【お題】王手、そして

世界ではダイエットで悩んでいる人もいれば、
飢餓で苦しんでいる人もいます。環境破壊も進んでいます。

そういう問題をいろいろと考えているのですが、
発展途上国では経済成長するために森林を伐採したり農薬漬けの作物を作ったりして先進国に輸入してますよね?

そういうものはなぜ自分の国で作ったものよりも安いんでしょうか?
自国のものと同じ価値、値段だったら輸送費などでだいぶ高くなるとおもいます。

そうしたら他の国で仕入れるより自分の国で作るのが増えて
日本の食糧自給率も増えて、途上国の環境破壊も減少して経済的にも豊かになるのではないでしょうか?

私はまだよく経済のことがよく分からないのでそこのところを教えてください。

A 回答 (3件)

単純にいうと、先進国というのは発展途上国の人がのどから手が出るほど欲しいのに自国では作れないものを作っているからです。



例えば自動車です。発展途上国では自動車を生産することができません。ですからどこかの国から買うことになります。
そのとき代金をどのように払うかというと、自国の生産品を売って代金を払うということになります。
自動車が作れない国で売る資源(石油とか)が無ければ、自国で生産しているのはほとんど1次産業(農業・漁業・林業など)の製品です。
逆に自動車が作れるぐらいの国であれば、1次産業品も機械化などしてそれなりに安く作ることが出来ます。
しかし、自動車を作れない国は自国の生産品を売ることができなければ、自動車の代金を払うことは出来ません。そのため同じ品質・価値なら金額を安くしなければ買ってもらえなくなります。郵送費を考えても安くせざるをえないというところが、貧富の差につながってくるのです。つまり発展途上国といっても何カ国もあり買ってくれる国が無ければ豊かになりませんから、それぞれが競争して安くなっていくのです。他国の人が欲しいと思うモノ(ソフトも含む)を作れる国が儲けられるのです。
これが発展途上国と先進国の富の差の源泉です。

これから温暖化の被害が広がって、自給率の低い日本は飢饉が来るといわれていますが、実は簡単にはそうなりません。
日本の場合は、安く大量に製品を作って外国に売り、そのお金で石油などの資源を買っています。
その過程で他国の農業品が相対的に安く輸入できるようになるため、日本の農業は経営が苦しいのです。
しかし、いままで売ってくれいた国が売ってくれなくなるか、値段が上がるようになれば、日本の国内で生産しても価格があうようになります。そうすると自給率が上がりますので、簡単には食糧不足にはならないのです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど、そういうふうにして輸入品が安くなっているのですね。
難しい問題ですね。

じゃあ発展途上国が経済的に豊かになるにはどうすればいいのでしょうか?
他の国が作れないものを作るって事でしょうか?

お礼日時:2007/02/12 14:17

人件費など基本単価が違うから外国で物を作ったりして輸入します。


日本国内でも都会と地方ではアルバイトの時給なんかに差があるように家賃が違うように国ごとにも差があるのです。

最近温暖化対策(排出ガス規制とか)をしなきゃって各国が集まって協議しましたがアメリカなんかは自国の経済を圧迫するような分野においてはやらないって言っていました。
食料についても全ての国がアメリカ並みの生活をしようとしたら到底足りないようです。では日本も含めて生活水準を落とせるかと言ったら嫌だという人が大勢でるはずです。なかなか自己を犠牲にしてまでってのは難しいみたいです。

また、国土の狭い日本で現状ある食材など自給するとしたらなかなか厳しいでしょうね。

日本国内においても同じですが、富めるものは貧しいもののうえに成り立っていることは事実でしょう。(それがいいと言っているわけではありません)

魚屋さんが肉を売ってないって文句を言われないように、各国それぞれの得意分野でやり取りすること自体は悪いことではないと思います。
日本は確かに食料についての自給率は低いですが、材料を知れて加工するって言う町工場的なものを売りにしている(していた)国です。

実際、紅茶なんかの輸出を主産業としている国では紅茶はたくさんあるけど田んぼまで紅茶畑にかえてしまって食べるものが作れなくなって飢餓が起こった話もきいたことがあります。
僕たちは紅茶を飲んだりしますが、でも紅茶を飲むことをやめれません。
難しいですね。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

アメリカとかの経済のほうが大事という考えは許せないですね。
環境が破壊されたらお金なんてなんの価値があるのだろうと考えます。

お金って何なんでしょうね? 
昔は物と物を交換して、それがお金と物を交換するようになり、それじゃあその物がなくなったら何が残るんでしょう?と思います。

富めるものは貧しいもののうえに成り立っている>
昔の貴族や武士みたいで嫌ですね、でもそれが現実なんですよね。

私たちが普段何気なく食べているものにもそういった背景があるというのをしらなければいけませんね。

少しずつでもそういった問題が変わっていけばと思います。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/12 14:10

人件費、不動産価値その他が安い


残留しないが毒性の高い農薬が使える
人が作業中に空から農薬を撒くのです
農地が悪くなったら別の未開発地を見つけてそこでやらせる
穀物などは食料になる部分より不要な部分が多いので可食部分だけを輸入した方が手っ取り早い
自分たちは買う側なのだから生産者がどのような手法で生産しようと責任はないという考え
運賃も賃金の安い船員を使えるので安い
そういうことですね

こんな例があります
中古トラックを輸出します
自分の国では処理できないか処理量が高い廃棄物を積んで輸出します
輸入した国では容器を手に入れるために廃棄物を川や海に投棄します
輸出した側では「俺は捨てていないよ、捨てたのは奴らだよ」と言っているのです
    • good
    • 0
この回答へのお礼

難しい問題ですね。
発展途上国の自然を壊しているのは結局先進国なんですよね。
自分たちさえよければ他はどうなってもいいという無責任な考え。

今の環境破壊はそういったことも含めたあらゆる不調和な考えが生み出したとも言えるかも知れませんね。
回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/12 13:45

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報