大人になっても苦手な食べ物、ありますか?

プロ野球の最近の外国人選手は、ちょっと目立った活躍をすると
すぐ金の力で引き抜かれてしまいますよね。
でも一昔前は、もっと球団に拘束力があったような気がするのですが。
バースを大金で巨人が引き抜こうとしたなんて話は聞きませんし、
マニエルなんかは、日本人と一緒に普通にトレードされていました。
どこかで何かが変わったのですか?

A 回答 (4件)

これはですね、日本側の野球協約の改正が原因なんです、いわばNPBは自分で自分の首を絞めてしまったのです。



以前は日本に来る外国人選手も日本人と同じ契約で契約期間がすぎてもFAにはなれませんでした。
当時の野球協約では

野球協約第68条「保留の効力」
「全保留選手は、他の球団と選手契約にかんする交渉を行ない、または他の球団のために試合あるいは合同練習等、全ての野球活動をすることは禁止される」

となっていて海外の球団への移籍には規制がありませんでした、外国人選手は、メジャーに戻ろうと思えばいつでも戻ることが可能なので、特にFA権を要求することもなく、安心して日本でプレーしていました。

ところが1998年に広島カープのアルフォンゾ・ソリアーノ選手が年俸交渉が決裂し任意引退選手となった際、獲得に乗り出した複数の米国球団は驚くべき事実を知ることとなります。何と、選手の海外流出を食い止めるため、日本野球機構(NPB)はメジャーリーグ機構(MLB)に何の相談もなく野球協約を書き換え、次の「一文」が加えられていたのです。

「全保留選手は、外国のいかなるプロフェッショナル野球組織の球団をも含め、他の球団と選手契約にかんする交渉を行ない、または他の球団のために試合あるいは合同練習等、全ての野球活動をすることは禁止される」

野茂投手や長谷川投手の任意引退での海外移籍に危機感を感じたNPBが、野球協約を改正したのです。

ソリアーノ選手に関しては日米コミッショナーの話し合いによって自由契約にすることが認められました、そして日米選手契約協定で海外移籍のルールが確立され、任意引退選手が海外球団でプレーすることもここで正式に禁止されたのです。

MLBの選手会はこの変更に対抗するために、日本への移籍の際には
「契約終了の時点でFA権を収得する」
の一文を必ず入れるように申し合わせをおこないました。

しかし、その結果思わぬ副産物として、NPB→MLBの移籍のみならず日本国内での移籍も「すべて自由」になってしまったのです。

つまり回答としては
「NPBが任意引退選手の海外移籍を禁止したため、これに対抗してMLB側がFA権を要求するようになった」と言うことです。

なお台湾や中国から来る選手は立場が弱いため、FA権を要求しないことが多いです、彼らがFA権を得るためには日本で9年間プレーする必要があるのです。

参考URL:http://jpbpa.net/convention/13.pdf
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この回答へのお礼

ありがとうございました。
本当にお詳しいのですね。
ずっと気持ちが悪くて仕方なかったのですが、おかげさまで
やっとすっきりしました。

お礼日時:2006/12/20 22:17

何も変わってないと思います。



強いて言うなら巨人軍が今まで国内選手だけだった補強ポイントを外国人選手にまで手をひろげたということでしょうか。
それに阪神・中日も加わって他球団で活躍した選手を獲得しようとしてるのでしょう。

<手法>
シーズンで活躍する
 ↓
他球団から高年俸で引き抜き話がくる。
(もしくは選手がそういう話を持っていく)
 ↓
所属チームに破格の要求を出す。
(助っ人外人には稀な複数年契約や年俸の大幅アップ)
 ↓
所属球団がしぶしぶ了承したら残留。
金銭面で折り合いがつかなかったら移籍

セリーグだと横浜・広島の助っ人外人は金銭面での折り合いがつきにくく他球団に移籍してしまう傾向にあります。

外国人選手は基本的に助っ人選手です。結果を残したら残留。結果が残せなかったらクビ。なので年俸もびっくりするぐらい上がります。
チームに愛着があり、お金よりも優勝!なら話は別ですが、助っ人外人、結局はお金にたどり着いてしまいます。

例)
リグス(ヤクルト)の年俸推移(05年→06年→07年)
3800万円→8000万戦→2億円超え(交渉中)

リグスは今34歳。当然ながら獲得時は3800万円とマイナーリーガーです。アメリカに帰ってもマイナーか、引退しかありません。それが来年は2億越えの複数年契約を要求。さてどうなることやら。

年俸交渉(残留)の例
横浜・クルーン 4600万円 → 2億円の2年契約で契約更改(05年オフ)

年俸交渉(移籍)の例
横浜(現中日)のウッズ(04年オフ)
横浜の提示額 2億円(推定)
阪神の提示額 3億円(推定)
中日の提示額 5億円(推定)
まぁ、完全なマネーゲームですねぇ。

質問者さんの挙げられたバースですが、阪神ー巨人がライバルだった頃であり、そんなときにわざわざライバルチームに移籍するなんて危ない事はできなかったと思われます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
昔と違うように思えるのは、巨人が補強ポイントを外国人選手にまで手をひろげたから、ということなのでしょうか。
ただシピンにしてもわざわざ金銭トレードしてましたよね。
そのあたりの印象があったもので・・・

お礼日時:2006/11/28 21:39

詳しいことが分かりませんが


外国人選手の場合契約条項により
退団できる場合が多いようです。
年俸で揉めた場合日本人なら
調停→選手が納得できないなら任意引退ですよね。
契約で揉めて簡単に移籍できるんだったら秩序はめちゃくちゃです。
野球協約上この点については外国人選手を
特別扱いしている訳ではありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
契約条項ですか。

>契約で揉めて簡単に移籍できるんだったら秩序はめちゃくちゃです
どうも最近この状況に近くなってきたような気がして仕方ありません。

お礼日時:2006/11/28 21:41

外国人選手の移籍は、「金銭的な問題で契約交渉が難航→退団→他球団と契約」というのがほとんどです。

決して引き抜いているわけではありません。
元巨人のペタジーニ選手や、ローズ選手も巨人が引き抜いたのではなく、前チームで契約交渉が難航→退団という形で巨人に来ました。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

「金銭的な問題で契約交渉が難航」する人が最近は多いということでしょうか。
昔のマニエルとかブライアントとかポンセとかにこういう現象が起きなかったのは、本人あるいは代理人の行儀がよかったからなのでしょうか。

お礼日時:2006/11/28 21:45

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