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中国のほぼ中心部に、なぜ突如としてイスラムの民俗が集中して存在しているのでしょう。
政府による強制移住でしょうか。

真実を教えてください。

A 回答 (1件)

イスラム教のことを昔は回教と言っていたことはご存知でしょうか。


http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=146929
を参照下さい。

イスラム教は7世紀に成立しますが、8世紀にはいわゆる中国西域にまで伝播します。イスラム教勢力と中国勢力がこの地域の覇権を争って起こったのが750年のタラス河畔の戦いですが、これに中国側は負けております。その後の歴史の変遷によって西域は中国の支配下に入ったり、独立勢力となったりといろいろと変遷がありますが、この地域の住民は元来イスラム系が多いのです。

さて、ご質問の寧夏回族自治区ですが、この地は中国側から見ると西域の入り口にほど近い所ですし、オルドス(黄河が大きく曲がって長方形の3辺を流れている地域のことです)の一部でもあります。オルドスは北方騎馬民族の侵入が繰り返され中国の中央政権と争奪を繰り返したところでもあります。(だからこそ長城が築かれたのでもありますが・・)

という歴史的な経緯から、この地域が回族自治区であってなんの不思議もありませんし、イスラム教が回族の宗教という意味で回教と呼ばれていたことからもこの地域にイスラム民族(ご質問では民俗となっていますがこちらの変換間違いではないかと思います)が集中していても不思議でもありません。

なお、蛇足ながら、政策的な見地から国内少数民族を強制移住させたのは旧ソ連であって中国ではありません。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=146929
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