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大学の研究で次世代の競馬観戦をテーマにして研究しています。
内容は、各馬にICタグを付けて位置を把握するといった内容です。
その時にかかるコストを研究しているのですが、まだICタグの事がよく理解できていません。
値段や仕組みや可能範囲内など、よくわかるサイトなどがあったら教えて頂けないでしょうか。

A 回答 (3件)

まず物理的な側面から


RFタグの通信距離は0.1m~1m程度です。
10m飛ぶものもありますが、タグのサイズが馬鹿でかいです。
次に通信距離から競馬中の馬の位置となると
アンテナ1m横を必ず通過する前提でも1周800mだったら
1600個程度必要になり、またアンテナ間の電波の影響が出るため密接取り付けが出来ません。
そうすると400個で2m置きに設置となりますが電波の距離はアンテナを中心にして1mなので、不感帯がほとんどになります。
そして400個のアンテナのデータをポーリングすると
1個当り0.1secで実施しても全部のデータ取得が40秒後です。
さらにシリアル通信で400個の局を管理できるものは無いと思います。
じゃあ 16個毎にパックして16個をひとつの子コントローラーで管理し
親が30個の子コントローラを管理すれば何とかなるかもしれませんが
親側のプログラムが膨大になります。
またアンテナ1個10万円としてアンテナだけで4000万かかる計算になります。
周辺+設置を考えれば1億程度必要でしょう。
また競争中なので1mの範囲に留まっている時間が少ないので
殆ど受信できません。(RFタグは送受信が遅い)
そしてアンテナから1m範囲のデーターなので殆どが取得不可能となり
頓挫します。

RFタグの値段は日立のミューチップが一番小型で0.5mmサイズ
1個10円を割るけど、発注数が1億個から。

一般的なタグで100円前後、発注数が1000枚程度。


現実的に考えれば馬の数が最大16頭として
馬ごとにGPSもしくはローカルのGPS(日立が出している)を使って
座標位置をテレメーターで送信すれば、かなりリアルタイムになります。

テレメーターを使うと送信機の大きさが大きくなることと各GPSが必要となり
1頭あたりのコストが大きくなります。

そこで日立さんが作っているローカルGPSを使う事が一番安いと思う。
1km四方としてアンテナを周囲4箇所程度設置し、携帯電話程度の発振器をもてば
精度50cm程度で現在位置をホストで計算可能なものです。
用途として広い構内で移動するフォークリフトの現在位置を見つけたりするもので
1セット最低600万円程度からです。


FAでのタグは数度使った事があります。
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この回答へのお礼

かなり専門的な答えありがとうございました。
勉強になりました。

お礼日時:2007/04/01 17:03
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2007/04/01 17:04

マラソン競技では、ICチップをつかった自動計測システム(靴にICチップを仕込む)が確立されています。

先頃の東京マラソンでも使われました。
これは「タイム計測の正確性」というよりも「人数が多すぎるので省力化のため」といった要件から実用化されたものです。
子供のランドセルに仕込んで、通学路と連携したセンサとしても使われています。

要件はともかく、実現する手段は同じですから競馬でも使えるでしょう。

具体的にはICチップは「RFID」という規格の製品を使います。

RFIDの簡単な説明
http://ja.wikipedia.org/wiki/RFID

アクティブタグを使うことになるでしょうから、単価は1個数百円円程度です。

毎年専門のコンベンションが開かれています。具体的なシステム・見積もりは、ここの出展企業に当たってみるとよいでしょう。

RFIDソリューションEXPO
http://www.ridex.jp/
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この回答へのお礼

迅速な対応あいがとうございます。
参考にさせていただきます。

お礼日時:2007/04/01 17:03

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