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在来線は狭軌で速度や荷重などで色々制約を受け、昭和初期には在来線を標準軌に変更する案も出されたと聞いたことがあります。
昭和39年に東海道、山陽新幹線が運転開始となったわけですが、3メートルを大きく超える車幅に対して標準軌はあまりにも狭い軌間ではないですか?
大きな車体が高速走行する新線を建設するわけですから広軌を採用した方がより安定したと思えるのですが。
標準軌にこだわった理由をご存知の方、ぜひ教えてください。子供の頃からずっと疑問に思っていました。

A 回答 (4件)

逆に、考え方としては、標準軌がまずあって、それに対してどの程度の車体が、ということじゃないでしょうか?



京阪電車・石山線、坂本線、京都市地下鉄に乗り入れている京津線、ミニのくせに標準軌です。そもそも京都の市電が標準軌だった。
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この回答へのお礼

確かに逆に考えれば解決するような気もします。
でも新たに「路面電車は標準軌が多いが、1メートル以下の狭軌でも問題ないのか」という疑問もわいて来ます。私はやはり捻くれ者のようです。
有難うございました。

お礼日時:2002/06/01 23:35

>車幅に対して標準軌はあまりにも狭い軌間ではないですか?


とおっしゃいますが、実は軌間と車体幅の関係で言えば在来線の方がさらにアンバランスだったりします。
新幹線は車体幅だけでなく全高も高く、車両そのものの設計も低重心なため十分安全なサイズです。
JR在来線の車体幅(約3000mm)は世界的に見てもかなりビッグサイズです。狭軌(1067mm)の車体幅は2700mmぐらいが標準で、明治・大正時代の車両はこのサイズで作られてきました。
また、軌間が広いからといって車体幅を広げられるわけではなく、スペインなどで使われている広軌(1668mm)でも車体幅はJR在来線と同じ3000mm程度です。これは線路設備(トンネル・橋梁など)の建築面積・容積の問題だけでなく、曲線通過の際に生じる偏奇(軌道から車体がはみ出すこと)が大きくなるのを防ぐ意味があります。3000mm程度というのは、ある意味鉄道車両の車体幅として適切な幅だと言えるのではないかと思います(デカけりゃいいってもんじゃないってことですよね(^v^))。
※新幹線の車体幅を大きくできるのは、最小曲線半径(カーブの半径)を2500mもしくは4000mと大きくとっているからだと考えれば自然かと思います。
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この回答へのお礼

単純に軌間が広くなるほど、高速で安定するものと思い込んでいました。分かり易く説明して頂き、まさに目から鱗が落ちました。
有難うございました。

お礼日時:2002/05/30 18:49

線路幅は、国際基準で決められているそうです。


日本での規格は、参考URLです。

参考URL:http://www.nisshin-soft.co.jp/rinnku/tetu02.htm
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この回答へのお礼

URL参考になりました。鉄道関係には色んなサイトがあるんですね。有難うございました。

お礼日時:2002/05/30 18:40

広軌計画はもともと、朝鮮半島、満州鉄道への連絡を考慮したものでした。

大陸への物資輸送ですね、満鉄は広軌でしたから、ナールゲージの在来線を鉄道フェリーで持ち込んでも無意味ですし、国内の輸送力を考えても広軌が妥当でした。この「幻の広軌鉄道計画」は戦前にある程度用地買収も行われていました。新幹線計画はまったく新しい計画ではなく、この用地計画などに沿ったものでしたから、自然と広軌になったものと思われます。現在となっては、ワイドゲージでは国外に輸出することもできませんし、よかったのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

戦中から計画の流れがあるとは知りませんでした。
有難うございました。

お礼日時:2002/05/29 21:34

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