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原発事故について調べていると、
「放射能の影響は半永久的に続く」と耳にします。
そこで、質問です。
事故直後は、大気中に放射性物質が充満していて、
呼吸から体内に入ったり、皮膚から放射線を受けたりしますよね?

一方、事故から長期間たった場合、
「食物汚染」による内部被爆の影響が一番の問題だと聞きました。
汚染された土壌から採れた野菜を食べたり、
汚染された土壌から生えた草を餌にして育った家畜の肉や牛乳などを
摂取することによって放射性物質を体内に取り込んだり。
また、水脈も汚染を受け、飲み水が原因でもなると。

では、例えば、20年以上も前に、
チェルノブイリ原発事故がありましたよね?
あの被災地では、もう空気汚染はなく、
外部被爆の心配はない、ということでしょうか?
食べ物などに気をつければ、
呼吸による取り込みや皮膚からの影響はほとんどないと
考えてよいのでしょうか?

教えて下さい。
よろしくお願いします。

A 回答 (8件)

放射線科医です。


原発事故で問題になるのは、空中に飛散したヨウ素131(半減期8日)とセシウム137(半減期30年)です。対流圏(~10km)に1ヶ月、成層圏(10km以上)に1年残存するといわれます。塵や雨となって地上に落ち、土壌や地下水に浸透し、農産物や家畜、魚介類に蓄積されます。チェルノブイリ周囲に残る放射線は、土壌中のセシウムです。つまり、土壌からの外部被曝と飲食による内部被曝があります。吸入は塵を吸い込まなければ心配ありません。原発から300kmほどでも風下は汚染が酷く、今も居住に適さない地域があります。

放射線障害には急性障害の影響とがん発生などの将来的影響があります。
急性障害の発生は、500mSvほどから、被曝から数年以降のがん発生率上昇は1mSvからおこる(異論はありますが、少なくとも10mSvからはおこる)とされています。
「"ただちに"、健康への被害はない」とは急性障害の発生はない、という意味です。将来的な悪影響がないということではありません。「今後数年以降、がん発生率が上昇すると予想される」と明言しないのは、将来、がん発生率が上昇しても、うそはいっていない、因果関係を争うという姿勢とみてとれます。)
また、がん発生率上昇を承知の上で、急性障害の発生を防止するという目的で設定された業務従事者線量限度50mSv/年を、一般住民に当てはめて、健康被害はないというのは、線量限度を曲解しており、的外れで、危険です。しばしば、TV解説でも、混同していることがあります。
福島原発の事故は大変深刻な事態となっています。それはこれから次第に明らかとなってきます。
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すでに現状でも食用出来ないほど汚染されています。


政府が言う健康に影響がないというのは完全に情報操作です。
なぜ出荷規制が掛かるのでしょうか?

今はまだ農作物も外部被曝です。
現状の農作物は洗えば食用することは出来ます。
しかし土壌に積もった放射能は消えませんので
農作物はこれから内部被曝を受ける事になります。
それを食用すれば人間も内部被曝します。

現在、原発建屋上空では80ミリシーベルトという高放射能を
放出し続けています。
1キロ離れた正門付近とかのデータしか発表しておりません。
政府の発表ではプールには水があります。と言っている状態でこの放射能です。
燃料棒は今後2-3年は冷やし続けなければ取り出し出来ません。
天井が無くなった状態では今後数年放射能を出し続けます。ゼロにはなりません。
放射能は消えず蓄積されて行きます。
今後放出放射能が少なくなっていくと思いますがそれでも数年間蓄積されて汚染されていきます。

現状ですら食用出来ない状態でですが
今後色々な対策を取られ放射能が減ったとしても
福島30キロ圏内は数十年食用出来ない状態になってしまうと思います。
農作物の内部被曝は洗っても落ちません。
その場限りの政府の対応、今後どうするのでしょうか?
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交通事故や怪我だと”その傷が一目で判”りますが放射能の怖い所は


"ゆっくり徐々に"時間を掛けて影響してくる所でしょう。見えないし。
【風が吹くとき】を検索してみて下さい。 取敢えずウィキ↓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E3%81%8C% …
 ―検索中 見つけた所ですが
http://smc-japan.sakura.ne.jp/
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生物は自然界に存在する強度の放射線の範囲で、DNA情報を受け継ぎ保存しきました。


しかし、何万年の時間ではDNAを自然回復よりも強い放射線を受けてきたが現実が有ります。
Y染色体マーカーなど。

テレビでは  すぐに とか直ちには体に影響を及ぼす事はない。と言っていますが長期ではどうなんでしょうね。

放射線 放射能 戦後より広島 長崎の被爆者の長期間の経過が研究されてたいます。 参照

世界最高の研究機関でしょう。よその国では研究したくても被ばくした人が少ないですから。

 

参考URL:http://www.rerf.or.jp/radefx/index.html
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結論からいいますと、あのチェルノブイリに人が住めるようになるのにあと600年はかかるといわれています。


いまでも、あの事故現場から30キロは居住禁止となっており、空気汚染はここ最近になっては徐々に下がっているようです。(1986年の11月13日に石棺というコンクリートで覆ったおかげで放射能の放出を防いだのです)
食べ物による汚染については、実際にあるようです、当時のソビエトの政府らは、汚染された食物の放射能基準値を引き上げ、ソ連遠隔ちに送り込んだそうです。このせいで被災者500万人という被害者を出してしまったのです。多くは甲状腺ガン・放射能障害などです、国民がこのことに対して訴えたこともあり、当然その結果、政府はそれらの因果関係を否定したのです。なので今でも汚染は続いてるのです。

おまけ
現在チェルノブイリ原発の周辺では、不思議なことに、植物による縁化がおきているようです。(人工ではない)

http://www.youtube.com/view_play_list?p=DAA8F13E …
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単純に考えて、放射性物質が近くにあって、常にその影響を受けている、


と考えられる場合に、健康被害が出るのではないでしょうか。

空気中でしたら、風で飛んでいってしまうでしょう。
なので、土地の中に固定されている、と考えると良いと思います。

樹木や草が、放射性物質を吸い込んでいる可能性はあるでしょう。
土地そのものが含んでいることも考えられる。
ので、外部被曝の可能性はまだあるでしょう。

私も興味があって調べていたのですが、
チェルノブイリの事故では、甲状腺の被害はあったが、
それ以外には目立った被害が無かった、という報告を見ました。
「本当?」と思いましたが、ウソでなければ本当でしょう。

ということならば、半減期が8日のヨウ素だと思います。
爆発直後に体内に入れてしまって、体内に固定してしまったのでしょう。内部被曝です。
そして、その影響が20年後の今出ているのだと思います。
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放射線は現在治療にも使われており、通常の生活をしていても宇宙から降り注ぐ放射線を微量ながら浴び続けています。


従って余程大量の放射線被爆で無い限り、放射線を浴びたことが問題になる事は無く、放射能を持った物質を体に取り込むことが、放射線を浴び続ける結果を招く為問題になる訳です。
特にカルシウムと似た化学性状を持つセシウム・ストロンチウムは、骨の中に取り込まれて排出されないので、大きな健康被害の問題を生じます。
放射能を持った物質は、半減期通りの減少しかしませんので、原爆の様に爆発力が巨大で放射性物質は微量でばら撒かれる場合と違い、爆発が無く多量の放射性物質が外部に流失した原発事故においては、安全と言えるまでには遥かに永い期間を要します。
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興味がありましたので、ちょっとだけ調べてみました。



直接の回答ではないかもしれませんが、ご質問のヒントになりそうな
過去ログがありましたので紹介させて頂きます。
# http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1392047
# http://okwave.jp/qa50916.html
# http://okwave.jp/qa108154.html
# http://okwave.jp/qa50916.html

この回答への補足

調べていると、事故後20年以上経った今でも続く放射能核種の中で、
ストロンチウム90(半減期28年)と、セシウム137(半減期30年)が現在主に問題視されているようです。

事故後20年以上が経って、
子ども・大人の甲状腺がんが現在も増えているというのは、
直接的なヨウ素131(半減期8日)の影響というよりは、
事故当時、甲状腺に影響を受けた子どもが、
遺伝子異常により成長過程でがんになっていった、
と考えるべきなのでしょうか?
それとも、事故直後のヨウ素131の影響以外でも、
甲状腺がんを生む種類のものがあるのでしょうか?

補足から再度の細かな質問ですみません。
分かる範囲内でもけっこうですので、お分かりの方がいたら、
教えて下さると幸いです。

補足日時:2007/02/26 06:09
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この回答へのお礼

>興味がありましたので、ちょっとだけ調べてみました。
この深夜(もう早朝ですね)に、自分以外の人が
興味を持って調べて下さったことが嬉しかったです。
ヒントでいただいた過去ログ、さっそくチェックしてみました。

原子爆弾と原発事故の被害の違いなどについて、
参考になりました。
ただ、“長期的な視点での、人体への影響”が気になります。

引き続き、調べてみます。
どうもありがとうございました!

お礼日時:2007/02/26 05:29

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