
No.1ベストアンサー
- 回答日時:
「ず」のザリ活用はラ変型活用で、「伝聞・推定」の「なり」は終止形接続の他に、ラ変型活用語には連体形に接続するという性質があります。
従ってこの場合は伝聞なりが付いて「ではないそうだ」というような意味になります。「ざなり」の他にも「あなり」←「あるなり」、「ななり」←「なるなり」、のように同様に撥音便となっている例の下の「なり」は伝聞なりです。
なかなか鋭くお考えですが、あくまで実際にその語が使われている文脈に即して解釈することです。私はまだ見たことがありませんが、ひょっとしたらそのような使用例が無いとも限りません。
この回答へのお礼
お礼日時:2007/06/09 20:54
なるほど、ラ変と考えれば納得できました。
あと、撥音便のときの「なり」が「伝聞・推定」というのも初めて知りました。
今度から気をつけて古文を読みたいと思います。
どうもありがとうございました。
No.2
- 回答日時:
はじめまして。
ご質問:
<「ず」の連体形+「なり」なので「断定」の意味だと思うのですが、どうして「伝聞・推定」の意味になるのでしょうか?>
No.1で回答されているように、
断定の助動詞「なり」は名詞、動詞の連体形に接続します。
伝聞・推定の「なり」は動詞の終止形、ラ変動詞の連体形に接続します。
「ざなり」はもともと「ざるなり」が撥音便化して→「ざんなり」→「ざなり」と変化したものです。「ざなり」と書かれてあっても、読む時は「ざんなり」と読むことがあるのはそのためです。
従って、「ざなり」は断定とも、伝聞・推定ともどちらの意味も可能なのです。文脈により使い分ければいいのです。
以上ご参考までに。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています
おすすめ情報
このQ&Aを見た人がよく見るQ&A
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
古文の「ざなり」について
-
漏れ承る の意味を教えてくださ...
-
枕詞の意味とは……
-
これって同じ意味ですか?7 を ...
-
-2の二乗と(-2)の二乗の違いに...
-
-(マイナス)の以上と以下について
-
マイナスの数値どうしの対比
-
1-(-1)=2の理由を教えてくださ...
-
−3分のπって単位円のどこになる...
-
2マイナス2乗っていくつ?
-
コンピュータをCPと表すのは間...
-
理系のレポートで表などを作成...
-
目標値がマイナスの場合の達成...
-
計画達成率
-
AS400、メインフレームとは
-
達成率の計算方法 マイナス計画...
-
ー(X +1)二乗 これって二乗し...
-
卒論でかなり文字数をオーバー...
-
マイナス2の倍数 「マイナス2は...
-
マイナス-マイナスはなぜプラ...
おすすめ情報