【コナン30周年】嘘でしょ!?と思った○○周年を教えて【ハルヒ20周年】

植物で遺伝子などを一過的発現させる場合には,パーティクルガン法とアグロバクテリウム法があると思いますが,
どちらも35Sプロモーター下で発現させるので同じような気がします.

この2者にはどのような違いがあって,それぞれ使い分けはあるのでしょうか?

よろしくお願いします.

A 回答 (1件)

 パーティクルガン法では、金粒子にDNAをまぶして打ち込みます。

したがって、その金粒子がたまたま核を通過した(あるいは留まった)細胞でしか目的の遺伝子は発現しないことになります。また、専用の装置(ていうかパーティクルガン)が必要な点も短所になります。一方、長所は、実験操作が簡便で実験時間も短いことが最も大きいかと思います。
 アグロバクテリウム法では、アグロが感染した細胞で遺伝子が導入されるので、パーティクルガンよりは全体の細胞に対する目的遺伝子が発現する細胞の割合が多いと思います。それに、きちんと核ゲノムに遺伝子が入りますから、その気になれば形質転換の植物体まで作れることになります。つまり、本来は「一過的」に限った遺伝子導入法ではないということです。また、装置・設備も汎用的なものがあれば出来ます。短所は、パーティクルガンに比べると実験操作が面倒なことでしょうか。
 ちなみに、パーティクルガン法でも、まれに核ゲノムに組み込まれて、植物体まで持っていける場合があるようです。が、効率の問題で、形質転換植物を作出する技術としては、イマイチだと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます.

主に感染方法の違いによる感染効率に違いがあるのですね.転写が核で行われるということを,これっぽっちも考えていませんでした.
ではこれらの感染効率や,2者の比較を行ったような報告はあるのでしょうか?
あと,bombardmentとinfiltrationで,植物に与える影響(ダメージや誘引物質?)も異なるのでしょうか?
重ね重ねですがよろしくお願いします.

お礼日時:2007/01/11 13:17

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