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マイレージクラブに最近興味を持ちました。JAL・ANAとありますが、どちらがおすすめでしょうか? 誰か教えてください。よろしくお願いします。あとマイレージの貯め方に極意がある方差し支えなければ教えてください。

A 回答 (1件)

 JAL(JALマイレージバンク、JMB)とANA(ANAマイレージクラブ、AMC)は互いに相手を強く意識していることもあり、両マイレージプログラムの内容は似通ったものになっています。

極端な話、全くの好みで選んでもほとんどの場合差し支えありません。もちろん細かい点での多少の差異はありますので、整理しながら以下に述べたいと思います。

1. 獲得マイルの有効期間と特典交換に必要なマイル数
 マイレージプログラム選びにおける最も重要なポイントはマイルの有効期間です。海外の航空会社では「無期限有効」というマイレージプログラムもありますが、日系2社のプログラムの有効期限は世界的にも短い方で、JMB・AMCとも「獲得の翌々年12月31日まで」です。つまり最長でも3年の間に特典交換に足るマイル数を貯める必要があります。一方、JMBでもAMCでも特典交換は通常は1万マイルからです。3年以内に1万マイルを貯める目処が立たないなら後述するように、海外の航空会社の有効期限の長いマイレージプログラムを検討することになります。
 特典交換に必要なマイル数もJMB/AMCでほとんど横並びです[1,2]。以下に代表的な必要マイル数の例を示します。(海外航空会社プログラムでの必要マイル数はこれと異なります)
●JMB
1万マイル ・JAL IC利用クーポン1万2千円分 ・「おともdeマイル割引」[3]国内線2区間(単純往復も可)分特典航空券 など
1万5千マイル ・国内線2区間(単純往復も可)分特典航空券 ・日本⇔韓国往復エコノミークラス特典航空券
2万マイル ・日本⇔近距離アジア、日本⇔グアム/サイパン往復エコノミークラス特典航空券
3万5千マイル ・日本⇔東南アジア往復エコノミークラス特典航空券
5万マイル ・日本-北米往復エコノミークラス特典航空券
5万5千マイル ・日本-ヨーロッパ往復エコノミークラス特典航空券
12万マイル ・日本-ヨーロッパ往復ファーストクラス特典航空券
●AMC
1万マイル ・電子マネー"Edy"1万円分 ・「いっしょにマイル割」[4]国内線2区間(単純往復も可)分特典航空券 ・ANAセレクション(ギフト品)1点 など
1万5千マイル ・国内線2区間(単純往復も可)分特典航空券 ・日本⇔韓国往復エコノミークラス特典航空券
2万マイル ・日本⇔近距離アジア、日本⇔グアム往復エコノミークラス特典航空券
3万5千マイル ・日本⇔東南アジア往復エコノミークラス特典航空券
5万マイル ・日本-北米往復エコノミークラス特典航空券
5万5千マイル ・日本-ヨーロッパ往復エコノミークラス特典航空券
12万マイル ・日本-ヨーロッパ往復ファーストクラス特典航空券

 ざっと見て頂いてほとんどの区間で必要マイル数は同じであることがお分かりかと思います。また期間限定でこれより少ないマイル数で特典航空券に交換できるキャンペーンが行われることもあります。この種のキャンペーンは以前はJMBのみが行っていましたが、最近はAMCも追随しています。
 一点気を付けて頂きたいのは、特典航空券とは「いつでも好きな時に予約できる航空券」ではないということです。特典航空券の割当て座席数に制限があるため、有償航空券でなら空席があっても特典航空券だと予約が入らないこともしばしばです。特典航空券とは「空席のある便をうまく見つけて、自分の側のスケジュールを調整して利用する航空券」くらいに考えておくのが無難です。

[1] JAL必要マイル数 http://www.jal.co.jp/jalmile/hikikae/index.html
[2] ANA必要マイル数 http://www.ana.co.jp/amc/reference/tukau/
[3] おともdeマイル割引 http://www.jal.co.jp/dom/waribiki/mile.html
[4] いっしょにマイル割 http://www.ana.co.jp/dom/fare/guide/im.html

2. 就航路線と提携航空会社
2-1 国内線
 質問者さんお住まいの場所、特典航空券で行ってみたい場所の双方の最寄り空港に、JAL/ANA双方の就航があればJMB/AMCどちらでも好きに選べます。しかしJAL/ANAの片方しか就航がないとすると必然的に就航のある会社のプログラムを選ぶことになります。
 例えば青森県にお住まいの場合、青森空港・三沢空港ともJALしか就航がありません。この場合AMCでは貯めにくいですしマイルが貯まったとしても特典航空券を利用する際にまた不便が生じます。逆に例えば富山県ですと、富山空港にはANAしか就航がないので必然的にAMCに絞られてきます。
 行ってみたい場所の点では、JALの南西諸島離島路線に特典航空券での利用価値の高いもの(有償航空券では値段が高い)があり、敢えて言うならJMBが多少有利です。ANAのみ就航の離島路線もいくつかありますが(利尻、対馬、五島福江、大島、八丈島など)、いずれも短距離路線で有償航空券の値段はさほど高くないたけに、特典航空券のうま味は今一つです。
 これらの制約がないのならJMB/AMCどちらでも可ということになります。

2-2 国際線
 国際線においてはANAは後発でありネットワークの点でJALに一歩譲ります。自社便で行ける目的地の数はJALの方が豊富です。また成田発着ならANAでもさほどの遜色はないのですが、地方発着ではJALが使い易いのも事実です。国際線を利用する機会がある、あるいは国際線の特典航空券に引き換えてみたいということならJMBの方が有利です。
 一方で2-3で述べるように、提携他社利用も視野に入ってくるとなるとJMB/AMC互角か、場合によってはAMC有利とも言えます。国際線利用機会の多寡、およびその際の航空会社選択性向で判断頂ければと思います。

2-3 提携航空会社
 近年、世界の主要航空会社は「アライアンス」と呼ばれる提携グループを作り、運航における相互協力や燃料の共同購入などを行うようになっています。このアライアンス内では相互にマイルの加算や特典航空券の利用が可能です。
 ANAは「スターアライアンス」と呼ばれるグループに加盟しています。日本に乗り入れているスターアライアンス加盟会社にはエアカナダ、ニュージーランド航空、アシアナ航空、オーストリア航空、ルフトハンザドイツ航空、スカンジナビア航空、シンガポール航空、スイスインターナショナルエアラインズ、タイ国際航空、ユナイテッド航空があり、このほかに中国国際航空、上海航空、トルコ航空が加盟予定です。
 スターアライアンスは現時点で世界最大のアライアンスで、マイルを貯める機会もそれだけ多いということです。例えばルフトハンザ便に乗ってAMCにマイルを貯め、これをタイ国際航空便の特典航空券に交換するといったことも可能です。あるいはANA搭乗分をユナイテッド航空のマイレージプログラム"Mileage Plus"に加算し、ニュージーランド航空便の特典航空券に引き換えることもできます。ただし一度どれかのプログラムに加算したら後から他のプログラムにマイルを移行することはできませんし、1回のフライトを2以上のプログラムに重複して加算することもできません。プログラム間でマイルを合算して特典を申請することも不可です。

 JALは4月から「ワンワールド」と呼ばれるグループに加盟しました。ワンワールドで日本乗り入れのある会社にはアメリカン航空、ブリティッシュエアウェイズ、キャセイパシフィック航空、フィンエアー、カンタス航空があります。スターアライアンスに比べると会社数がやや少なく、特に東アジア・東南アジアのネットワークではスターアライアンスに水をあけられているのが泣き所です(スターアライアンスはANAを含めて4社+加盟準備中2社の6社、ワンワールドはJALとキャセイの2社)。グループ内においてマイルの加算や特典航空券の利用が相互に可能であること、加算後にプログラム間でマイルを移行したり1フライトを2以上のプログラムに重複して加算できないのはスターアライアンスの場合と同じです。
 日系会社(JAL/ANA)しか乗らないということであれば路線数の点でJMB有利ですが、提携他社便でも構わないということであれば一転して、路線網の豊富なスターアライアンス加盟のAMCが使い易くなってきます。

 それから1.で述べた「3年以内に1万マイルを貯める目処が立たないなら、海外の航空会社の有効期限の長いマイレージプログラムを検討」について説明いたします。
 上で挙げた航空会社のうち、スターアライアンス会社ではユナイテッド航空の"Mileage Plus"[5]とアシアナ航空の"Asiana Club"[6]、ワンワールド会社ではアメリカン航空の"AAdvantage"[7]とカンタス航空の"Qantas Frequent Flyer"[8]がマイルが無期限有効、または実質無期限有効です。ブリティッシュエアウェイズ"Executive Club"も実質無期限有効ですが加算条件が悪すぎるので候補から外します。
 「実質無期限」というのは「最終の加算または減算から○か月で失効」とする方式で、加算し続ければその都度期限が延長されるものです。Mileage Plusは最終の加算または減算から18か月有効、Asiana Clubは無期限有効、AAdvantageとQantas Frequent Flyerは最終の加算または減算から36か月有効です。日本在住の人でもJMBやAMCのマイルの有効期限の短さを嫌って、敢えてこれらの海外会社のプログラムで貯めている人も少なくありません。この場合JAL便の搭乗が多いならAAdvantageを、ANA便の搭乗が多いならMileage Plusを選べばよいでしょう。AAdvantage、Mileage Plusともに日本語Webサイトはよく整備されておりほとんどの用は日本語のみで足ります。
 「マイルは貯めてみたいが、3年で1万マイル貯められるか目処が立たない」という場合にはこれら有効期限の規定の緩いプログラムを代案としてお勧めしておきます。AAdvantageは2万マイルでJAL便の、Mileage Plusは1万5千マイルでANA便の、それぞれ日本国内往復の特典航空券に交換できます。

[5] http://www.unitedairlines.co.jp/jsp/ja/mileagepl …
[6] http://www.asiana.co.jp/
*メニューバーの「アシアナクラブ」をクリック
[7] http://www.americanairlines.jp/aadvantage/index. …
[8] http://www.qantas.com.au/international/jp/freque …

3. 搭乗以外でのマイル加算
 マイレージプログラムが始まった当初は飛行機の搭乗で貯めるのが基本でしたが、その後提携会社が増えたことにより搭乗以外でマイルを貯めることも一般化しています。中には飛行機にほとんど乗らずに特典航空券の獲得をめざす、いわゆる「陸マイラー」と呼ばれる人も少なくありません。

3-1 クレジットカード
 搭乗以外でマイルを貯める場合、その軸となるのはやはりクレジットカード利用でしょう。そしてクレジットカード利用で貯めるとなるとAMCに軍配が上がります。
●AMC
 ANAの提携カードであるANAカードは利用額1,000円に対しクレジットカード会社のポイントが1ポイント貯まります。このポイントは2年間有効で、「マイル移行手数料」(2,100円)を払ってマイルに移行することができます。(マイルに移行せずにクレジットカード会社のプレゼント制度の景品に引き換えても良い)
 1ポイントは10マイルに換算されますので、換算率は最終的に100円=1マイルです。マイル移行手数料は一度払えば年度のあいだ有効でその間何度マイルを移行しても構いません。クレジットカードの年会費は一般カードで2,100円です。
 またANAカードを持っているとANAグループ便搭乗時に区間マイルの10%がボーナスとして加算されます。(クレジット機能のない会員カード=AMCカードではこのボーナスはありません)
●JMB
 JALの提携カード「JALカード」の年会費は2,100円(普通カード)で、利用額200円ごとに1マイルが直接加算されます。これですとANAの半分ですが、有料の「ショッピングマイル・プレミアム」制度(年会費2,100円)に別途参加すると換算率が倍(利用額100円ごとに1マイル加算)になります。
 ANAと同様に、JALカードを持っているとJALグループ便搭乗時に区間マイルの10%(普通カードの場合)がボーナスとして加算されます。(クレジット機能のない会員カード=JMBカードではこのボーナスはありません)

 カード自体の年会費は2,100円で横並びで、JALではショッピングマイル・プレミアム年会費2,100円を払い、ANAではマイル移行手数料2,100円を払うことで、いずれも利用額100円=1マイルで換算されるので一見同じです。ところが年間にかかる費用という点では実はJALが不利です。
 ANAカードですと貯めたクレジットカード会社のポイントは2年間有効ですので、2年間はひたすらポイントとして貯め続け、3年目にマイル移行手数料を払ってポイントを片っ端からマイルに移行という方法が可能です(移行したマイルの有効期限は、移行時点から起算して翌々年の12月31日)。マイル移行手数料は3年に1回だけ払えばよいので、年間の平均費用は2,800円(年会費2,100円+移行手数料2,100円÷3)です。
 一方のJALカードでは、換算率を倍にするにはショッピングマイル・プレミアム年会費が毎年必要です。年間の平均費用は4,200円(カード年会費2,100円+ショッピングマイル・プレミアム年会費2,100円)となりANAより少し不利です。
 毎年もらえるボーナスマイルにも差があります。ANAカードもJALカードも毎年1,000マイル(一般カード、普通カード)のボーナスを用意しているのですが、その付与のタイミングはANAカードが「年会費支払時」、JALカードが「その年の最初の搭乗時」と異なります。ANAは飛行機に乗らなくても加算されますがJALは乗らないと加算されません。乗って貯めるならどちらでもよいのですが、乗らずに貯めるとなるとJALカードは不利です。

 AMCの場合はよほど特殊な状況を除いて素直にANAカードを作るのが有利ですが、JMBではクレジットカード利用のみで貯める場合、JALカードでなく他のカードを使った方が有利になることもあります。この場合JMBはクレジット機能のないJMBカードのみ作り、別途作ったクレジットカードのポイントをJMBカードのマイル口座に移行して使うことになります。
 NICOSカードはその種のクレジットカードの一つです[9]。NICOSカードの場合、ゴールドカードにすると換算率が上がり100万円の利用で最高16,000マイルが貯まります(NICOS一般カードだと最高12,000マイル)。NICOSゴールドカードの年会費は10,500円で、年間参加費3,150円と移行の都度の手数料1,050円が必要です。
 UCS entaカード[10,11]は1,000円=2ポイント=20マイルの換算です。クレジットカード年会費は無料、年間参加費5,250円、移行の都度の手数料1,050円です。またNICOSゴールドカードやUCS entaカードでは、JALカードですと付与される搭乗の都度のボーナス(10%)は出ませんし、毎年初回搭乗時のボーナス1,000マイルもありません。JALカードとどちらを作るかは搭乗とのバランスでお考えください。

 JALカードがANAカードに対して優位となる点は「JALカード家族プログラム」の存在です。生計を同一にする一親等以内の家族で、かつそれぞれがJALカード会員であれば、それぞれのマイルを合算して特典に交換することができます(この他にも条件がありますので詳細は[12]をご覧ください)。例えば5人家族であれば、3年間に貯まるマイルが一人当たり3,000マイルでも、5人合計で1万5千マイルになるので国内線往復の特典航空券に交換できることになります。AMCには現在のところこのような制度はありません。

[9] http://www.kanzen-creditcard.com/comparison/mile …
[10] http://www.ucscard.co.jp/enta/index.html
[11] http://www.get-mile.com/creditcard/jal_ucs.htm
[12] http://www.jalcard.co.jp/topics/k_program/index. …

3-2 電子マネー
 AMCはビットワレット(株)の電子マネー"Edy"と提携しており、ANAカードやAMCカードに、あるいはAMCアプリをダウンロードした「おサイフケータイ」に内蔵されたEdy機能で支払うと200円ごとに1マイルが加算されます[13]。またEdyへのチャージは現金からだけでなく、クレジットカードから行うこともできます[14,15]。すると「チャージしたことによるクレジットカードのポイント+Edyで払ったことによるマイル」が二重に貯まることになり非常に有利です。
 JMBですとJALカードのうちJR東日本と提携している「JALカードview Suica」にのみ電子マネー機能"Suica"が内蔵されていますが、現在のところSuica利用に対するマイル付与はありません。また特典の一つである「JAL IC利用クーポン」での支払いにもマイルの加算はありません。なおJALカードview Suicaから内蔵のSuicaにチャージすることは可能で、それに対するポイント(viewサンクスポイント)の付与もあります。

 またEdyは、コンビニエンスストアの店頭で公共料金や税金の支払にも使えます。これらの代行収納はEdy利用によるマイルの加算対象外ですが、その支払に用いるEdyがクレジットカードからチャージしたものであったなら、公共料金や税金を間接的にクレジットカード払いしたことと同じになります。つまりその分、クレジットカード会社のポイントが得られるというわけです。ただし最初からクレジットカード払いのできる公共料金(電力料金など)はこの方法を使わず、最初からクレジットカード払いにした方が手間が少なくて済みます(貰えるマイルは変わりません)。
 Suicaでの代行収納は今のところできません。買い物などにSuicaが使えるコンビニエンスストアはありますが、公共料金や税金の支払は現金に限られるため、この方法でマイルを獲得することはできません。電子マネーおよびその活用という点でもAMCが有利です。

[13] ANAマイレージクラブ Edyサービスのご案内 http://www.ana.co.jp/amc/reference/edy/
[14] http://www.edy.jp/edy_card/edy_card_02.html
[15] http://www.edy.jp/edy_card/edy_card_02_01.html

4. マイルを貯める極意
 マイルを貯める方法が多岐に亘るようになった今、「マイルを貯める極意」は星の数ほどあります。質問者さんの日常の生活スタイル、出費の内容と金額、ふだんよく利用する店などの詳細な情報があれば絞って回答することもできなくはないのですが、一般論として答えるとなるとそれこそ軽く書籍一冊の分量に達します。実際に以下のような本が商業ベースで出版されています。
「マイレージの超達人(JAL編)」「マイレージの超達人(ANA編)」 桜井雅英、USE
「マイレージ獲得(裏)術」 宝島社
「陸マイラーで行こう! らくらく貯まるマイレージ超入門」 おがわゆう、技術評論社
「ANAカード 地上最得活用術」 小学館
 よって質問者さんご自身で、以下のヒントを参考にご自分なりに「効率的な方法」を工夫頂ければと思います。

4-1 キャンペーンに忘れずに登録する
 JAL、ANAとも閑散期などを中心に「通常の倍のボーナスマイルを加算」「期間中に○回搭乗したら○千マイルを加算」といったキャンペーンを設定することが多いです。またこれらのキャンペーンはWebサイトからの登録を要するものが多くなっていますので、定期的にJALやANAのWebサイトにログインして、キャンペーンが行われていたら忘れずに登録するのはコツの一つと言えます。特に、通年で実施されているJMB「たび倶楽部」と、追随してAMCでも始めた「旅達」への登録は外せないでしょう。
 それ以外でもWebサイトで発表される情報を定期的に見ていれば、「お得に貯めるための秘訣」もおのずから分かってくると思います。

[16] http://www.jal.co.jp/jmb/tabi-club/guide.html
[17] http://www.ana.co.jp/amc/reference/travel/index. …

4-2 クレジットカードで貯める効率を高める
 クレジットカード利用で貯めるのに向くのはANAカードと申し上げましたが、100円で1マイルの換算率はもう少し上げることができます。その場合に効率重視で多少の手間は厭わないならANA VISAカードかANA Masterカード、手間は掛けたくない方にはANA JCBカードをお勧めします。
 ANA VISA/Masterカードでは、リボルビング払い「マイ・ペイすリボ」を利用して効率を上げる方法が有名です[18,19]。カードに「マイ・ペイすリボ」設定をするとポイント換算率が倍(1000円=2ポイント=20マイル)になります。ただし実際にリボルビング払いになってしまうと、余分な利息を払うことになるので全体では損です。この場合「支払額の追加」手続きを毎月行い、必ずその月で払い切ってしまって利息を回避する必要があります。その手続きをまめに行えるなら悪くない選択です。
 他方のANA JCBカードは年間50万円利用すると「スターβ」メンバーに認定され、翌年のポイント付与率が20%アップします[20]。また年間100万円以上で「スターα」メンバーとなりこちらは50%アップ、すなわち1000円で15マイルがもらえることになります。年間50万円または100万円以上の利用があり、かつ手間はかけたくない方にはこちらがお勧めです。
 JALカードには残念ながらこのような方法はありません。3-1で述べたようにNICOSゴールドカードやUCS entaカードを使う方法もありますがどうも中途半端です。

[18] 三井住友カード マイ・ペイすリボ http://www.smbc-card.com/mem/revo/mypace.jsp
[19] http://card.milefan.jp/archives/000343.php
[20] JCB STAR MEMBERS http://www.jcb.co.jp/campaign/starmembers.html

4-3 銀行
 ANAでマイルを貯めるなら、スルガ銀行が展開するインターネット上の無店舗支店「スルガ銀行ANA支店」[21]への口座開設は外せません。スルガ銀行自体はその名の通り静岡県東部に地盤を置く地方銀行ですが、入金・出金はセブン銀行などの提携ATMで行えるので他の場所にお住まいでも不便はないでしょう。
 スルガ銀行ANA支店で給与振込を利用すると50マイル、電話料金(固定・携帯)引落しで1件10マイル、クレジットカード引落しで1件5マイルなどが毎月貯まります。そのほか外貨預金でもマイルが加算されます。私はこれらの合計で毎月120~130マイルほど頂戴しています。ANA支店のキャッシュカード(「フィナンシャルパス」)には電子マネー"Edy"の機能もあり、こちらのEdyでの支払いにもマイルはちゃんと加算されます。
 みずほ銀行の「みずほマイレージクラブ」で貯めたポイントをANAのマイルに移行することもできますが、換算割合や最低移行単位を考えるとスルガ銀行の方が有利と言えます。

[21] スルガ銀行ANA支店 http://www.surugabank.co.jp/ana/

4-4 提携パートナー
 ANAが提携している特定の企業で商品の購入やサービスの利用を行いANAカードで支払うと、通常のマイル数と別にさらに100円あたり1マイルが加算されます(「ショッピングアルファ」[22])。日常で使う機会があるかは人によって異なると思いますが、例えばガソリンスタンド(新日石、出光)なら割とどなたにも利用機会があるのではないでしょうか。
 それ以外でも「○○を購入したら○マイル」「○○の利用で○マイル」といった形でマイルを出している企業は少なくありません。ただし全てをここに記すことはできないので、ご自身で[23]で確認頂ければと思います。提携開始・終了も頻繁なのでその意味でも[23]で最新情報をお確かめ下さい。
 JALも同様に提携パートナーがあります[24]。またその中の特約店でJALカードで支払うと通常の倍(ショッピングマイル・プレミアム参加なら100円=2マイル、不参加なら200円=2マイル)のマイルが加算されます[25]。普段よく利用するお店がJMB特約店であったりAMCショッピングアルファ対象店であったりするのなら、それもプログラム選びの材料に加えればよいでしょう。
 いずれにしても[23-25]などをじっくり見て、上手に買い物をするのはマイルを貯める秘訣の一つです。

[22] ショッピングアルファ http://www.ana.co.jp/amc/reference/tameru/alfa.h …
[23] ANA提携マイレージサービス http://www.ana.co.jp/amc/tameru/index.html
* 下の方の「旅で貯める」「暮らしで貯める」「ネットDEもマイル」をご覧ください。
[24] http://www.jal.co.jp/jmb/earn/life/
[25] http://www.jal.co.jp/jmb/earn/life/jalcard/

4-5 広告サイト
 広告メールの受信や資料請求、アンケートへの回答や提携サイトでの買い物などに対しポイントをくれるサイトがインターネット上にいくつかあります。例えばGポイント[26]やネットマイル[27]などがその例として挙げられます。広告メール受信や資料請求、アンケート回答だけなら費用発生なしにポイントが貯まります。ただし多くのポイントが貰えるのはやはり買い物などをした場合です。
 これ以外のサイトのポイントでも、何回かの変換を経て最終的にJMBやAMCのマイルに交換できるものもあります。ご興味があれば[28]で変換法を調べるとよいです。

[26] Gポイント http://www.gpoint.co.jp
[27] ネットマイル http://www.netmile.co.jp
[28] ポイント探検倶楽部 http://www.poitan.net/

【まとめ】
(1)JALマイレージバンクとANAマイレージクラブの間に大きな違いはありません。
(2)マイルの有効期限、特典交換に必要なマイル数はJALとANAとで横並びです。
(3)自社ネットワークの点ではJALが有利です。
(4)提携他社まで含めたネットワークではANAが有利です。
(5)クレジットカード利用で貯めるならANAが有利です。ただしJALには「JALカード家族プログラム」という独自の制度があり、使い方次第ではANAより有利になります。
(6)「マイルの貯め方の極意」はいくらでもあり、ここで全てを記すことは困難です。まずは貯め始めてみて、勝手が分かってきた時点でもう一度調べるなり質問するなりでいかがでしょうか。
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この回答へのお礼

親切・丁寧にありがとうございました。大変参考になりました。

お礼日時:2007/05/06 09:43

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