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モノクローナル抗体とはどのようなものですか?また、その有用性とはどのようなものですか?教えてください。

A 回答 (2件)

No.1です。


有用性も多々ありますが、おおざっぱな一例をあげると、
鳥のインフルエンザが今話題になっていますね。
ニュースでH5型という言葉が話しにでてきます。
H1型とH5型のインフルエンザウイルスがあったときに、その2つのウイルスには共通抗原というものがあります。
H1のウイルスもH5のウイルスももっている抗原です。

全てのタイプのインフルエンザウイルスの中で、H5にしかないエピトープに対するモノクローナル抗体があると、
今回のようにインフルエンザが発生した場合、そのウイルスのタイプがわからない場合にはこのモノクローナル抗体をウイルス(抗原)の反応を調べて、反応した場合にH5型、反応しなければH1型というように診断を下すことができます。
このように病原体の確定診断に有効です。
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質問者様がどこまで免疫学の知識があるかわかりませんので


おおざっぱに説明します。

抗体の特異的反応に関わる抗原の部分をエピトープ(抗原決定基)といいます。
一般的に抗原は複数のエピトープを持っています。
1つのエピトープに対して1つの抗体が結合します。

免疫学では単一の抗体産生細胞が産生する抗体を「モノクローナル抗体」といいます。抗原が体内にとりこまれると抗体産生細胞が抗原に対する抗体を産生するようになります。

これをおおざっぱに説明しますと、
例えば「インフルエンザのワクチンを接種するとインフルエンザに対する抗体が体内につくられる」という言い方をしますね。
この場合の抗体というのはワクチンに含まれるウイルスのHA(蛋白質の一種)のAという部位に結合する抗体やBという部位に結合する抗体、NA(これも蛋白質の一種)のCに対する抗体・・など色々なエピトープに対する抗体をまとめていう言い方です。
こういう意味での抗体は「ポリクローナル抗体」といいます。
ポリというのは”複数の”という意味です。

ではモノクローナル抗体とは、上の言い方ですと「HAのAという部位に結合する抗体」にあてはまります。
モノというのは”単一の”という意味です。
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