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帝国海軍では陸軍と違って大佐を「だいさ」、大尉を「だいい」と読んでいたという事ですが、どうして陸軍と海軍で違う読み方をしたのでしょうか?何か理由があったのでしょうか。

「大審院」は、大審院のあった当時は「だいしんいん」「たいしんいん」のどちらが正式な読みだったのでしょうか?
今ではどちらで読むかは好みの問題のようですが、私のPCでは「たいしんいん」では変換できませんでした。個人的には「たいしんいん」と読んでいます。

瑣末な質問で恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

 NO.1さんの海軍薩摩閥、代将の話、小生も聞いたことがあります。


 とにかく、陸軍と海軍が当初から別々の読み方で走り出したことは間違いないことと思います。
 昔の官職の「大尉」「大将」「征夷大将軍」、それに一般的な「大、中、小」の呼び方がからまりあっているように思います。
 大将は共通して「たいしょう」です。これについて、西郷さんの大将任官時の「大将」が階級としての大将なのか、元帥や昔の横綱のような名誉称号的な性格のものなのかも調べてみる必要があると思います。海軍の大将が出現したのは(弟の従道)は、隆盛より遥か後のことです。
 この件もうちょっと調べたかったんですが、時間切れということでとりあえずこの辺で・・・。
 呉音と漢音の使い分けのことについては、これといった法則性がないように思います。小生の感じでは「時代により差がある」、「仏教用語」では呉音優勢ということでしょうか。
 大のついた言葉は沢山あると思います。「だい」と「たい」のいずれが正しいかということは、ないんじゃないでしょうか。
 近衛府の長官の「大将」でも「たい」と「だい」の両方があるようです。
 最初に呼ばれていたものが正しい呼び方である、というものでもないと思います。
 言葉はどんどん変わって行きます。「その時代、時代の呼び方の主流が正解だ」というようなことだと思います(実績追認主義?笑)。
 現在進行中の国語カテゴリーの「四」の「し」と「よん」で2回小生が回答していますが、そのように思います。http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2958436.html
 大審院については、小生も「だい」派です。児島惟謙の頃はどう呼んでいたかわかりませんが、大正5年の新聞のルビは「だい」ですね。下のURLの二段目中頃に出ています。濁点がゴミのようにも見えますが、他の記事にもみなゴミがついていますので「だい」でしょう。
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/das/jsp/ja/ContentVi …
 大きな図書館で明治の新聞のルビを調べれば、当時の人の読み方の主流がわかると思います。
 今回退会されるとの事、さびしくなりますが仕方ありません。何といったって試験が大事ですからね。
 これまで、いい加減なヒマツブシの私見押し付け回答に丁寧なお礼をいただいてありがとう。
 再会を楽しみにしています。再見!!
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この回答へのお礼

>小生の感じでは「時代により差がある」、「仏教用語」では呉音優勢ということでしょうか。
そういうことなのですね。
私もどちらが正しいということはなく、両方正解だと思います。

大審院の関しては、ベテランの先生は「たいしんいん」、新進気鋭の教授は「だいしんいん」とたまたま読んでいたので、当時は「たいしんいん」と読んでいたのかと思いましたが新聞記事によると「だい」とルビがふられていたのですね。もちろん、法曹界・法学界では他の言葉と混同しないように慣例的な読みをしばしばしますから(例えば法曹の中には「蓋し・けだし」を「なぜなら」の意味で使う人も少なくないようが、国語的には完全に誤答のようですね)、法律関係者の読みが正解という事ではないというのはおっしゃる通りです。ただ、マスコミも独自の用語(民事と刑事をチャンポンして被告人を被告と言ったり、被疑者を容疑者と言ったり)を使いますし結構適当なようですから常に正しいのかは懐疑的ですが、下請けではなくて新聞記者自身がルビをふっていたのでしたら当時は「だいしんいん」と言っていた可能性が高いという事なのでしょうね。

>言葉はどんどん変わって行きます。「その時代、時代の呼び方の主流が正解だ」というようなことだと思います
おっしゃる通りだと思います。
現代において用いる場合に、当時の読み方に拘泥しすぎるのは逆に不自然だと私も思います。

oboeteGooさんにはとてもお世話になり、感謝の申し様もありません。大変勉強になりました。
歴史も学ぶ際においてもそうなのだろうと思いますが、学問というものは独習(本)と口授(講義やディベート)の両方の環境が揃わないとなかなか真に身につくものではないと常々思っています。そういう意味で無料でこのようなサイトが利用できて、多数の方に回答して頂けて大変幸いでした。改めて皆々様に感謝申し上げます。再登録の際にはまたいろいろとご教示を賜れると幸甚です。
今までどうもありがとうございました!

お礼日時:2007/05/09 17:31

前者に関して:


 ネット上にソースがない上、どこで読んだか忘れてしまったので話半分ですが、たしか草創期に海軍に於いて優勢だった薩摩系の発音が残ったため、という説明があった気がします(逆の例では「○○であります」という文法は長州方言で、これが陸軍に残った)。
 なお、「大将」は「だいしょう」と発音すると「代将」(大佐が臨時に将官の付くべき職責に着いたときに臨時になる階級)と混乱が生じるため「たいしょう」と発音します。
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この回答へのお礼

海軍で優先だった薩摩の言葉なのですね。

明治時代は薩長の天下ということで、言葉も大きな影響を受けていたのですね。

ありがとうございました!

お礼日時:2007/05/09 17:06

 大審院は、うーん、たしかにパソコンは「だいしんいん」でないと変換してくれませんね。

でも、私は学生の時「たいしんいん」と発音しておりましたが、先生方から注意を受けたことはありませんでしたねぇ。

 結局、どっちでもいいのでは・・・ f(^_^; 。


 帝国海軍と陸軍では階級の呼称が違っていたようですね。陸軍では「殿」を付けてましたが、海軍ではつけていなかったそうですし、敬礼の仕方も違いましたね。

 陸軍は、相手から掌が見えるような感じの敬礼したそうですが、海軍は見えないように、掌を下に向ける感じの敬礼をしたんだとか。

 さて、階級の肝心な読みの違いですが、どっちがどっちの読み方をしたのか思い出せないのです (^^; が、結局、「陸軍と同じ事はしたくない」ということを言わないための「後講釈」のようです。

 たまたま読んだ本には海軍が「殿」を付けないのは、同じ船にのって一蓮托生の意識からだとか、敬礼で掌を見せないのは、ロープをいじっていて汚くなっている掌を見せるのが失礼だとか・・・ 書いてありましたが、どこまで本当なのか、ねぇ。わかりません。

この回答への補足

zzz33301です。
この場を借りて良いものか分かりませんが、思うところがあって今週を以って教えてgooを退会する事としました。思うところといっても受験生が勉強に専念するというだけの事なんですが(笑)
皆さんにはいつも親切に接して下さり、大変勉強させて頂き感謝の申しようもございません。

「年賀状」の質問の#1さんの回答も、冷静に読み返すとかなりシニカルではありますが穏当な範囲内の内容で、むしろ私のお礼の方がひどい内容でした。
昨日はひどく疲れていたせいもありますが、回答の真意を読み解けず、冷静さを欠いてああいうお礼になってしまった点は残念です。
やはり、文章でのやり取りというのは、ニュアンスが伝わり辛いので難しいなぁと感じました。


受験が落ち着いたら来年あたりに、またお世話になる機会もあるかもしれません。その時はもっとマシなHNをつけたいと思います。
先日、山内昌之「歴史学の名著30」という新書を買いました。いつまでもド素人のレベルの低い質問ばかりではお恥ずかしいので、せめてこの30冊くらいは読んでから戻ってまいりたいと思います。
それでは今までどうもありがとうございました!

>fujic-1990様
補足欄をお借りしてすみませんでした。

補足日時:2007/05/08 02:35
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この回答へのお礼

>結局、どっちでもいいのでは・・・ f(^_^; 。
そうですね。法学者も人によってどちらも使われていますから、おっしゃる通りなのですが、当時は公にはどちらで呼ばれていたのか(「にほん」と「にっぽん」の違いのような)気になり質問させて頂きました。

>結局、「陸軍と同じ事はしたくない」ということを言わないための「後講釈」のようです。
そういうことなのですね。


ありがとうございました!

お礼日時:2007/05/08 00:58

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