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教科書をずっと読んでたんですがグリシン溶液のpH(つまり等電点?)の求め方が全然わかりません…。どのように求めたらいいのですか?等電点が5.97なのはわかってるのですがなぜそのような値になるのか教えてください。

A 回答 (2件)

まずグリシン溶液の pH を求めても,それは等電点ではありません.


そのような点は等イオン点といい,等電点とは別の概念です.
弱酸の水溶液の pH 計算は,解離平衡 (グリシンの場合は2つあるのでめんどくさい),電荷バランス,マスバランスについての式を連立させれば,任意の条件について求めることができるのです.もちろん,解離定数が,グリシンの場合ならアミノ基とカルボキシル基についてわかっていることが必要です.
等電点を求めるだけなら少し簡単ですが,いずれにしても解離平衡の式の意味を理解できなければ話ははじまりません.
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この回答へのお礼

なんとなくわかってきました!後は自分で考えてみます。ありがとうございました!

お礼日時:2007/02/19 22:47

グリシンは一番簡単なアミノ酸ですね。


酢酸のCH3-がNH2CH2-に変わっています。ーCOOHはそのままです。酸性を示す構造-COOHとアルカリ性を示す構造-NH2が1つの分子の中にありますから中和が起こって塩になっています。分子内塩と呼ばれています。アミノ酸が水によく溶けて結晶性であるというのはこれが理由です。
アンモニアと酢酸は電離定数がほぼ等しいです。酢酸アンモニウムはほとんど中性です。アミノ酸の塩基性はアンモニアよりも少し弱いです。グリシンではカルボキシル期の酸性がアミノ基のアルカリ性よりも少し強いということでpH=6に近い値になるのでしょう。
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この回答へのお礼

詳しく解説していただいてありがとうございます。できれば等電点を求めるための式が知りたいのですがわかりませんか?

お礼日時:2007/02/19 16:27

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