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ミトコンドリアに関して、以下の記述は正しいかどうか?ということで、

『肝臓の細胞に多く存在し、水分の調節に関係する』は誤りと思うのですが、どこがどう間違っているでしょうか?

後半の"水分の調節に関係する"という部分は少なくともミトコンドリアの直接の関与はないでしょう。前半の"肝臓に多く存在し"という部分は間違いでしょうか?

肝臓は腸管から吸収したグルコースが、門脈を通って最初に流れ込む器官であり、代謝の活発な部分です。アミノ酸やタンパク質、脂肪の合成・分解、グリコーゲンの生産・分解、オルニチン回路による尿素の生産など、いろいろな代謝活動が行われています。

解糖系とTCA回路は細胞内代謝の中心を担うことを考えると、TCA回路の場であるミトコンドリアは、肝臓の細胞に豊富にあってもいいような気がするのですが、実際はどうなんでしょうか?


また、細胞内の水分の調節系というと、植物細胞では細胞壁や液胞、動物細胞ではNa-Kポンプなどの輸送タンパクが、思い浮かびます。こういう認識で問題ないでしょうか?

A 回答 (1件)

今年のセンター入試ですね。


おおよそ、おっしゃるとおりだと思います。
肝臓は、代謝の中心器官ですので化学反応を進めるために非常に多くのエネルギー(ATP)を必要とします。つまりは、好気呼吸を担うミトコンドリアも非常にたくさん存在しています。
後段の、「水分の調節に関係する」が間違っています。多細胞生物の動物細胞で直接水分の調節に関係する細胞小器官はあまり一般的ではありませんが、細胞膜の半透性や選択的透過性、おっしゃるような浸透圧調節に関係する輸送タンパク質、などがそれに当たるのかもしれません。ゾウリムシなどの単細胞生物では、収縮胞という排出器官があり、これはまさに細胞内の水分の排出に直接関与しています。
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