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 中国が北朝鮮の核保有に反対する理由は何でしょうか?

A 回答 (6件)

北朝鮮に限らず中国は核拡散防止条約を順守しようとしていますから、どこの国でも反対です。


核拡散防止条約は、1963年国連で採択され、関連諸国による交渉、議論を経て1968年に最初の62カ国による調印が行われました。
条約では、1967年1月1日の時点で既に核兵器保有(被許可)国(核兵器国)であると定められたアメリカ、ロシア、イギリス、フランス(1992年批准)、中国(同年批准)の5カ国とそれ以外の国(非核兵器国)とに 分けています。前者の核兵器国については、核兵器の他国への譲渡を禁止しています。

つまり中国は先の5カ国以外の国が核を保有することを許しません。
ちなみにインドとパキスタンは上記の条約に加盟していません。
ですから北朝鮮も条約から脱退したのですが、北朝鮮が保有すると韓国や日本も保有するとなりかねない懸念から中国は反対せざるを得ないと思います。
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この回答へのお礼

 だいぶわかってきました。
 ありがとうございます。

 さらに疑問が出てきました。
 では、なぜ、中国は核拡散防止条約に批准したのでしょうか?

 これは、国際的に非難されないため(孤立しないため)でしょうか?

 

お礼日時:2006/11/28 13:45

まず最初に理由としては核拡散には根本から問題があり、


極東アジアの安全が最大の理由だと思います。

それとは別に考えられる内容としては、同盟国として
過剰な武力を持った場合、現在の両国間のバランスも
崩れるからだとも考えられます。

また、別の側面としては「開発の遅れている隣国」は
土が肥えており、いろいろな物がまだ埋まっています。
(今回問題となった核兵器の原料はなんでしょう?)

...など、勝手な想像をしてしまいます。
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この回答へのお礼

 いろいろとありがとうございます。
 
 中国と北朝鮮の軍事的バランス、北朝鮮の土壌が汚されないようにするため(将来、地下資源を活用したい)からだということでよろしいでしょうか?

 大変参考になりました。

お礼日時:2006/11/28 13:47

中国は、自称「東アジアの盟主」です。


実際のところ、歴史的にも中国は東アジア世界の中心だった時代がありました。
しかし今は、経済的に日本が「東アジアの盟主」的です(中国の経済成長も著しいですが)。
政治面では、アメリカの介入が大きいです。
そのような中で、本当に中国が「東アジアの盟主」として東アジアの安定を図るなら、核保有国は中国だけで充分と言うことです。
中国のプライドの問題です。
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ANo.1です。


>なぜ、中国は核拡散防止条約に批准したのでしょうか

それ以上核が拡散されないとしたら、当時すでに核保有国だったアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国の優位性が保たれ、国連やその他の問題でも発言権が増し、軍事的にも経済的にも他の諸国に圧力がかけられるからでしょう。
実際に現在の状況を見てもそういう風になっています。
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この回答へのお礼

 なるほど。
 確かにそうですね。
 だいぶ納得ができました。
 ありがとうございます。

 

お礼日時:2006/11/30 10:18

 中国は、現在急激な経済成長をしており、国際政治の環境変化がなければ、更なる成長を獲得し経済的にも大国にのし上がることが出来ます。


 政治・軍事大国の中国が、経済大国の地位も獲得すれば「鬼に金棒」で、アメリカと対等になることが出来ます。

 ですから、今のところ基本的には、平和路線が嬉しいのです。

 核ドミノといって、敵対関係にある国の一方が核武装すれば、相手も核武装するという、核拡散のパターンがあります。これは、インド・パキスタンの核保有で現実の物となりました。

 このパターンから言えば、北朝鮮の核武装は日本・韓国の核保有に結びつく可能性があります。(某政治家の発言がありましたし、この教えてGooの質問でも、日本の核保有論が飛び交いました。)
 特に日本が核武装した場合は、その技術・経済力からいって、中国を凌ぐ核兵器の保有が可能で、中国の軍事戦略は根底から見直さなければなりません。

 この場合、中国は国内の急激な経済成長で突貫工事をしている、道路・鉄道・発電施設・通信網の整備などに必要な資金を削って、防衛予算を増額しなければならず、経済大国になる道が遠くなります。
 今の中国政府にとって、「平和・現状維持」がなにより嬉しいのです。(ですから、靖国神社問題の小泉首相よりも、安倍新首相歓迎です。)
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この回答へのお礼

 なるほどなあ、と思いました。
 
 ちなみに、「文明の衝突」を書いたサミュエル・ハンチントンの本を読むと、中国は大国で、日本はその次ぐらいの感じですね。

 欧米や中国自身はそのくらいの感じを持っているのでしょう。

 とても参考になりました。
 ありがとうございます。
 

お礼日時:2006/11/30 10:21

中国は本質的には反対してはいないと思いますよ。

ただ、オリンピックを前にして国内情勢も良くないし、状況しだいでは国境からの難民問題とかも考えられますし、また何よりも近隣で世界的な騒ぎを起こしては欲しくいと言うのが、今回どうしても中国がイニシアチブをとって纏めたい理由でしょう。北朝鮮の核保有に関しての脅威はへでも無いでしょうし、逆にうまくコントロール出来れば、自分の国だけではなく、いう事を聞いてくれる子分国が核保有になれば日米安保などの対面としてかなり有利な所謂『中国のナイフ』としての朝鮮半島が出来上がることになります。あれやこれやと、相変わらず計算高い中国の思慮に対して、日本はこれでよいのかと思ってしまいます。
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