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Mac(OSではなくハードウェアのほう)の製造元についてです。

現在のMacはデスクトップ、ノートタイプ共に他メーカーに外注していますが、
昔は全てappleの自社生産だったと知人に聞いて驚いています。

初代iMacから自社生産をやめて外注に切り換えたとの事ですが、
これは本当なのでしょうか?

他のPCメーカーは昔から外注が当たり前なのにMacは自社生産をしていたのは、
何らかの理由があったのではと思いますが、現在では外注になっています。

なぜappleは「Macの自社生産」をやめたのでしょうか?

 

A 回答 (4件)

1991年の初代PowerBookである100シリーズは、SONYのOEMです。

設計から製造までSONYが行っています。当時のコンパクト化技術では、Appleが要求するレベルは、SONY以外、Apple本体も含めて無理だったようです。
1997年のPowerBook 2400シリーズは、IBMのOEMです。日本国内で要望の高かったB5サイズノートを、当時のアップル日本の原田永幸社長が、本社を動かして実現させたものです。いまでも名機といわれているIBM ThinkPadシリーズの開発チームに、設計してもらったそうです。

Appleは自社生産にこだわったいたわけではなく、むしろAppleが要求するレベルの製品を製造するところが見つからないので、自社生産していたといったほうが、妥当ではないでしょうか。自社生産よりOEMのほうがいい結果が得られるなら、躊躇しなかった例が、いまあげたふたつの製品です。同スペックの製品なら、Appleブランドで値段を高くしても売れていましたし、100%OEMに転向せずとも、シンガポールやアイスランドのコークに製造拠点を移すなど、Appleはそれなりにコストダウンの方策はとっていたようです。
しかし、Appleブランドに営業部門が頼ってしまったために、Windows 95が普及する時期に、急激に財政が悪化し始めたのは事実で、身売り直前までいっていたのです。
Steve Jobsが復帰して、iMacを売り出して、財政を立て直したのは周知のとおりですが、経営面でいうと、iMacは、DELLの生産、販売方式を採用した機種でもあったのです。
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この回答へのお礼

>初代PowerBookである100シリーズは、SONYのOEMです。設計から製造までSONYが行っています。
>PowerBook 2400シリーズは、IBMのOEMです。

それは知りませんでした!昔の製品は全部apple製造かと思っていました。
上記製品が「SONY製とかIBM製に林檎のマークをつけただけ」ならすぐに分かったのかもしれませんが、他社製造にもかかわらずappleらしさを感じられる製品で全然分かりませんでした。

>Appleは自社生産にこだわっていたわけではなく、むしろAppleが要求するレベルの製品を製造するところが見つからないので、自社生産していたといったほうが、妥当ではないでしょうか。

たしかにappleが要求するレベルと言うのは相当高いですものね。
「レベルが達成できないのならこの程度でいいか」と諦めるのはappleとしては絶対に許せないことで、「他社が出来ないならapple自体が実現してやる!」という意気込みが自社生産という結果になっていたのかもしれません。

>iMacは、DELLの生産、販売方式を採用した機種でもあったのです。

DELLを単なるライバル会社としてではなく、良いところは積極的に見習っていこうと考えたのでしょうか。
iMacは結果的にappleを身売り直前状態から救った機種ですし、Mac全機種がインテル化して商品名が変更していく中で「iMac」の名は残ってますよね。

詳しいご説明を読みまして大変勉強になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/10 18:21

一時期互換機を販売した時が有りますが、その当時から汎用品を使用していてCPUのみが専用でした。


其れ以前は殆ど専用品のチップを使用していました。
この次期Appleの売り上げに寄与せずに大きな損害を被っています。
そしてすべてのプロダクトを見直し、iMACの登場でよみがえって来た訳。
現在のインテルMacの内部はPCと代わり有りません。
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この回答へのお礼

>現在のインテルMacの内部はPCと代わり有りません。

そうですよね。その関係でWindowsがインストール可能になったというメリットはありますが、Mac(apple)らしさは薄くなってしまったと思います。

しかし、互換機時代は既に汎用品を使っていたのは知りませんでした。
お恥ずかしい話、他社ブランドであってもMac OSを採用している以上は中身はapple製だと思っていました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/10 18:29

Appleはハード事業(と、すこしのソフト事業)から生活家電事業も含めた多角的経営を目指しています。

iTunesの大成功は記憶に新しいところです。このように様々なジャンルの商材を開発するには、有る意味「選択と集中」の原則が働き、より不必要なコストがカットされるのが宿命です。外注やオフショアは、基本的な経営判断です。

ドラスティックな革命は、インテルCPUを代表とする汎用パーツの採用でした。これにより、Macintoshに特化した特別なパーツの利用頻度は劇的に低下し、汎用品を実装することが可能となりました。これによりコストダウンが計られたのです。よりコストを下げるには、パーツが生産されている地域でPCを製造するのが一番安上がりだということを、多くの経営者・生産管理者は知っています。たまたまそれがアジア圏で、人件費が安かったことも幸運でした。
気がつくと、それはIBM-PCの製造法と全く同じだったので、わざわざ他地域に移設する必要もなかったのです。
PCパーツの多くは台湾で製造されています。それらはいずれも汎用品であり、Appleにとって企業秘密に繋がるパーツもありませんから、外注しても大きなリスクは無いと判断されたことも大きなポイントです。
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この回答へのお礼

コストダウンのためなんですね。
確かに自社製品専用のパーツとなると、どうしても高くなりますよね。

>Appleにとって企業秘密に繋がるパーツもありませんから、外注しても大きなリスクは無いと判断されたことも大きなポイントです。
このご説明を読んで「なるほど」と思いました。
何が何でも自社で、とこだわる意味がなくなったわけですね。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/06/10 17:49

こういうことは企業の経営戦略に起因することですね。


情報通の方もおいででしょうが、直接Appleへ聞いてみるのが一番。ただし答えてくれるかどうかは、保証の限りにあらず。
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この回答へのお礼

確かに直接聞くのが一番とは思いますが、普段公表している電話番号はサポート関連のみでapple直接の番号はありません。
仮に公表されていたとしても、わざわざ聞くのはなんとなく気が引けてしまいます・・・・

お礼日時:2007/06/10 17:45

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