて深い知識の蓄積なしには務まらない職業でしょう。
しかしながら,その知識を羅列するだけでは評論にはなりません。
知識を有機的に結びつながら批評対象を時間的・空間的文脈の中に位置づけて
その意義を浮かび上がらせるといった営みこそが評論の仕事だと思います。
学問の徒も事情は似たようなものです。
専門領域に関する知識を一定以上蓄積していなければ務まらないのは確かですが,
その知識量自体ではなく,既存の知識をもとにどれだけ新しい知識を生み出したかによって評価されるのが学者です。
どこの世界にも博覧強記の人はいるものです。
と同時に,知識量が特別多くなくても良い仕事をして評価されている人はごまんといます。
学問の世界も例外ではなく,知識量だけで自信を持って生きていけるような世界ではないということです。
今の世の中,知識量よりも検索能力のほうが重要だったりしますし。
最後に,心理学の本100冊以上云々という部分に関して。
あくまでも1つのたとえだとは思いますが,あえてマジレスしますと,
街なかの書店の心理学コーナーに並んでいる本を100冊読んだとしても
心理学を誤解してしまうか,せいぜい心理学の一面しか知るこができないというのが落ちです。
なぜなら心理学コーナーに並んでいる本の半分は心理学書とは呼べない代物だからです。
逆に,まともな心理学書の半分(というのは大げさにしても,かなりの数)は
心理学以外のコーナー,たとえば工学とか生物学とかの棚にあったりします。
仮に聡明な頭脳とすばらしい選択眼の持ち主がいて,
まともな心理学書ばかりを100冊読んで内容を理解しているとすれば
専門家も一目置くかも知れません。
が,それだけでは心理学徒の仲間とは見てくれないでしょう。
というのも,実験や調査を企画して実施したり,得られたデータを解析したりするノウハウ,
学術誌の論文を読んで評価し,また自ら論文を書く能力などは本を100冊読んだところで身につかないからです。
これに対し,たとえば心理学専攻の大学生が4年間のあいだに読む心理学書の数など知れたものだと思いますが,
上記のような研究法を身につけ,それに則って卒業論文を書くことができれば
心理学徒の端くれと見なされるようになるのです。
色々な意見を皆様からもらい、自信というものについて考えてみました。人生で経験してきた事や、自分の能力、自分の有している知識、そしてそれら以外にも、様々に複雑な仕組みにより自信というものは形成されているのだろうなと思うに至りました。何々によって自分の自信は支えられているだなどと安易に説明できるほど心の仕組みは単純なはずがありませんよね。皆さんのアドバイスによってこう考えられるきっかけになりました。質問してよかったです。ありがとうございます。
No.4
- 回答日時:
気になった質問だったので、意見を書かせていただきます。
質問の答えになっていないと思いますが。。。
知識重視の自信の持ち方。。
知識があれば、自信が持てるとintellectさんはお考えなのでしょうか?というと、知識がたくさんあれば自信が着くということになりますよね。極端に言えば、広辞苑とかが頭に入っていれば自信がつくってことになりますよね。はたして、そうなのでしょうか?
知識と知恵とは、違うものだと思うのです。心理学の本を100冊読んで、得た知識を使って自分の頭で考えて、何かを得た、それが自信につながるのではないでしょうか。私は、知識だけを得たからといって自信につながるとはあまり思えません。もちろん、人より知っていて、多少良い気分になれるかもしれませんが。。
知識を得て自信をつけるという考えより、『「本を100冊読んだ」という体験を達成できた』ことに自信を抱かれているのではないでしょうか?
色々な意見を皆様からもらい、自信というものについて考えてみました。人生で経験してきた事や、自分の能力、自分の有している知識、そしてそれら以外にも、様々に複雑な仕組みにより自信というものは形成されているのだろうなと思うに至りました。何々によって自分の自信は支えられているだなどと安易に説明できるほど心の仕組みは単純なはずがありませんよね。皆さんのアドバイスによってこう考えられるきっかけになりました。質問してよかったです。ありがとうございます。
No.3
- 回答日時:
私もあまり考えが明確にまとまらないのですが・・・
知識が自信の源になるというのは、否定的に考えます。
知識というのは誰でもいくらでも得ることができるものです。
心理学の本を100冊読んだという例もそうですが、本を読むだけなら誰でもやろうと思えばできることなのです。
例えばものすごく博識で、いろんな難しいことを沢山しゃべる人がいると「あの人は物知りだね」「あの人は人の知らないことをいっぱい知ってるね」「あの人は頭がいいね」などと評価されます。
でも誰だって自分の興味のあることは人よりよく知ってるし、人の知らないことをしゃべれば「物知りさん」になれるのです。
ものをよく知っているということは、優越感を刺激して気持ちよくさせるだけで、自分の本質的な自信とはなり得ないと思います。
本質的な自信とは、体験したことや自ら実行したことによって自分の血になり肉になったものが核となるのではないでしょうか。
色々な意見を皆様からもらい、自信というものについて考えてみました。人生で経験してきた事や、自分の能力、自分の有している知識、そしてそれら以外にも、様々に複雑な仕組みにより自信というものは形成されているのだろうなと思うに至りました。何々によって自分の自信は支えられているだなどと安易に説明できるほど心の仕組みは単純なはずがありませんよね。皆さんのアドバイスによってこう考えられるきっかけになりました。質問してよかったです。ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
興味深い質問だと思い、ついまともな回答もできないのに書き込んでおります。
的外れかもしれませんが、思ったことをコメントさせてください。私がひとつだけ御聞きしたいのは、あなたが自信とおっしゃっているのは、何か特定のことに対しての自信ですか?カウンセリングや治療をおこなっていくにあたってとか、友人と自分を比べて、またあこがれのヒトに自分を示すときに。などさまざまな状況が思い浮かびます。好き嫌いかは別にして学歴、偉業などを自信とされているヒトは、試験に合格した、論文を発表した、業績を第三者に認められたなど、ある意味の「達成」を根拠にしていると思います。この「結果」を出せたのだからどんなに苦しくても次もがんばれるといった感じでしょうか。
すこし見方を変えて卓球がうまいのを自信?(自慢に近いですね。)これを例えば自信があるとするには、インターハイなどの公式戦ではないにしてもなんらかの勝負に勝ったことがある場合では無いでしょうか。もう一つ。試験前にこの問題集を全部やれば知識は十分できっと自信になる。も、ある問題集を一冊完全に解いたという達成を伴っているようにも思えます。あなたご自身もご質問に100冊という一般に専門書の数として非常に多い印象をもつ具体的な数字をあげて達成と例えてらっしゃるように思います。揚げ足を取るつもりではもちろんございません。あなたのおっしゃっていることはわかっているつもりです。申し上げたいのは自信に対象がある場合と無い場合。自信というもののとらえ方、考え方が変わってくるかと思います。今後の人生に、そして自分に自信が持てるかどうか。これは非常に難しい問いですよね。有名な学者でも一生、これには自信を持つのは難しいのではないでしょうか。学問、知識はある意味無限ですので。ただ、クラスや友人などの対象があるばあいはその範疇ではないとおもいます。つまらないことを申し上げました、しつれいしました。
色々な意見を皆様からもらい、自信というものについて考えてみました。人生で経験してきた事や、自分の能力、自分の有している知識、そしてそれら以外にも、様々に複雑な仕組みにより自信というものは形成されているのだろうなと思うに至りました。何々によって自分の自信は支えられているだなどと安易に説明できるほど心の仕組みは単純なはずがありませんよね。皆さんのアドバイスによってこう考えられるきっかけになりました。質問してよかったです。ありがとうございます。
No.1
- 回答日時:
素晴らしいと思います。
学歴や地位を自分の自信としている人は好きではありませんし。
色々な意見を皆様からもらい、自信というものについて考えてみました。人生で経験してきた事や、自分の能力、自分の有している知識、そしてそれら以外にも、様々に複雑な仕組みにより自信というものは形成されているのだろうなと思うに至りました。何々によって自分の自信は支えられているだなどと安易に説明できるほど心の仕組みは単純なはずがありませんよね。皆さんのアドバイスによってこう考えられるきっかけになりました。質問してよかったです。ありがとうございます。
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