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現在、細胞を凍結スライスなどでスライドグラスに固定するのではなく、細胞をホモジナイザーなどで軽く潰して、トリプシンでバラバラにして、スライドグラスに固定させて、抗体抗原反応を行おうとしております。

しかし、スライドグラスにタンパク質固定用のSIGMAのポリプレップを使っておりますが、ぜんぜん張り付きません・・・

しかも、PBS中の細胞をスライドグラスに載せて、風乾させている最中に顕微鏡で見ていると、乾いてしまうと格子状の模様がでてしまって(肉眼で白く乾いた状態)、全然ダメです。
そこで、完全に乾いてしまう前に、グルタルアルデヒド固定を行ってみましたが、うまくいきません。

細胞をバラバラ状態で、スライドグラスに固定させるコツというのはあるのでしょうか?ご教授よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

細胞によりますが張り付けるのはかなり難しく、抗体反応の


洗浄過程などではがれてしまうことが多いですね。まず、
その細胞は培養することは可能ですか?培養用のスライド
ガラスで2、3日培養するとしっかり張り付くこともあります。
また、6wellプレート等に滅菌したカバーガラスを入れて
その上で培養し、固定から染色までを行う方法もあります。
この場合は、染色作業の終了後にスライドガラスに載せます。
とにかく、染色操作では細胞がはがれ易いので細心の注意が必要です。
この他に、細胞をばらばらにした状態でマイクロ遠心チューブ内で固定
して染色操作を行い、染色終了後にそっとガラスに載せる方法も
あると聞いたことがあります。

この回答への補足

いつもご教授ありがとうございます、Fiorina様。

今使っている細胞は、アサリの外套膜を単純に潰しておりまして、まだ完全にバラバラになっていない状態では、スライドに付くのですが、バラバラにするとスライドに付かない状態です。

スライドチャンバーで培養してからやる方法も検討してみようと思います。細胞をばらばらにした状態でマイクロ遠心チューブ内で固定して染色操作というのもやってみようと思います。

もう一つの問題点なのですが、塊りの細胞を載せた場合に、コントロールもサンプルも蛍光発色をしてしまって、差が出ないのです。コントロールの細胞が、ほんのり光ってしまっていて、サンプルも同じ光方をしています。

このような問題に当たったことはありますでしょうか?初心者質問で申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

補足日時:2007/03/09 20:41
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この回答へのお礼

ご教授ありがとうございました。

あれからいろいろ検討した結果、下記のことがわかりました。

・切片が薄ければ薄いほど、コントロールの蛍光が抑えられる。
・プライマリーカルチャー>株細胞のような蛍光発光傾向がある。
・IR域で撮影する。
・スライドグラスのコートをいろいろ試す。
・蛍光を700nm領域の物に変える。

特に、プライマリーカルチャー>株細胞の関係が大きいようで、自分のサンプルは、ほんとうに稀に見るほど自家蛍光が強いということでした。

お礼日時:2007/03/20 10:15

病理を主にやっているものです。


細胞診などでよくコーティングスライドを使いますが、そのようなものはダメですかね?
ポリ-L-リジン、シラン等が有名で、松浪ガラスのMASコートスライド等は液体でも結構使えますよ。
固定法に関しても、アルコールスプレーで迅速固定するものなど、いろいろ出ていますので利用しています。
集細胞遠心機(サイトスピン)があったら、細胞が確実に張り付くので、有効だと思うんですが。
培養細胞に関してはほとんど経験がないんで、できそうな方法を書いてみました。

この回答への補足

ご教授ありがとうございます。

> 細胞診などでよくコーティングスライドを使いますが

SIGMAのポリプレップもいわゆる、コーティングスライドなのですが、つかないのですよ。通常のスライドグラスも使ってみたところ、なにも違いがなく、不思議に思ってしまうほどでした。

ポリ-L-リジンを使って自分で一旦、細胞の電荷を変化させてとも思ったのですが、肝心なポリ-L-リジンがなく・・・この方法は手に入れたらやってみたいと思ってます。

> アルコールスプレーで迅速固定

これはとても便利そうですね。こういう便利な物があるとは知りませんでした。

いろいろとありがとうございました。

補足日時:2007/03/13 16:45
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この回答へのお礼

ご教授ありがとうございました。

あれからいろいろ検討した結果、下記のことがわかりました。

・切片が薄ければ薄いほど、コントロールの蛍光が抑えられる。
・プライマリーカルチャー>株細胞のような蛍光発光傾向がある。
・IR域で撮影する。
・スライドグラスのコートをいろいろ試す。
・蛍光を700nm領域の物に変える。

特に、プライマリーカルチャー>株細胞の関係が大きいようで、自分のサンプルは、ほんとうに稀に見るほど自家蛍光が強いということでした。

お礼日時:2007/03/20 10:16

私は今までスライドチャンバーで培養してからPermiabilization処理をしてきましたが剥れる事はマレでした。

培養はいっぱいの細胞を最初に入れておけば一晩から1日で大丈夫じゃないかな!? っま、細胞の種類によるからこればっかりは試してみないとね。多分抗体抗原反応もすべてチャンバー内で行います。注意としては、チャンバー内で抗体抗原反応をするときチャンバーから隣のチャンバーへの漏れに注意してください!コントロールも台無しになります。

この回答への補足

ご教授ありがとうございます。
初代培養すらしたことない細胞なので(サンプルはアサリの外套膜)、スライドチャンバーは最終方法にしようと思ってます。
スライドチャンバー使用時の注意項目などありがとうございました。

補足日時:2007/03/12 18:09
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この回答へのお礼

ご教授ありがとうございました。

あれからいろいろ検討した結果、下記のことがわかりました。

・切片が薄ければ薄いほど、コントロールの蛍光が抑えられる。
・プライマリーカルチャー>株細胞のような蛍光発光傾向がある。
・IR域で撮影する。
・スライドグラスのコートをいろいろ試す。
・蛍光を700nm領域の物に変える。

特に、プライマリーカルチャー>株細胞の関係が大きいようで、自分のサンプルは、ほんとうに稀に見るほど自家蛍光が強いということでした。

お礼日時:2007/03/20 10:16

>塊りの細胞を載せた場合に、コントロールもサンプルも蛍光発色をしてしまう....



理由は思い当たりませんが、私も何度も経験したことがあります。
組織によっては切片でもコントロールが蛍光を発することがあります
が、そういう場合は(素直に)DAB発色に切り替えています。ご存知かも
しれませんが、塊のままでいわゆるホールマウントに近い方法が
使えるかも知れません。組織ごとチューブ内でDAB染色まで行い、
観察時にスライドガラスに載せる方法です。この場合、抗体の浸透が
問題となりますので、低濃度のジギトニンやTriton, Tween等を用いて
permiabilization処理を行います。この時の条件は、抗原の保持状態
にも影響しますから、一概にどの条件とも言えず、色々試してみる他
ありません。また、固定液や抗体の浸透不足が起こりえるので、
組織内部を染めるポジコン染色を同時に行う必要があります。

この回答への補足

ご教授ありがとうございます、Fiorina様。

試しに今日も蛍光発色でやってみたのですが、うまくいかないので次はDAB発色に変えてみます。少し古いHRP標識2次抗体しかないので、うまくいくのか心配ですが。

> 塊のままでいわゆるホールマウントに近い方法

これがいいのかもしれませんね。これもやってみようと思います。

補足日時:2007/03/12 17:46
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